もし部下が発達障害だったら [Kindle]

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018年3月25日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 発達障害の有病率はASDで1%、ADHDで2.5〜3.4%と言われているのだそうです。

    かく言う僕も、幼い頃から異常に忘れ物や失くし物が多く、おそらくですが、生まれつき不注意性や衝動性が強い傾向として出てしまう特性があるので、まぁ何らかの対策をとりながらうまく生きて行くしかありません。

    一般的な発達障害の傾向としては、例えば空気が読めずに取引先に失礼な態度を取ったり、報告、連絡、相談が上手いタイミングで出来なかったり、約束を忘れたり、電話対応が苦手だったり、正義感が強過ぎて曲がったことが大嫌いという特徴があるそうです。

    そんな特徴に対して、本人や上司がどう対処すれば良いかというのが問題なのですが、特効薬的な解決策なんてないので結局、どんな問題に対しても地道に粘り強く対話をする努力が重要なんだろうというごく当たり前の結論に至ります。

    さて、振り返って自分の特徴の事を思えば、誰かにどれだけ注意されても、忘れ物や失く物をしてしまうクセは、どうしたって治らないと言うことは経験的に理解できるので、願わくばそれぞれの困った特徴を自分はもちろん、周囲の人達も十分に理解して貰った上で、その人の特性を含めて環境として対処して行くことがベストなんだろうと思います。

  • 発達障害の傾向がある部下を上司としてどう理解し、適切に支援しながら組織の生産性を高めるかを解説した本。

    発達障害を正しく理解して、「得意を生かす環境づくり」を目指す。

  • ASDの特徴がある人
    ●向いている業務
    ・手順ややり方、見通しが明確な業務
    ・一点集中して行える業務
    ・細かな点に気づけることが生かせる業務
    ・データや数字の正確性を求められる業務
    ・本人の興味や関心にのっとった業務
    ・成果物の良し悪しが客観的にはっきりしている業務
    ・反復的な地道な業務
    ●不向きな業務・継続的・発展的な対人関係の構築が必要な業務
    ・電話対応など聴覚刺激を補う手段がない業務(視覚優位の場合)
    ・マルチタスク(複数並行処理)業務
    ・他企業や他部署、他者との調整が必要な業務
    ・作業環境や業務内容に変化が激しい業務
    ・新奇的な発想を必要とする業務・締め切り厳守の業務

    うまくいく方法を見つけるひとつのヒントは、「うまくいっていた時のこと」に着目することです。「この時は問題なくやれていた」と思う時の仕事の内容や、やり方、サポート、上司とのコミュニケーションの方法などを思い出してみると、何があればうまくいくのかにたどり着く大きなヒントになる可能性があります。

  • 「普通」は人によって全然違う。
    私の普通は、相手にとっての普通じゃないし、相手にとっての普通は私にとっての普通じゃない。
    そもそも、世間一般の普通とは…
    だからこそ、ひとりひとりの特徴や、抱えてる想いに向き合って接することが必要ということに改めて気づかせれた。
    同僚への接し方に悩んでいた数年前に、この本に出会っていれば…思って仕方ない1冊。

    今後、もしかしたら…と思うことがあったら、本書を大いに参考にしたい。
    出来ないことを出来るようにするよう指導するのではく、出来ることに目を向けて一緒に取り組んでいけるようにしたい。

    @audible

  • 発達障害の人や特徴を持つ人とどう接するべきなのか少し理解できた

  • 発達障がいはスペクトラムであり、明確な基準はない。個々の特性に合わせて力を伸ばしていく•••通常の部下と同じと感じた。配慮はしつつ、力を伸ばす。

  • 少し発達障害の傾向が見られたからといって、この人はきっとそうだと決めつけてはいけない。まして、他者と陰口のように話題にするのは慎もう。

  • こんな人向け
    ・「何度伝えてもうまくいかない」「他人が伝えたこと/本人の言葉/本人の行動がチグハグでどうすれば良いか分からない」などの悩みを抱えている
    ・発達障害が業務の中で具体的にどう影響が出てくるのか気になる

    所感
    ・発達障害によるメカニズムについても触れつつ具体的なアクションなどにフォーカスされているので読みやすい、今後に活かしやすい
    ・つい忘れがちになる「相手の得意を活かす」「うまく行く時に着目する」を意識していきたい
    ・「そっか産業医に相談する手が〜!!」ともなった。マネージャー自身が詰まった時のNAに繋がりやすい

  • 私は自分のことを発達障害なのではないかと思うことがよくあり、医者に診てもらったら正常と診断されてしまうのだろうが、人と目をあわせたり空気を読むのが苦手なASD的な特性と、不注意で落ち着きがないADHD的な特性があるが長年の社会生活でこういった面は表面には出なくなってきた。
    なので部下の立場で読んでみたのだが、この本はタイトルにあるように上司の立場で発達障害の部下ができたらどういう行動をとればよいかということが書かれていたが部下ならばどうすればいいかということも書かれていて参考になった。
    そして、上司として考えるのは、部下に発達障害があろうがなかろうが、接し方は同じで、相手にあわせて指導方法を変えていき、自らも学んでいくことに尽きるのだろうなと思った。

  • とっかかりとしてよい。スペクトラムと言われるくらいだから、診断がされなくとも環境によって困ることは多々ある。
    これについて、合理的な配慮をしましょう、という気づきと、配慮の仕方にヒントを与える。
    ただ、事例を挙げての具体的な対処については少しふんわりした部分がある。個人情報の観点もあるだろうが、事例と対策、その結果をより具体的に書いて欲しい気持ちはある。
    とは言え、入門用の本としては踏み込みすぎるだろうというのはその通りなので、ここをきっかけとして他の本に手をつけてゆくのは良いだろう。
    なお、本人と上司それぞれに向けての構成になってるのはとてもよい。表現にも配慮がなされており、思いやりのある本であった。

  • 対応の仕方を考えねばだな...

  • 部下が発達障害だったときにどう対応するかを書いた一冊。

    管理職や発達障害の当事者だけではなく、同僚や友人に発達障害の人がいる人には参考になるものが多いかと。

  • 発達障害の同僚を理解するために。

  • ■書名

    書名:もし部下が発達障害だったら
    著者:佐藤 恵美 (著)

    ■概要

    昨今「発達障害」という言葉がより身近なものとなっています。
    芸能人がカミングアウトしたり、メディアで取り上げられたりして、
    多くの人に知られるようになりました。
    しかし、注目度が上がった結果、レッテル張りが横行し、偏見を助長
    することにもなりかねません。

    発達障害の有病率はその一種であるASDで100人に1人、ADHDで30人に
    1人程度と言われています。
    診断されていない人や疑いのあるグレーな人も含めれば、決して稀で
    はない相当数の存在だと言えます。
    発達障害の特徴がある人への対応はもはや特別な配慮ではありません。
    とくに、人間関係が大きく結果を左右する職場において発達障害への
    理解・対応は今後ますます「当たり前のマネジメント手法」となるでしょう。

    本書は専門的な解説と具体的な事例を交えて、発達障害を適切に理解
    し対応できる内容となっています。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    なんだろう?違和感がある本です。
    結局、あいまいな回答の連続であり、臨機応変に頑張りましょう。
    環境が整っていればよかったですね、整っていないのであればあきらめて自分で
    頑張りましょうね、というような内容です。

    要は運に左右されるという事実をあいまいにしたまま、この本にぴったり
    当てはまる人のみ有用な本という感じです。
    発達障害も、当然ながら人により、何が出来ないかも人によるので、こういう
    結論になるのは至極当然なのですが、それでももう少し書きようがあった気がします。

    なんというか、自分で問題を定義しておきながら、至る所でその答えを放っておいて
    次に行くという感じが見受けられます。

    なので、読んでいて「うん?結局何がいいたいの?何をしたらいいの?無い場合には
    どうするの?」という感じになります。

    発達障害というものを知るには参考になる本かもしれないですが、発達障害の社会人と
    対峙する場合には、あまり役に立たない本だと感じました。

    ■気になった点

    ・昨今、「大人の発達障害」という言い方がよくされますが、それはあたかも大人
     になってから発現した障害であるかのように聞こえてしまうかもしれません。
     しかし、前述のように、発達障害は生まれつきのものですから、大人になってから
     障害が生じるということはなく、「発達障害を持った人が成人に達した」という意味
     です。

    ・いずれにしても「発達障害である」と白か黒か診断するのは容易ではないということ
     なぜなら、白と黒が隣り合わせにあるわけではなく、特徴傾向はあるけれども、白と
     も黒とも言い切れないグレーという場合もあるからです。

    ・このグレーゾーンの人たちの中には、学生時代までは、何とかやれてきたけれども、
     仕事に就いてから、業務や人間関係がうまくいかず、仕事が長続きしないなどの好まし
     くない状況が続いているという場合があります

    ・発達障害の理解のポイントのひとつは、同じ人であっても、環境によってその特徴が
    色濃く出る場合もあるし、それほど目立たず、問題とならないことがある、ということ
    です

    ・自分を認める気持ち(自己肯定感)が、常に感じる他者への違和感や、他者から受け
    入れられない、誤解されてしまう経験を繰り返すうちに、次第に「自分は他人とは違う
    」「他人には受け入れられない」「自分はダメな人間だ」「努力しない自分は怠け者な
    んだ」という大きな自己否定感を心の底に抱えるようになってしまいます。 そうした自
    己否定感は、他者に対する劣等感となり、それが過剰な防御態勢にもなってしまいます

    ・職場で心証を大きく悪くする要因が、「できるのにやらない」「わざとやっている」
    「嘘をついている」と誤解されてしまうことです。通常の感覚だと「Aができる人なら、
    Bをできないわけがない」と思うことが、発達障害の特徴がある人には難しい場合があり
    ます

    ・ルールや前例というモノサシを使って思考するという特徴 があるということなのです。
    このような特徴を持っていると、 決まっていた事柄や手順が急に変更になったりする
    と、大変狼狽してストレスに感じますし、決まったことが頻繁に変更される職場や曖昧
    な言い方をする人などに対して、ネガティブな感情を抱いてしまう ことになります

    ・たとえて言うなら、あんばいがわからないということは、0か100の目の粗いモノ
    サシしか持っていないという感じです

    ・曖昧な物事の把握が苦手ですから、連続性のある状態を区切って「キリ」をつけるこ
    ともうまくできません

    ・関心事が狭くて深い   自分の興味があることに対して、非常に熱心に打ち込みます。
    特に狭い領域を掘り下げて知識や情報を得たり、物を収集したりするなど、長い時間を
    かけて没頭します

    ・また、約束の時間に間に合うように身支度をしなければならないような場合、一般的
    には到着時間から必要な時間を逆算して身支度を開始する必要があります。何らかの理由
    で想定より遅れれば、途中で身支度を意識的に急ぐという対応をとる必要も出てきます。
    しかし、発達障害の特徴を持つ人は逆算をして身支度に費やせる時間感覚を持つことが
    難しく、また、途中で巻き返すために身支度の速度を変える、というような行動の転換
    がなかなかできないために、約束時間は分かっているのだけれども遅刻してしまうという
    ことが起こります

    ・「もっと場の状況を読め」とか「相手に失礼のないようにしろ」という言い方で注意
    しても、なかなか功を奏しません。場の状況を推し量ることや、失礼のないこととは
    具体的にどういうことなのか、相手の立場に立って想像することが難しいからです

    ・できるだけ「やってはいけないひとつの型」として教えていく方法が基本となります。
    「取引先にはこのように挨拶しなさい」と具体的にやってみせることや、「打ち合わせ
    や会議中にはスマホは一切取り出さないでください」「先輩が荷物を運んだ時には必ず自
    分も手伝ってください」など、何をどうすればいいのか、何をしてはいけないのかを明
    確に示します

    ・発達障害の特徴を持つ人は、自分自身の特徴について的確に理解することがとても大
    事です。「自分はこういうことにこだわる傾向がある」とか「聞き取ることが苦手だ」
    などを知っていることによって、いたずらに自分を責めたり、防衛的な気持ちから周囲
    に攻撃的・他罰的になったりすることなく、自分が最もうまく働ける方法を工夫したり
    調整したりする方法を見つけていける出発点になるからです。 しかし、全く自分に発達
    障害を疑ったことのない人が、自分の特徴に気がつくことはそう簡単ではありません。自
    分自身だけでは言動を客観的に観ることが難しいこともありますので、安心して自分を語
    ることができ、自分に向き合っていくことをサポートしてくれる支援者を確保してほしい
    と思います

    ・ある人がこう言いました。「苦手なんじゃなくて、できないんです」と。周囲は「なぜ
    努力しないんだ」と思ってしまうのですが、それが彼らの本音なのだと思います。だから
    こそ、本人は誤解されてばかりだし周囲は疲弊してしまう。これを変えていくには、ぜひ
    こうした新しい発想のマネジメントを実践していくことが必要だと思います

  • 新しい職場には、おそらく発達障害だな……と感じる人がいる。人から間違いを指摘されると自分を完全に否定して侮辱されたと思い感情的になってしまったり、いくつかあるタスクを整理してこなすことができなかったり、マスターしてるわけではない作業に自己流を入れてぐちゃぐちゃにしてしまったりする。同僚同士の会話にうまく入っていくことができなくて、無理矢理一方的に自分の知識を押し付けてくる。その人が話に入ってくると、その人の話を会話に参加してる全員が聞き続ける形になってしまう。内容も妙に自虐的でネガティブで、自分の身内を必要以上に下げる。足音や動作の音が大きく乱暴。イヤゲモノを持ってくる……等々。すごくいい人だし、嫌いなわけではないんだけど、その場にいるとちょっと怖いなと感じてピリピリしてしまう。
    わたしは発達障害という状態があることをもともと知っていたし、前の職場でもおそらくそうなんだろうなという方に触れる機会もあったので、なんとなく相手の地雷に触れることもなく過ごすことができていたのだけど、今回意外に発達障害について知ってる方がいないということを知った。
    その名前や状態さえも認識にないので、みんな平気でその方の地雷を踏み抜いていくのだ。
    ただ、ふつうの職場において特定の誰かを「この人発達障害です!」と言ってしまうことはハラスメントになってしまうためできない。
    さりげなく、その方をサポートしたり周りに一緒に気持ちよく過ごせる方法を伝えられたらなあと思う。

    1番シチュエーションに合ってる本はこれかなと思い、読んでみた。かなり基礎的な発達障害の特徴とそれに対する職場でのサポートについて詳説してあった。ただ一方で、その人に合っていない職務を周りが心を砕いてそのまま続けさせることに意味はあるのだろうかと感じた。
    それぞれに得意な作業や仕事を割り振って行わせる業務移行が必要なのではないだろうか。
    この本の末尾には、職場として本人にどんなアプローチができるかがまとめられている。発達障害そのものというよりかは、二次的に生じるうつ症状などを発端に該当の方が発達障害だと判明するケースも多いと知り、色々な方法があるのだなと参考になった。
    自分にはできないことなので、何かしらの形でアプローチできればなあと思いつつ、わたしがそこまでやってあげる必要はあるのだろうか。いずれにせよ業務に多少は支障があるのだから何かしらの働きかけができたらいいなと思う。

  • タイトル通りの気がかりがあり読んでみた。
    当てはまる部分もあるし、反面苦手とされていることでできてきることもあり、違うのかもしれない。
    (私自身も当てはまる点多い)
    産業医に上司が相談するという手もあるようなので聞いてみるか。

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