祈りのカルテ (角川書店単行本) [Kindle]

  • KADOKAWA (2018年3月29日発売)
3.68
  • (4)
  • (7)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 55
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 研修医くんの研修先、ひとつの科で一章ずつの連続短編集。それぞれに事件が起こるけど、全てがいい終わり方。
    事件の起こり方も解決も結末も出来過ぎだけど、それが知念さんの作品の魅力。静かで暖かい気持ちになりたいときに読みたくなる作家さんです。

  • 研修医がいろんな科を経験して成長していく連作短編集。多量の睡眠薬を飲んで救急で運ばれてくる患者の奥に潜むメッセージに気づいた精神科。外科の手術を拒否する老人の意図は?自分で火傷をおった意味が分かった皮膚科。子どもの行動に願いを見つけた小児科。最後の循環器内科はせつなかった。表に出る行動とほぼ真逆な内に秘めたる思い。知念さん初読み。とても読みやすかった。

  • 諏訪野先生って前に出てきたよね?
    繋がってる!
    医療謎解き、面白い。

    諏訪野良太 循環器内科 研修医 女優 移植

  • 医療もので久々のヒットかも!

    他の作品も読んでみたいし、シリーズ化してほしい。

  • これ超面白い!
    久々にお初の作品でクリーンヒット。
    病院という環境で、研修医が患者を治すというプロセスにおいて、病氣、怪我の治療だけでなく、その裏にある問題を導き出して合わせて治療?する。

    患者たちが行う事は、悪いことではないんだけど、その真の理由がわからないと、表面上のとこだけで判断して、突き放すだけで本当の意味での完治はしない。
    そんな裏にある理由を突き止めるという流れは医者ではなく、刑事や探偵たちの様。

    医者としての諏訪野くんの今後もストーリーになるだろうなぁ。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

知念実希人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×