- KADOKAWA (2018年3月25日発売)
本棚登録 : 19人
感想 : 2件
サイトに貼り付ける
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・電子書籍 (200ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
タイトルそのまま日本における稲の歴史を書いた本。縄文と弥生の比率が多く、近代のことはほとんど出てこない。単純に期間の長さで考えたらこの配分は適切かもしれない。品種の観点で言っても、この本が注目するのは熱帯ジャポニカと温帯ジャポニカのどちらであるかなので、とても大きな括りである。ルーツを知りたい人向けの本だ。
縄文時代にも稲作はあったというが、それは現代の稲作に直結するものではない。主な違いは2点。品種と栽培方法である。現在は温帯ジャポニカを水田で作っているのに対し、縄文時代は熱帯ジャポニカを畑で作っていた。そして弥生時代でスパッと切り替えられたのではなく、少しずつ入れ替わっていたというのが正しそうだ。著者はこれを遺伝子を調べることで解き明かしていく。
一般的に「伝統」と言われる事柄であっても、実はそれほど古いものではないことがある。どうやら稲作においてもそれは同じらしい。水田が支配的になったのは直近500年くらいのことだし、我々がイメージする稲作の方式は100年の歴史も無い。文化は変化するのがデフォルトと考えたほうが良いのだろう。
全2件中 1 - 2件を表示
著者プロフィール
佐藤洋一郎の作品
