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みんなの感想まとめ
生と死、そして輪廻転生をテーマにした物語が描かれています。愛する人に未練を残して死んだ女性が、月の満ち欠けのように命を繋いでいく様子が、四代にわたるキャラクターたちを通じて描かれています。それぞれの人...
感想・レビュー・書評
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瑠璃も玻璃も照らせば光る
小説の発想が良く、人物それぞれも複雑だがそれがいい。他の佐藤正午を読んだことがあるか、他の作品は星1つ。
再読だったが、今確認したら2年前は星5つだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛する人に未練を残して死んだ女性が「月の満ち欠けのように、生と死を繰り返す」、摩訶不思議な物語。正木瑠璃、小山内瑠璃、小沼希美、そして緑坂るり。アキヒコくんとの再会を果たすための、4代にわたる命のリレー。
佐藤正午氏らしい作品だったな。 -
読みやすかったけどちょっとダラダラしたかな…
輪廻転生の不思議な物語。
なかなか面白かった。
作中にでてきた
君にちかふ阿蘇の煙の絶ゆるとも萬葉集の歌ほろぶとも
吉井勇のうたが気に入った -
文体が簡潔で美しく、分かりやすく、ストーリーも素敵。先が気になって一気に読んだ。
最後の三角哲彦の「ずっと待っていたんだよ」という言葉で泣きそうになる。
強い想いを残して亡くなった人は生まれ変わりを繰り返しその想いを遂げようとする。常識では考えられないことだが、所詮常識なんて、死を経験したことのない私たちが私たちの次元と視野で決めていること。魂とは、意識とはなんなのか、解明も出来ていないのに転生を否定することなんて出来ない、と自分も思う。
恋愛をした人なら誰でも経験していると思うが、人を好きになるときの説明出来ないあの惹き付けられる感覚。あれは何なのか。もしかしたら私たちも生まれ変わりを繰り返している当事者なのではないか。 -
「輪廻転生」瑠璃の生まれ変わりのストーリー。
映画は厳しめの評価も目にしましたが、小説はそうでもなく一気読みでした。
生まれ変わって会いたい人に会いに行くって、素敵な話しだなぁと、この女性がどんなふうに生まれ変わっていくのか、興味深く読んでいましたが、
前世での夫への不満や感情をもったまま、生まれ変わり怖くて不気味でした。
事実、物語の中でその正体に気がついた夫は死んでしまうし、ラブストーリーになるとは思えない展開です。
そこを除いて広く考えたら、生まれ変わった人との出会いってあるんだろうなぁと思うことでタイトルの「月の満ち欠け」がすんなりと入ってきた、そんな本でした。
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ほぼ二人を中心に静かに語られていく展開に引き込まれて読み進めやすい。
少しおどろおどろしくなりそうな展開から始まったけど、徐々に紐解かれていくと純粋な愛からなる爽やかにも感じる終わり方。
「前世を記憶する子どもたち」を読んでようかな。 -
audible 。「生まれ変わり」の話だけに時の動きや登場人物の関係性がわかりにくくオーディブル向きじゃない。たまたまamazon primeで映画が配信されたので観て理解が進んだ。本との違いが気になりネットで検索。見つけた大矢博子の文章で得心した次第。
こんな読書は邪道かもな。
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長年、小説を読み続けていますが、限られた「お気に入り」の作家の作品ばかりを読んでいるなあと、反省しています。
読んだことのない作家の作品に取り組んでみようと、Audibleのラインアップを探してみました。
すると、2017年上半期直木賞受賞のこの作品が載っていたので、聴いてみることにしました。
物語は、初老の男性が東京駅で、母親と小学生の親子と出会うシーンから、始まります。
幼いながらも、大人びた態度で男性に接してくる、少女。
なぜか、少女が生まれる前の、男性の行動についても話してきます。
「どういうことなんだろう?」と聴き進めていくと、男性が、妻と出会い娘が生まれたという、自らの人生を振り返るシーンへと移ります。
そこでも出てくるのが、まだ幼かった我が子が、なぜか生まれる前の歌を歌ったり、大人びた言動をする、というエピソード。
どんな話なんだろう? これらの話はどう関連してくるのだろう?・・・という展開。
前の話に出てきた人が、次の話では中心人物になって、というように広がりながら、進んでいきます。
謎だったことが明らかになったり、新たな謎が生じたりと、いい塩梅?で展開していくので、次へ次へと引き込まれるように聴きました。
その展開を楽しむのが、この作品の味わい方かと思います。
つぎつぎと話が重なり、伏線も回収されていくので、「このようなストーリーをよく考えられたな」と、感心してしまいました。
終盤にかけての展開の速さ、エピソードの重なり方には、ついていくのが大変な部分もありました。
これが2010年代後半の、小説のスピード感なのでしょうね。
それとあわせて、正統派の?小説らしく、モヤモヤした感情も、引き出してもらいました。
人の意識・意志というのはどういうものなのか、肉体が無くなっても存在するものなのか。
もういちど人生を繰り返せたとして、また会いたいと思う人は、自分にはいるのか。
昭和の純愛小説と、令和のテレビドラマ。
その両方を味わったような感覚になれた、作品でした。
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直木賞作品ならではの読みやすさではあるが、これは純愛と言って良いのか。ある種ホラー。
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人生というものが、生きて死ぬという一方向のものではなく、月の満ち欠けのように生きて死ぬを繰り返す循環のようなものである、と信じざるを得ない状況になったとき、自分はどのような振る舞いをできるだろうか。
また、この世の道理や摂理を超えて命を繰り返す、といったほどに会いたい人がいるという気持ちの強さはどれほどのものなのだろうか。また、そのために生を受けたと感じたとき、人生の目的といったものを感じたときの感動とは如何ほどなのだろう。
この世に生を受けた意味、何を目的にするのかは自分はしばしば見失ってしまう。
瑠璃も玻璃も照てらせば光る
このことわざをキーにし、姿が変わっても自分はここにいるという存在証明を繰り返す。三角と瑠璃の最初の出会いから、最後に出会うまで 33 年の年月が経過する。それほど会いたいと思えた相手に出会えた瞬間の感動は自分は感じることはできないが、想像することはできる。
話の中では度々短歌が現れる。短歌はお互いを知る合言葉にも、お互いを深く知ることができるようになったと知ることが出来たと思えるツールとしても表現される。
美しい言葉を知る、美しい話を知る、どれも素晴らしいことだなと感じる。 -
「瑠璃」と三角哲彦、そして4人の生まれ変わりの「瑠璃」を取り巻く人々との物語。
著者の名前を以前にも目にしたことがあり、どのような作品を書くのだろうという興味で手に取っており、内容は知らずに読んだ。
肝要の部分に辿り着く前に周囲の様子を詳しく書いていく著者の癖が自分の読書のタイプと合わず、また生まれ変わりといった話も個人的には好まないのだが、本書は感動的な愛の物語としても読め、そう見れば良い作品であった。
一方でやはり小児性愛者に非科学的な言い訳を与えてしまう心配もあり、感動的ではありつつも良書とは表しがたい。
細かいことは気にならないが感動的な愛の物語を求めている者にはおすすめできる作品ではある。 -
本作品は書店でチラと目にしていたので、存命作家にも関わらず岩波文庫になってることが不思議だった。「岩波文庫的」らしい。遊び心だったんだ。自分の勝手な思い込みで、さぞ硬派な小説なのだろうと全くの予備知識なしで読んでみて驚いた。
生まれ変わり。
読行中は2番目の瑠璃の母親が強い拒絶反応を示したことに過剰さを覚えたが、読み終えたあとは一番現実的かもしれないと思った。もしかしたらこの母親も主人公たちと同じ認識だったかもしれない。生まれ変わりがあると本当は知っているが社会では決して認められないことを知っている。生まれ変わりにせよ誰にせよ我が子が不幸になることしか想像できなかったのだろう。これも親の愛情。
超常現象を受け入れる心理プロセスとはこういうものかとすこし冷めた目線で読んでしまった。「もしかしたらもう一度会えるかもしれない」という秘められた気持ちが、火種に過ぎなかったものが焚き付けられてやがて炎に変わっていくように膨んでいくようだった。日常の気になる断片を全てつなぎ合わせて一つの世界観に作り上げる。あり得る。
純粋に面白かったのは、バイト先の青年たちの会話。リアリティがあった。 -
輪廻転生のストーリーです。現実それを目の当たりにしながらも輪廻転生を信じることができない主人公の視点を中心に、ハラハラと読ませる内容でした。私としては結局ファンタジー感だけが残ってしまった印象を持ってしまい星2つの評価です。
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輪廻転生がテーマ。ふしぎちゃんの人生に振り回され続ける話。
読了感は「はあ、読み終わった」という感じ。 -
輪廻転生ものとでもいうのか。
瑠璃と三角、小山内と梢という2組のラブストーリー。
愛は時空をも超える。
確かに良い話で、次どうなるかが気になり一気に読み切りました。
ただいろいろと気になるところもあり、めでたしめでたしと手放しで喜べる話でもないです。自分の子供は一体誰なのか?年齢差がありすぎる状態での再会は今後どうなるのか?
新たな悩みが増えそうで、自分はモヤっとしました。死というものを改めて考えさせられました。 -
るり が好きな人と会うために、
前世の記憶を持って生まれる話。
私も娘がいますが、
もし娘が前世の記憶を持って、
知らないおじさんに、会いたいと言ったら
ひくなー笑
前世はあると思いますが、
記憶は消されて正解です。
知らないから、いい世界だと思う!
純粋なラブストーリーとおもいきや、
父親の私としては、複雑です笑
「瑠璃と波瑠は照らせばひかる」
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