デヴィッド・リンチ:アートライフ [DVD]

監督 : ジョン・グエン  リック・バーンズ  オリヴィア・ネールガード=ホルム 
出演 : デヴィッド・リンチ 
  • TCエンタテインメント
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4562474195195

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  • DAVID LYNCH: THE ART LIFE
    2016年 アメリカ+デンマーク 88分
    監督:ジョン・グエン/リック・バーンズ/オリヴィア・ネールガード=ホルム
    出演:デヴィッド・リンチ
    https://www.uplink.co.jp/artlife/

    デヴィッド・リンチがアトリエで語る自らの半生を、本人のアート作品と実際の写真&ホームビデオなどを交えて映像化したドキュメンタリー。

    デヴィッド・リンチは1946年生まれだからこの映画の時点で70歳のお爺ちゃんなのだけど、2~3歳くらい?の小さな女の子がアトリエにいて、孫かと思ったらなんと娘だと(驚)彼がアトリエで制作しているのはもっぱらアート。そういえば最近は映画作品を撮っていないのだろうか。というかもともと、あまり多作な監督ではなかったんだった。

    ごく普通の家庭で、優しい両親に愛されて育ったデヴィット少年は、子供の頃からクリエイティブなことへの嗜好があり、友達の父親で画家のブッシュネル・キーラーと出会ったことで画家を目指すようになる。少年時代から美術系の学校に進み、まあいろいろ葛藤はありつつも、基本的にものすごく人間としては真っ当に健全に育った人だったんだなという印象で、こういっていいのかわからないが、意外なくらい普通の生い立ちだった。

    作品に滲み出るダークで狂気じみた世界観は、いったい彼の生い立ちのどこから来たんだろうと不思議になるくらいだ。唯一、フィラデルフィアという町が彼にとっては腐敗した恐怖の町だったらしい。変な女の人についていくつものエピソードが語られる。あとは少年時代近所で弟と遊んでいたら突然全裸で口から血をたらした女性が現れて泣き始めたというエピソード。子供にとってはちょっとしたトラウマになりそうだ。

    絵で食べていくのに苦労しつつ、二十歳そこそこでペギーという女性と結婚、娘ジェニファー(彼女も映画監督になりましたね)も生まれる。ホームビデオの映像でみるペギーは独特の個性的な美人でとても魅力的だし、赤ちゃんジェニファーもとっても可愛い。しかし、彼らは映画監督としてのデヴィッドが「イレイザ―ヘッド」で認められる前に離婚する。

    デヴィッドが現在制作しているアート作品は部分的に立体のコラージュのような不思議な現代アート。若い頃の作品とおぼしきモノクロの不穏なイラストなんかも奇妙な魅力があってとても良い。「イレイザ―ヘッド」を撮る前の、実験的な映像作品の断片も少し見れて興味深い。

    ただ個人的にはやっぱり、映画の制作過程に興味があったので、イレイザ―ヘッドの触り程度のところで映画が終わってしまったのが残念だった。その後の話が聴きたいんだよう!…というわけで、これはこれで面白かったけど、ちょっと物足りなかったかな。

  • アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(2001年)美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活の為に働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(1976年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。

    デヴィットリンチのイレイザーヘッドを観ていないのではっきりと世界観を理解できるわけではないけれども、この作品だけでも、独特の世界観を描いているのがわかる。
    映画監督、脚本家、プロデューサー、ミュージシャン、アーティスト、俳優。ありとあらゆることをこなしているけれども、人をひきつける魅力があるからその職がやってくるのだと思う。
    心がざわざわする世界観の作品でしたが、なんかよかったくらいの心境です。

  • デヴィッド・リンチはひっきりなしに何かわけのわからないものを作っている。この延長に彼の映画があると思えば、ぜんぜん難解ではない。彼は一つの作品を撮ろうとしたというよりも、ピカソと同様、まるで日記をつけるように映像を撮ったのだろう。

  • みたい

  • デヴィッドリンチアートライフ

    やっぱジジイはタバコが似合う…ほんと旨そうにタバコを呑む人が不思議と多い…
    デヴィッドリンチも絵を描く人だったのか…
    狂ったように毎日毎日繰り返しても、全く飽きる様子もなく毎日毎日描き続ける才能…それこそが画家の才能だと思う。飽く無き創作活動こそが天賦の才能…彼の話していること、昔々の思い出…そんなの聴いたからって何にも分からない…彼のやっていること、奇妙で理解不能…理解しようとしても理解なんて出来るはずがない…何故ってそれは彼の内なる宇宙でしかないから、みんな誰しもが持っている無限の内側が発露しているだけ…
    自分で自分の内面が余すところなく理解できてるなんて絶対にないのだから、他者の内面なんて理解出来るはずがない…だからイキって分かったとか、理解したとか言うのは滑稽と言うものだ。全然面白くもなんともないが、興味深いものもある…そんなドキュメンタリーです。

  • 口をひらけばアイデアの源泉はTMと言っているデヴィットリンチのドキュメンタリーなのに、TMについて一切触れていなかったのは、少し不完全燃焼の感。初期に撮られた「イレイサーヘッド」は好きな映画だが、監督自身のトラウマの疑似体験のように思っていた「イレイサーヘッド」の感触は、監督の当時の生活の独白によって裏付けされた。

    デヴィットリンチは美術学校を卒業してすぐ、大志を抱きこれから社会で自己実現をしていこうという矢先に当時の交際相手との間に突如交予期せぬ赤ん坊が出来る。日中に絵を描くことは諦め、デイタイムの美術とは関係のない仕事に就く。一般には喜ばしいことでありながら、彼にとってはトラウマでノイローゼの始まりでもあった。彼の子供が出来てしまった事の絶望とノイローゼをフィクションとして描いた作品がイレイサーヘッドだ。男女問わず、別にアーティスト志望でない人でも、声を大にしては言えないが共感する人は多いんではないかしら。この映画をみて、またイレイサーヘッドを恐る恐る観たくなった。

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