ラオスにいったい何があるというんですか? (文春文庫) [Kindle]

  • 文藝春秋 (2018年4月10日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • (2016/3/24)
    執筆のために世界各地を旅行する村上春樹さんの紀行文集。
    読んでいて少しは旅に出た気分になるから楽しい。
    同じランナーとしてボストンマラソンの下りはやはり羨ましい。
    そういえば前の会社の先輩もボストンマラソンは素晴らしかったと言ってたな。
    いつかは走ってみたい。
    ギリシャやらアイスランドやらノルウエーやら、行ってみたいなぁ。
    ラオス?本のタイトルではないが何があるんだろう、という感じ。
    春樹さんの文章を読んでも行きたくならない(笑)
    この紀行文の中で唯一行ったことがあるのは熊本。中学の修学旅行と出張帰り。
    でも知らないことばかり。正味2日じゃね。ここでもランニング。熊本城の周りを走る。いいなあ。

    人生やりたいことはたくさんある。
    自分にその欲があるのはありがたい。

    チャールズ河畔の小径―ボストン1
    緑の苔と温泉のあるところ―アイスランド
    おいしいものが食べたい―オレゴン州ポートランド・メイン州ポートランド
    懐かしいふたつの島で―ミコノス島・スペッツェス島
    もしタイムマシーンがあったなら―ニューヨークのジャズ・クラブ
    シベリウスとカウリスマキを訪ねて―フィンランド
    大いなるメコン川の畔で―ルアンプラバン(ラオス)
    野球と鯨とドーナッツ―ボストン2
    白い道と赤いワイン―トスカナ(イタリア)
    漱石からくまモンまで―熊本県(日本

  • 村上さんの旅行記はとても好きで、本書で再び訪れているギリシアのミコノス島での生活のようすは『遠い太鼓』で何度も何度も繰り返し読んだので非常に懐かしかった。

    ギリシア人特有の(ゾルバ系)メンタリティを魅力的に面白おかしく描くその描写はとても好き。

    その他の旅行記も村上さん独特の楽しい語り口でとても良い。

  • 久しぶりに海外旅行をしたいな、と思い
    でもどこに行きたいのかいまいち分からなくなり
    この本を手に取りました。
    とてもよかった!大きな事件があるわけでもないし
    旅行先での過ごし方も私とはきっと全く違うけど
    旅とは何か、を教えてもらった
    行きたいところが増えた。どこに行くかってそんな重要じゃないんじゃないか、と思いました。だいすき!

  • この本は村上春樹の紀行文集の一つ、タイトルにもなっているラオス訪問のほか、著者が昔住んでいたボストンとその再訪記、東西のポートランドで美食を楽しんだ話、ニューヨークのジャズクラブ巡りの話(とタイムマシンがあったら、という話)、ギリシャのミコノス島&スペッツェス島、アイスランドの美しい大地の話、フィンランドでの静かな一夏の話、イタリア・トスカーナを頻繁に訪れていた時の話、地震の前後含め熊本を訪れた話が含まれています。

    それぞれ旅情に溢れていて、「ああ、行って見てみたいな」と思わせます。小説ではちょっと斜に構えてて鬱陶しい文体も目につくかもしれませんが、旅行記はブログみたいな感じで、気軽に読めますし、こういう感じで世界をみているんだな、意外と普通だけど面白い、という感じです。本人のワクワク加減、旅先で琴線に触れた風景が伝わってくる文章、と言えばいいでしょうか。
    そして印象的だったのは、「もっと旅に出た時の記録を書いておけばよかった」という言葉。村上春樹ほどの人でもそう思うんですね。
    そのフットワークの軽さも、彼ぐらいの年齢になっても世界をこう明るいレンズで見れたらいいなあ、という意味でも、すごく羨ましく思う一冊でもあります。

    あとがきにあるのは一見変哲のない言葉ですけど、読めばきっと旅に出たくなる一冊。
    ”旅っていいものです。疲れることも、がっかりすることもあるけれど、そこには必ず 何かがあります。さあ、あなたも腰を上げてどこかに出かけて下さい。”

  • 旅情を掻き立てられた。アイスランド行ってみたい。

  • ラオスに旅行に行くことになったので読んでみた。
    ラオスに行ってみたい気持ちが高まったのが良かった。
    旅行先も見たものも本書に出てくるものとほぼ同じだったけど、メコン川クルーズは面白かったし、感じることは違うなあ、とあらためて思う。
    実はこの旅行記は以前読んだことがあったようで、
    フィンランドのカフェのところなどところどころ記憶にあるのだが、ラオスについては全然覚えていなかった。
    でもなかなかいけないところに行けて村上さんの旅行記で二度楽しめてよかった。
    旅行記は自分が行ったような気持ちになるのもいい。
    次はアイルランドに行ってみたい、かな。

  • ラオスに行こうかなと思って買ってみたけどラオスの話は全体の15%程度だったという やれやれ

  • うむ、カウリスマキの店に行きたい。
    あとビレッジバンガード。

  • 3

  • 2023/03/05

  • 久しぶりに村上春樹氏の紀行文が読めて嬉しかった。
    少し前、天守閣再建後の熊本城を訪れたばかりだったので、海外だけでなく熊本の文章も嬉しい(私もくまモン勢力拡大に圧を感じた)。
    まだまだとはいえだいぶ復興が進んだようなので、氏には是非また熊本に足を運んでほしい。

    旅の写真が全て美しくカラー画像なのがgood!

  • 「遠い太鼓」の後日談のようなギリシャのミコノス島,スペッツェス島の話がある。24年前も経過して紀行文の追体験のように感じたのは不思議な感覚。
    掲載された雑誌が異なるので、長短が結構異なる。
    面白かったのはアイスランドの話かな。
    JALの1stクラス用の機内誌「アゴラ」にも依頼されるようになったのかと一考。
    タイトルにからむラオスの話はちょっと平板で退屈。
    もっと本格的な紀行文が読みたいな。

  • 村上春樹さんのエッセイは大好きで、恐らくほとんど読んだ。

    日々の出来事や紀行文はもちろん、「小説家という仕事」について書かれた本も出版しているが、どれも「言語化」が抜群に上手で、読んでいて多くの気づきを与えてくれる。

    旅について書かれた最後の文章がとても好きで、旅ってそうだよなと何度も読み返した。

  • 再読。kindle。村上さん久しぶりの旅行記。単行本版より写真が多いらしい。実際にその土地を訪れて、その土地の風景を見て、その土地の美味しいものを食べる。それが旅行なのだが、なかなかそう上手くはいかないんだよな。どうしても日常の延長から離れられない。旅行らしい旅行をしてみたいなあ。

  • ボストン、ポートランド、フィンランド、熊本など、国内外の旅行記集。行く先行く先ごとにそこにしかないものがあり、それにより自分の眠っていた側面や新しい見方が誘起される。旅行には、自分のいつもの人生とは違った物語があり、物語の内容は行ってみないことにはわからない。その非日常性と偶然性が魅力なのだろう。自分も、物語を感じながら、ゆっくりと旅行したいですね。

  • 表紙の犬がかわいい、書籍のほうで読みましたよっと。

  • 高校生の時に読んで衝撃を受け、大学生で読んだ『遠い太鼓』がわたしの人生のナンバーワンとなっている村上春樹。

    少しずつ自分の世界とずれてきた後期の小説はだんだんと読まなくなっていったけれど、いまだに短編や紀行は好きで読みます。

    この本は数年前に読んだな、って、読み始めてから思い出したけど、まあいいや。

    サクサクと読み進められるカラリとした(村上さんのいうところのクリスプな)文章、ときどき使われるハッとする表現。気持ちの良い読書でした。

  • ラオスに行ったことがあるので。ルアンパバーン(ルアンプラバン)の描写、確かにと思わせる。ただ私は彼が泊まったような超高級リゾートホテルには泊まれなかったが。のんびりしていて、メコン川や自然があっていいところ。ラオス料理も悪くない。西欧の寺院は人を荘厳な気持ちにさせ、上から圧倒する力のようなものがある、というのは納得。

    他、フィンランドやアメリカ・オレゴンも行ったことがないけど興味がわいた。のんびりしていて、カジュアルで、フレンドリーで、美味しいレストランや書店や教育施設があって、自然が豊かなところ。人(観光客含む)が多すぎないところ。まさに「クオリティーの高い、しかし華美ではない生活環境」

    旅行記は旅行の直後に気合いを入れて書かないと、なかなか生き生きと書けない、ほんとに。

  • その場所その場所の色や匂いを感じるような紀行文集だった。
    特に、料理の描写がすごい。夜に読むと完全に飯テロです。

  • ゆったりとした紀行文。
    ラオス以外は著者やその知人の縁の地に訪れるもので、寛いだ雰囲気で描かれる、日常やかつての日常。

    タイトルの答えを探して旅をしたくなる。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。『風の歌を聴け』(1979年)で群像新人文学賞を受賞し、デビュー。『羊をめぐる冒険』(1982年)で野間文芸新人賞受賞。『ノルウェイの森』(1987年)がベストセラーとなる。海外でも高く評価され、2006年フランツ・カフカ賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞を受賞。その他受賞多数。

「2016年 『村上春樹とイラストレーター 佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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