- 講談社 (2018年4月13日発売)
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感想 : 9件
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みんなの感想まとめ
死刑囚との対話を通じて、死刑制度の現実を浮き彫りにするこの作品は、読者に深い考察を促します。浄土真宗の僧侶が教誨師として受刑者と向き合い、彼らの心の声に耳を傾ける様子は、命の重みや人間の尊厳についての...
感想・レビュー・書評
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本作を読んで教誨師という言葉、内容を初めて知りました。
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教誨師とは、死刑囚に面談し死刑執行に立ち会う宗教家ということを、この本を読んで初めて知った。浄土真宗の僧侶として、受刑者と対話し、刑の執行を待つ間に意味を持たせる仕事。その周囲の人々への取材も含めての内容で、死刑についてあらためて考える契機になる一冊だが、私はまだ死刑の是非について結論にたどりついていない。
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「法務大臣も仕事だからの」迂闊な一言で教誨相手の死刑囚は心を閉ざしてしまう。
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下記引用。見えないものを見えるようにしたい、という想いでわたしも仕事をしている、と思う。
私たちは、死刑のある国に生きている。いかなる事情があるにせよ、生身の人間が、生身の人間を縊り殺すことが合法とされる現場について、もっと現実を知り、想像力を働かせ、その結末がどんな社会的な利益をもたらしているのか、いないのかを考え続ける義務がある。「守秘義務」を理由に、そのことをタブーにしたり、思考を停止させたりしてはならない。 -
初めて、教誨師という言葉を知りました。
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死刑や善悪について、社会について、目を背けてはいけないと教えてくれる。
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半世紀にわたり、教誨師として死刑囚と対話を重ねたある僧侶の一生。死刑制度が持つ矛盾と苦しみを露わにする傑作ノンフィクション!半世紀にわたり、死刑囚と対話を重ね、死刑執行に立ち会い続けた教誨師・渡邉普相。「わしが死んでから世に出して下さいの」という約束のもと、初めて語られた死刑の現場とは? 死刑制度が持つ矛盾と苦しみを一身に背負って生きた僧侶の人生を通して、死刑の内実を描いた問題作! 第1回城山三郎賞受賞。
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死刑囚と対話し、最期を看取る。
そんな教誨師から聞いた苦悩と闘いの日々です。
お坊さんという立場から、悩み傷つき、
アル中になっても、向かい合う。
深いところに、何かが来ます。
著者プロフィール
堀川惠子の作品
