- KADOKAWA (2018年3月25日発売)
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感想・レビュー・書評
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女と住まいがテーマなんだとか。知らない間に誤解されていたり、何かが気に障っていたり、自分ではどうしようもないことでなされる嫌がらせってどうやったら止められるのか? その人の視界に入らないようにするしかないのか。
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私の読んだ本は、電子書籍無くて、平成30年3月25日 初版発行の文庫本である。
久しぶりの新津きよみ氏のホラー小説である。
「女友達」や「夫以外」を読んでから、ご無沙汰していた。
表紙の ベッドに横たわるTシャツの女性のなんとも言えない不気味な目つきに、少し怖い感があった。
6話からなる短編集であり、読み進むのに、サクサクと読める。
「シェアメイト」幼友達との約束を守って、大人になり、一緒に住むことをして、部屋をシェアすることになった2人。
海外旅行へも2人で行ったけど、仕事上 1日早く帰国した美砂は、その後 友の美香の行方不明になってしまったのだが、いつでも帰って来ても良いように、3年過ぎても、その住まいに住んで居た・・・・
最後の友人美香のパスポートが、・・・・美砂が、間違えて、土産の袋に紛れ込んだものを持ち帰っていたのだ。
其の後美香が、どうなったのか???と、思わずにいられなかった。
「おばあちゃんの家」も、相続の問題が、ネックになっている。
良いと思ってしても、再婚者、そして、それも財産目当ての詐欺師だったら・・・・現実味のある話である。
「魔取り」は、「間取り」と、引っかけた言葉の様だけど、・・・・じぶんの都合が悪くなると、庭に埋めるものが、増えて来るのが、・・・・
人を簡単に消滅していく怖さ。
「我を忘れる」特殊能力と、言っていいのか?・・・
亡くなった人のオーラが、わかる人が居ると聞く。
この小説でも、同様に見えるのだろうか?と、思いながら、読み進む。
殺されたのに、わからないもどかしさの若い女性。
そしてそれに協力をしてあげたのだが、・・・息子からの告白の内容が、・・・・特殊な物が見えるのに、これからの人生を、加害者の親として、どう過ごして行くのだろう。
「食べごろし」これも「食べごろ」の言葉の綾を狙った題である。
メロン好きだったのに、、、、学生時代の教授のパワハラで、メロンが最悪の物となってしまった話や実家の母の介護問題、そして自分の住むアパートでの立てこもり事件・・・・と、次々に話が展開していく。
「楽園」都心から田舎住まいへと、・・・雑踏の中、自然あふれる環境に一時期は、あこがれるけれど、やはり、問題も生じる。
妬み心も怖い。
久しぶりのホラー小説だったけど、読みごたえがあった。
著者プロフィール
新津きよみの作品
