- booklista (2003年11月20日発売)
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・谷川俊太郎による恋愛詩
谷川俊太郎はスイミーとかのイメージが強く、こんなに甘く切なく恋愛詩を書いていたのか、しかも2018年という相当お歳を召してから....と言うところに驚きがあった。
確かに「ほんとうに出会ったものに別れはこない」という一節は素晴らしいが、それよりも売り文句の「わずか24行の中に一瞬と永遠が交差する」がより詩的だなと感じますね。詩の本質がそれかもしれない。
谷川俊太郎氏はもちろんのこと、挿絵から売り文句までセンスを感じる1冊。
一番好きだった一節は、
やがてふろふき大根が好きなことを知り
でした -
淡い色で描かれている。そこには、心地よい微風が吹いている。
友達を想う人がいて、友達に呼びかける。
孤独と共感の中にある。
右手にタバコ、左手に白いワインのグラス。ふーむ。大人なんだ。
ふろふき大根が好きって、随分食通のような気がする。
大根に染みた味が、わかる人なんですね。
さらに、2次方程式が解けない。そうか、中学の時にサボったのだ。
とにかく、二人は友達になったようだ。
愚痴をこぼし、自慢話をする関係である。
私には娘がいて、あなたには夫がいる。
そして、あなたは、死んでいるようだ。
それでも、二人は、友人同志なのだ。
ちょっと、時系列が分かりにくいが、友達であることは、
わかるが、友達と錯覚しているだけかもしれないなぁ。
友達がいないと、寂しいからね。 -
心に染み入る
田中渉のイラストが寄り添っていく -
心に響く一言一言。
-
関係性が分からなかった。
私は未熟なんだな〜。
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