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Amazon.co.jp ・電子書籍 (235ページ)
感想・レビュー・書評
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妻が買っていた本だが、2018年上半期の直木賞候補作だったと知って読んでみた。恋愛小説という苦手分野で構えていたが、甘ったるい話ではなく、現代的でどこか醒めた感じが悪くない。視点が変わりながら進む連作短編の形式で、個人的には海斗の視点が同じ男性であることもあって理解し易い(同じ男性でも宮澤は分からないが、人間的には海斗よりも宮澤の方が自分に近いかもとは思う)。本質的にいい奴だよね、海斗は。介護士の待遇は知識として聞いている範囲を出ないけど、それも物語の基調を支える重要なファクターなんだろうな。
Amazon内容紹介
大切な人を、帰るべき場所を、私たちはいつも見失う――。読むほどに打ちのめされる! 忘れられない恋愛小説
富士山を望む町で介護士として働く日奈と海斗。老人の世話をし、ショッピングモールだけが息抜きの日奈の生活に、ある時、東京に住む宮澤が庭の草を刈りに、通ってくるようになる。生まれ育った町以外に思いを馳せるようになる日奈。一方、海斗は、日奈への思いを断ち切れぬまま、同僚と関係を深め、家族を支えるためにこの町に縛りつけられるが……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
樹海の近くの町で介護士として働く男女とその周りの話。
上記の舞台と立場上、「死」が身近にある人たちの話。
そのためか、感情に身を任せた行動を取り悩みや問題に直面している割には、どことなく登場人物たちに達観している雰囲気が漂う。
現代の日本の地方の町っぽい空気(自分の主観ですが)。今の時代が上手く描写されている印象。
著者プロフィール
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