火災調査官 (創元推理文庫) [Kindle]

  • 東京創元社 (2018年5月11日発売)
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (366ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あらすじ
     東は消防庁消防本部予防部調査課に勤務している。出火原因や延焼拡大した原因なども突き止めて、今後の火災予防に役立てるための調査を行う。
     最初は空き家の火災だった。しかし、現場には家主が知らない額縁が残されていた。焼失しないように加工されて。ダ・ヴィンチの模写をコピーしたものに、百人一首の歌。続けて老人ホーム、人が住んでいる家などにも同様の放火が起こる。どうやら老舗ホテルが関係しているらしい。ホテルはバブルの時代、経営が乗っ取られた際、お家騒動などのいざことざがあったことでも知られていた。

     主人公のキャラクターに特徴がある。見えない炎が見える、炎に見せられている。そして人が苦手。高校時代の先輩だけでなく、事件関係者と接するたびに苦手だと心のなかでチェックつけている。一方で仕事は熱心。警察と違って逮捕などはできないが、がんがんぶつかっていく。調査官って滋味かと思ったけど動きが多くて飽きない。
     ストーリーも全体的に厚みがあって楽しんだ。老舗ホテルの豪華な様子、装飾の描写、経営者一族のこと、当時の関係者の現在の様子など、イメージしやすい。途中から、副支配人怪しい-とは思った。最後もすっきり終わりました。

  • 連続放火事件の現場に残された絵画と百人一首。そこには次のターゲットが記されていた。
    主人公はコミュニケーション能力に欠ける火災調査官の東。
    地道に足を使って聞きこんで、情報を得て真相にたどり着く直前で、自身も大変な目にあうという流れは定番っぽいが面白く読めた。犯人は意外だった。恨んでもしょうがないよね、みたいな犯人に同情はできなかった。

  • 重厚で、ミステリとして調べるたびに明らかになる形と消えるものを積み重ねながら明らかになる真相。なかなか面白かったです。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福田和代の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×