実録　泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。　1巻【電子特典付き】: バンチコミックス [Kindle]

ペス山ポピー

• 新潮社 (2018年4月9日発売)

感想・レビュー・書評

[枚方さんの感想 · 2023年10月9日]

なんか絵柄全然違うな

[岩尾葵さんの感想 · 2022年1月8日]

タイトルの通り、泣くまで殴ってくれる人に出会って恋に落ちるまでの話。主人公のポピ山さんは自分を暴力的に屈服させてくれる相手を求めて出会い系掲示板の扉を叩き、出会った相手にオープンフィンガーグローブを手渡し初めてのプレイに臨む....
元々クラゲパンチで連載してた頃に最後まで読み通してたんだけど、ふと思い出して久々に読み直してみたらやっぱ面白い....性癖を満たすために出会い系掲示板に赴くペポ山さんの行動力凄ぇ。
自分自身に向き合う話なのに凄いコミカルに描かれてるで深刻さよりも気になる感じでぐいぐい引き込まれてしまう。友人のA君K君も個性的。

[あさひさんの感想 · 2021年5月9日]

性自認と性的嗜好が混線している…。
その苦しみを理解することはできないけど、その生き辛さには共感する。
建前上は多様性を認めると言う。
その一方で同一性や協調性を求められ、異物を排除する現実がある。
どうすれば異物である自分を認めて生きて行くことができるか？
試行と苦闘と発見の日々が赤裸々に描かれています。

[Holonさんの感想 · 2018年11月21日]

性的嗜好ではなく性自認について扱った話。マゾでマジョリティ、バグった股間VS倫理。
作者自身は暴力は嫌いで自己分析によって暴力によっての女性性の破壊であることに結びついていくのだが、それは生死に関わることで一旦身を引くのだが股間はそれを良しとせず衝動に突き動かされ、もがき続けるペス山ポピー氏の姿が終始描かれる。
心、本来の自分とは、それを巡る苛烈な葛藤や苦悩の間で導き出して選びとっていく過程を丁寧に描き、諸問題についてひとつひとつ真摯に向き合っていく姿には強烈なドラマがあり、引き込んでいく。