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感想・レビュー・書評
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ラマダン明けの休暇を利用し1週間かけてセウタからメリダまでフェリー+陸路で移動する8世紀イスラム侵攻体験をする道中で読んだ。受験世界史の解像度がマシマシになって面白い一方、私立は数学受験したので細かい知識が乏しい私は固有名詞についていけなくなるところはあった。日本という良くも悪くも宗教に肩入れしない(美味しいとこ取りする)文化圏で育ち、宗教間の争いから新たな戦争が始まろうとしている(始まっている)中東を目と鼻の先にするモロッコで暮らす身としては宗教なんてなくしてしまえと浅はかに思ってしまうこともあるし、イスラム教を象徴するイベントたるラマダンを経験する前はそれをなんだか怖いものだと思っていたけれど、実際には家族や友人との食事の時間を楽しむ正月の長い番のように感じたり、また、キリスト教のイースターと同様フトゥール(断食明けのご馳走)で上質な羊を食すと知ったばかりだったので、宗教間の違いではなく共通するところに着目したというモサラベ的考え方は素晴らしいなと思った。いつの時代も国家・民族間の領土争いや経済的諍いは絶えないけれど、2030年にはこの本の主要な舞台となったスペイン・ポルトガル・モロッコでワールドカップが共催される予定であり、地続き或いはこの大海原で繋がる地球の隣人同士、上手く共存できないものかと2025年に思う。
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アンダルシアとあったので、イスラムがスペインを占領していたアル=アンダルス、特にナスル朝のことが書いてあるかと期待して読みはじめました。残念ながら、ヨーロッパ側からの記述のみでしたが(その分、★は-1ですが)、アンダルシアの歴史を一括して理解するには、とても良い読み物でした。
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