怪奇探偵リジー&クリスタル (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA (2018年3月25日発売)
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  • 1938年のロサンゼルスを舞台にした、異色のミステリー作品です。主人公は、私立探偵エリザベス・コルトとその助手、少女クリスタルの二人。彼女たちは、それぞれ独自の“特殊な身体”を持ち、その特性を生かして様々な怪事件に挑みます。

    本作の魅力は、何と言ってもその独特な世界観にあります。1930年代のハリウッドを舞台に、パルプマガジンやSF映画へのオマージュがふんだんに盛り込まれており、当時の文化や流行に詳しい読者にとっては、ニヤリとできる要素が満載です。こうしたマニアックな薀蓄は、一見すると敬遠する読者を増やす要素にも思えますが、むしろそれが物語に厚みを与えることに一役買っているという点は、他では味わえません。

    また、単に奇妙な事件を羅列しているだけでなく、登場人物たちの個性的な魅力もポイント。不老不死の体を持つリジーと、透明人間であるクリスタルの対比、当時のハリウッドスターや作家など、実在の人物が多数登場し、メタ的な要素もふんだんに散りばめられています。これらの要素が絡み合い、本作の物語には独特の味わいがあるのです。

    本作は、娯楽小説としての完成度が高く、パルプマガジンやSFの知識がなくても楽しめます。私は、軽快なテンポで進行する物語にどっぷりつかり、気がついたら一気に読み終えてしまいました。

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