- 小学館 (2018年4月11日発売)
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みんなの感想まとめ
植物の声を聴くことができる花屋の店主を主人公にした日常ミステリは、独特なキャラクターと現実世界に潜む異世界感が魅力です。主人公の雪乃は、自身の異常性を自覚しつつ、他者の異常を受け入れることで愛情が生ま...
感想・レビュー・書評
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植物の声を聴ける花屋の店主を主人公とした日常ミステリ
ミステリ部分はあっさりしたもので
作者のこれまでの作品にもれず
異常を自覚する独自味溢れる主人公のキャラクタ性が見せる
現実の傍にある異世界感が全ての作品
これまでの少女向けライトノベル的姫花嫁世界でなく
現実世界舞台なだけにごろりとなまなましく面白いが
やはり小説作品として一冊でのまとまりや
先への期待を持たせる人物関係展開などの面に頓着なく
登場人物たちへの濃厚な愛と
自己の異常性を客観視できる平衡感覚の
繊細微妙楼閣な在り様にくらべて
読者の抱く娯楽作品への夢に対し冷徹が過ぎ
もったいなさを感じる既存作品と変わらぬ一品
「変な人扱いされた雪乃は口をへの字にした。
「人はみんな変ですよ。相手の異常を魅力的だと感じれば好きになるし、面倒だと感じれば嫌いになるでしょう?異常だと感じない相手には、好意も嫌悪感じません。相手の異常を認めることが、愛情の始まりなんでしょうね」
変と言われることは納得いかないが、理屈をつけて渋々納得する。
さて――と呟いて、雪乃は再び開店準備を始めた。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮野さんのヒロインはすごくなんていうか独特な感じがあって、ああ、これでこそ宮野さんの本だなあって思います。
植物が人間を助けたり癒したり。植物にはそういうところがあるなあと思います。
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