家族シアター (講談社文庫) [Kindle]

  • 講談社 (2018年4月13日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 家族がテーマの全7篇
    それぞれ事情を抱えた縁あって家族となった面々がぶつかりながら支え合いながらまた新たな一歩を踏み出してゆく
    現実がこんな世界ばかりではないからこそせめて小説の世界は遍くこんな世界ばかりでもと
    最終「タマシイム・マシンの永遠」が最も心に

  • 近くにいるようで距離感をなかなか掴めない家族をテーマにした短編集。
    近いからこそ分かっているようで、その心の中はなかなかわからないもの。
    読んでいてほっこりしていい気分になれました。

  • 家族の人間関係に焦点を当てた
    短編小説。
    心理描写が上手く、確執のある
    兄弟や親子、祖父と孫のそれぞ
    れの相手への気持ちが伝わって
    くる。
    ラストは、ハッピーエンドにな
    るが、気持ちがほっこりする、
    小説だった。

  • ほっこりした。優しい気持ちになりたい時にオススメ。

  • 2023.1.13
    2023年入ってから3冊目!辻村深月作品は裏切らずにサラサラ読めるから、久しぶりの読書に最適。
    「家族」をテーマにした短編集。以前のエッセイから、母になった辻村さんの変化的なものを感じてたので、昔の作品より、さらに「家族」の描き方が上手に感じられました。(特に母の描写)私も母になったと言う変化も大きいのかしら?

    「妹」という祝福
    姉と妹。結婚を契機に姉から本音が。私はひとりっ子だから姉と妹の煩わしさはわからないけど、確かに、合わない姉妹は辛いかもしれない。しかも年子。学校には常にいて、「〇〇の姉、妹」のタグを貼られて暮らす日々。良いこともあるかもだけど、悪い事も。夫婦とは違って覚悟なしに家族になってしまってるのってどう言う気持ちなのだろうか。愛憎裏表なんだろうかと、この姉妹を見てて思った。

    サイリウム
    姉と弟。妹とは違い、異性。だからなのか、なんだか、弟が優しい気がする。憎いけど、守ってあげなきゃなのでは?!と言う葛藤。

    私のディアマンテ
    母と娘。最後はまさかの展開でしたが、お母さんが娘のことを責めない理由も、そこが救いになる展開も、とても好き。この後の人生きっと大変なんだろうなぁと、1番続きが気になる2人。

    タイムカプセルの八年
    父と息子。これが1番好きかな!!あぁ、いるいる、こういう話が通じなくて宇宙人みたいな人笑と、思いながら読みました。こういう人は、サンタの話にしろ、悪いと思ってないからタチが悪い。でも、息子のために気づかれないように、遂行するミッションが、いい。このことを言わないけど実は知ってる息子の展開(裏話)がいいな〜。

    1992年の秋空
    姉と妹。最初のと少しテイストが似ていたけど、こちらの方が好き。題材も「宇宙」を扱ってて好き。「学習と化学」という二つの定期購読誌のおかげで、心情がよりリアルに感じられた。

    孫と誕生会
    孫と娘。娘たち、それでええんかー。まぁ、仕方がないかーという終わり方でしたけど、だんだんと疎遠な孫を可愛く思っていくおじいちゃんがいい。

    タマシイム・マシンの永遠
    ドラえもん持ってくるあたり、さすが辻村さんって言う感じ。しかもこの短さ!!「忘れないでね」と祈りのように囁くおばあちゃんの気持ちを思うと泣ける…。

  • ドラえもんの秘密道具や
    学研の科学や学習の雑誌など
    所々に とても懐かしいものが登場して
    ノスタルジーを感じるところが
    余計に 家族の話にぴったりでした

  • 自分自身も感じたことのある経験、感情。家族関係の「あるある」が瑞々しい文章で表現された短編集。
    前情報無しで軽く手に取った本だったが、息苦しさや懐かしさといった複雑な感情のあとに、温かい気持ちに。

  • これまで辻村さんの作品は少し苦手であった。けれど、この作品は結構好きである。
    読後の今、満腹、満足、満充電といった心地。

    家族って時に鬱陶しく、時に煩わしいけれど、都合の良い時(必要な時)にはとても心強く、頼もしい。
    そんな温かさを、種々のノスタルジックな出来事と一緒に感じさせられた。

    私事だけど、改めて、いい家庭で育ててもらったな、と感謝を覚える。今度帰省した際にはさりげなく感謝を伝えようかしら。まあまだ無理かな、照れ臭さがなくなるまで元気でいて下さい。

  • 2025/10/4 Amazonより講談社フィクション本50%ポイント還元キャンペーンにて792円(396pt)でDL購入。

  • 解説の方の「家族の言葉は夜寝る前も朝起きた後もリセットされずに頭に残っている。」は印象的でその通りだと思った。大人になっても実家から離れても家族ではあるけれど、一緒に住んでいるのと離れて住んでいるのでは大きく差があると思う。子供時代の、必然的に両親と一緒に暮らしていた頃に交わした言葉は時間が経っても覚えているものだなと改めて思った。

  • 家族にまつわる最後はほのぼのとした着地点で終わる短編集。何気ない日常に家族という関係性ならではの、感情の行き違いや、言葉にして理解し合う努力の欠如が、お互いの居心地の悪さをつくってしまうのだが、何気ないきっかけが元で、温かく強固な信頼関係を築けるのも、また家族ならでは…というエピソードの詰まった作品。

  • 7

  • 何気なく手に取ったけど、とても良かった。
    どれも、分かるなー、って気持ちに溢れてた。
    結構泣いた。

  • 3.8 読んでて何回か泣きそうになった。思っていても言わない言葉が書いてあったから。言葉に出来なかった家族への思いが確認できる小説。

  • 親と子、姉と弟、姉と妹など、いくつもの家族からなるお話たち。
    家族という近い人間の難しさとか、尊さとかがつめられた短編集でした。

    孫と誕生会が好きでした!
    孫がかわいいおじいちゃん、素直になった最後がとても素敵でしたね。

  • めちゃくちゃよかった!

  • なぜか途中で飽きてしまった。飛ばし飛ばし読んだので感想はなし。

  • シアターってくらいなので
    ちょっと歪で、でも家族。の色々な風景。
    家族の形は家族の数だけ。

  • 本年度の本屋大賞受賞作家、辻村深月の短編集。
    実はかなり前から読もう!、と思っていた作品なのだが、
    タイミングが合わずにここまで来てしまった(^^;)。まぁ、
    満を持して、という感じで。

    タイトル通り「家族」の物語が7篇。
    どれもこれもいわゆる「あるある」系の話であり、似た
    ような家族構成の人なら確実に共感出来そうなエピソー
    ドばかり。ニヤッとさせつつモヤッとさせ、さらにキュ
    ン、と来させる辻村ワールドが見事に構築されている。
    感心するのは、一篇の中にキッチリした起承転結が組み
    込まれていること。その所為か、一つ読み終わる度にイ
    チイチ「納得」出来るところが凄い。

    オススメは小学校6年生の息子(当時)を持つ父親のエ
    ピソードで、タイトルは「タイムカプセルの八年」。
    子どもを持ったことの無い僕でも、思わずグッと来てし
    まうストーリーは妙に清々しく、なんか明日も生きてい
    けそうな気分にさせてくれた。

    この作家の「読ませ方」は本当にすばらしい。
    映像化にも凄く向いている作品な気がするので、NHKあ
    たりで連ドラにしてくれると嬉しいなぁ・・・。とにかく
    良作です!

  • 家族だけど違うけれどそれは悲観しなくても大丈夫。
    ハッピーエンドにまとめすぎ?とも思うけれど、それもまたいいかな、と。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。
2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。23年に発表された『この夏の星を見る』は映画化された。
そのほか『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』『噓つきジェンガ』など著書多数。

辻村深月の作品

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