人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点 (講談社+α文庫) [Kindle]

  • 講談社 (2018年4月20日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 「給料の金額が決まる仕組み」などの考え方は、とても参考になりました。
    ぜひぜひ読んでみてください。

  • 「PLではなくBS思考で働く」という文言に惹かれて手に取った。
    マルクスと言えば「共産主義の祖」というイメージが強いが、著者の言うとおり資本主義経済と労働環境に関する分析内容は的を得ていると思った。
    労働力も商品・サービスと同じように、「利益」「経費」「収入」の考え方を適用することができる。
    自分にとっての利益が何か、そして利益を積み上げるためにはどうすべきかを考えて実践したい。

  • 目から鱗でした。

    労働における「価値」と「使用価値」の違いを認識して、働いている人は世の中にどれだけいるのでしょうか。

    ゲームをするとき、そのゲームの仕組みを知っているのと、知っていないのでは、同じプレイヤーでも勝敗や楽しさ、充実度に違いが出るのは当然です。
    では、この資本主義社会で労働者として働く上で、自分が得る報酬の仕組みについて、正確に認識している人はどれだけいるのでしょうか。

    現実社会はゲームのようにやり直しはできません。だからこそ、自分が今生きている社会の仕組みを早く知ることは充実した人生を送るために必要不可欠です。
    本書を読んだことで、その一歩を踏み出すことができたような気がします。


    最後に今後私自身が自問自答し続けていくと決めた、この本の中のフレーズを紹介して終わりたいと思います。

    「あなたは自分の資産を作る仕事を、今日どれだけやりましたか?」

  • 働く時間についてふりかえるきっかけを作る本。

    平日仕事に打ち込んで土日に疲れ切って寝ているばかりでは何か働き方がおかしいと思った方がよい。平日のその日のうちに"労働力を再生産"できるように働き方、暮らし方を変えるべき。

    企業からすると生産性の高い人に長時間働いてもらうことが最も利益が出る、というのがなんとなくわかった。

  • 資本主義の日本において、会社員で働くということについてと、会社から搾取されずに働く方法のヒントについて理解することができた。
    このことは、正直に学生時代に知っておきたかったと思う。
    みんな前に習えで、会社員になって安定して働くという思考になっているから、知らぬ間にラッドレースに参加している。
    しかし、これは資本主義の日本においては、会社が責任があるというわけでなく、むしろそれを理解していない自分達が悪いということに気づかされた。
    まず、給料の決まり方についても、理不尽な部分がある。
    それは必要経費方式。
    明日もいつも通りに働くことができるだけの経費しかない。
    どれだけ成果を上げてもプラスアルファしか増えない。
    労働も商品であり、商品は価値で決まるらしい。
    ここでいう価値というのは、どれだけ労力がかかったかということ。
    だから、たくさん残業することで、剰余価値が生まれ、企業に利益が生まれる。

    といった具合に、会社から搾取される仕組みについて解説があり、後半は満足できる働き方について解説があった。
    こちらは本当に真っ当なことが書かれていて、目先の利益に囚われず、長期的に考えてプラスになることを継続することが大切といった内容だった。

    資本主義の日本において、自分がどのように働くことが幸せに繋がるのかヒントになる内容で、とても勉強になった。
    今後のキャリアプランの材料にもなる。

  • 目先の利益より、積み上げを重視する仕事をしろと。昔、大学の教授が「大学の講義をサボってバイトに行くなど、アホ。学費から算出した1コマの講義の料金とバイトの時給を比べてみろ。ましてや、その後に残るものを考えてみろ」と言っていたのを思い出した。

  • 資本主義経済の本質を理解した上で、資本主義経済の中で目指す「幸せな働き方」について解説した本。

    本書の前半はマルクスの『資本論』を通して資本主義経済の本質を読み解きます。後半は『資本論』とロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』を取り入れた「幸せな働き方」のヒントを語っています。

    仕事を通して、自分の付加価値となるスキルを築き上げていくことが大切です。これを積み上げていき、自分の資産価値を高めていきましょう。決して短期間で資産を作ろうとしないことです。

  • マルクス哲学の図解が印象的

  • 自己内利益を高める
    労働の価値を上げる働き方をする
    ストレスの少ない仕事をする

    言っていることは何となく理解はできるが、そこまで振り切れるかな、、、という印象。
    今、切羽詰まっている人よりかは、少し働き方に余裕のある人が響くんじゃないかなと思う。
    特に会社の風土として数字が命、数字で賞賛される場合、なかなかそこを切り離して、上記のような働き方に振り切るのは難しいと思う。
    人間は承認、賞賛されて幸せを感じると思うので、、、

    とはいえ資本主義の給与の考え方からどうしたら小さい労力で高い給与を得られるかについては納得。

  • 世の中の構造を知ることの重要性を感じる本でした。
    資本主義の日本でより豊かな人生をおくるなら今の労働がどのようなものなかを知ることが大事だと感じました。
    知っているのと知らないとでは大きな違いだと思いますから。

  • 自分たちのいる社会の仕組みを知り、その後どうしていくかを考える上で、とても分かりやすく書かれています。
    社会の仕組みを知りたい、今後の仕事をどうしていくか考えている方にとても勉強になるおすすめの本です。

  • 「働き方の損益分岐点」は、小暮太一氏が現代の働き方を再評価し、個人と組織の利益のバランスを探る一冊です。著者は働き方改革の意義を掘り下げ、効率的な働き方と幸福な職場環境の実現に向けた具体的なアプローチを紹介しています。
    労働時間の管理、生産性の向上、キャリア形成の戦略など、現代のビジネスパーソンが直面する課題を分かりやすく解説。自分らしい働き方を模索する読者にとって、有益な指針となる一冊です。

  • 労働力の再生産コストという考え方に基づいて給与が決まっていることを知り衝撃が走りました。中学・高校くらいで教えて欲しいと思いつつも、23歳の頃に読んだことで、自分ごとにに捉えることができました。 キャリアを考えている友人、これから社会人になる後輩などに伝えていきたいと感じました。

  • 「資本論」「金持ち父さん貧乏父さん」を深く読み込んだ著者が、現代日本の資本主義社会に生きるサラリーマンの働き方や立場をわかりやすく教えてくれています。
    サラリーマンとしての自分の働き方を見直したく本書を手に取りました。
    会社員として働く中で、自分より働いてないように見える先輩社員の方が多く給料をもらっており、こんなに頑張っているのに私は評価されない、なぜ?と怒ることもありましたが、
    この本を読んで、給料とは頑張ったから上がるものではなく「次の日以降も労働者が働いてくれる分(必要経費)しか払わない、年齢とともにその必要経費も上がるから給料も上がる」というものでしかないということがわかりました。
    ただ、ではどうすればいいのかという答えは書いていません。それは自分で考えてねというスタンスです。
    自分はどうしようかな...

  • 人生の攻略本
    額面年収が多くても、そのためにストレスが増えて「労働力の再生産費用」が高くなるのでラクにはならない。

    構造と対応策


    マルクス『資本論』の前提
    「資本主義経済のなかでは労働者は豊かになれない」

    給料は労働力の再生産費用で決まり、能力も成果も(伝統的日本企業では)関係ない。
    (多少のそれはプラスアルファ要素でしかない)

    個人的にかかる必要経費が社会一般よりも少なければ儲かる。(定額支給の交通費のイメージ、手元に残せると有利)

    ゆえに
    「売上よりも利益が大事」

    そのために
    必要経費を下げる
    精神的苦痛を感じない仕事を選ぶ

    自己内利益を残すのが正解択になる

  • したい人、 10000人。 始める人、 100人。 続ける人、 1 人
    満足感 - 肉体的・時間的労力や精神的苦痛 = 自己内利益

  • そんなに長く語る必要はないが、マルクスの話はなかなか有益だった。
    簡単にできる仕事をやろう。それはみんなにとってではなく自分にとって、である。

  • 就職に困りたくない人に薦めたい本。

    資産を作る仕事を、今日はどれだけやったか。
    定期的に考えるべき。もう一度自分を見つめなおそう。

    資本論、難しそうだなと感じて避けていたが、この本では身近に感じることができた。

    以下ライブ感想文
    給料は次の日の再生産性コストで決まる。
    再生産性コストとは明日仕事をするための費用、食事、きるもの、住宅など。
    再生産性コストは社会一般的な水準を基準として支給される。
    必要最低限の費用しか払われないため、一般的な生活水準だと、ぎりぎりの生活になる。
    うらをかけば、一般的な生活水準より低めの水準にできればその分あまり、余裕資金となる。

    同じ仕事でもなぜ給料が高い会社と、低い会社があるのか?
    社歴が長い会社では、バブル期の一般的な生活水水準に必要な費用が給料計算の土台になり、最近の会社と比べて給料は高い傾向にある。
    また、安い給料でも働き続ける人がいるので給料は上がらない。P99



    利益とは何か?
    安く買って高く売る。その差が利益になる。ではなく、資本論では、余剰価値により生まれる。
    余剰価値は労働力により生まれる。
    例えば
    綿花  12000円
    機械  4000円 1000円×4時間
    人件費 4000円

    で企業が支払う価値は2万円で商品2万円の綿糸ができる。この2万円を売ると差額は0円となる。
    ここで、生産を2倍にしたときに利益が出てくるようになる。
    綿花  24000円
    機械  8000円 8000円×8時間
    人件費 4000円
    で支払う費用は36000円で4万円の綿糸ができる。ここでの差額は4000円。これが利益となる。
    なぜ労働時間が8時間に伸びたのに、4000円のままなのか?それは明日働くための再生産性コストに変わりがないから。P116

    総労働時間=必要労働時間+剰余労働時間
    必要労働時間 再生産性コストを稼ぐ時間
    剰余労働時間 利益を生む時間

    剰余価値=利益
    剰余価値は以下3つに分類される(~P137)
    ・絶対的剰余価値 よくわからなかった。剰余時間で得られた価値
    ・相対的剰余価値 生産性があがり、商品の価値が下がる。これによって労働者の再生産性コストも下がる。従来より下がった再生産コストの差額分に当たるもの。
    ・特別剰余価値 製造の工夫により整合時間の短縮ができて、その分増産できるようになった場合に増えた価値

    働き方について。
    必要コストをさげるため、以下2点をめどに決めるとよいとされている。
    ・精神的負担の少ないこと。
    得意なこと、好きな仕事をするという意味ではなく、興味のある仕事を選ぶ。
    ・土台を生かせる職に就く。
    深い知識、幅広い経過、高度なスキルは労働力の価値を高める。この土台があれば、その分だけ給料が上がっているので、毎日ゼロから頑張らなくても高い給料を得ることができる。

    編集力で差をつける。
    働く中で培った能力は、ほかでも流用できる。別の場でも生かそうとすること。思い浮かばない場合は、ランサーズやクラウドワークスなどの単発仕事のサイトで確認してみる。P240

    土台を作るための自己投資
    労働力の消費と投資。消費は何も積みあがらない仕事。将来を考えたときに何も積みあがっていない仕事。
    労働力の投資とは、経験が将来の土台を作る仕事。高い給料の何も積みあがらない仕事よりも、給料が少ないが学ぶことが多いい職場を選ぶべき。長期的な資産を作る仕事に目を向けるべきで、結果日々の努力を増やさなくても給料を引き上げることができる。P254

    変化の遅い業界で働く。
    変化の速い(技術進歩がめざましい)業界では知識・技術が陳腐化しやすい。賞味期限が長い知識・経験を身に着けるべき。本質的に変化が遅い業界・職種がよい。

    PLよりBS思考
    多くの人は、資産を得る働き方のほうがよいと判断するが、実際は逆の仕事に就くことが多い。それはなぜか。PL思考で考えているから。PLではその瞬間の利益しか見えないので、キャッシュをもらえないと割に合わないという考えに落ち着く。ここで、資産(将来の利益を生み出す)を含むBSの思考へ転換できるとよい。100の収入を得るために、100努力する人より、80くらいを過去の積み上げ(土台)を使い。残りの20の労力に抑えることができる。【ここのBS思考、バランスシートは知っているが。わかりにくかったのでもう少し説明がほしかった。この思考で考えるとどういうう風に変わっていくのかとか。】

    「働き方」のポイント
    ①世間相場よりもストレスを感じない仕事を選ぶ
    ②まず「積み上げ」によって土台を作り、その土台の上でジャンプする
    ③労働力を「消費」するのではなく「投資」する
    ④長期的な資産を作る仕事を選ぶ
    ⑤過去からの「積み上げ」ができる仕事(職種)を選ぶ
    ⑥変化のスピードが遅い業界・職種をあえて選ぶ
    ⑦賞味期限が長く、身に着けるのが大変で、高い使用価値のある知識・経験をコツコツ積み上げる
    ⑧PLだけではなく、BSも考えて働く(=BS思考)

  • なるほど。たしかにそのとおり。興味がないから仕事が楽しくないは、ほんとにわかる。価値の積み上げに関しては、意識して、会社に搾取されるだけで経験値があがらないことはやらないようにしたい。自分は、単純作業が苦手だが、考えだすのは得意。その理由がよくわかった。

  • 何の本だったかは覚えてないんですけど、
    仕事のタスクを投資的なものと、消費的なものに分けて記録して、消費的なものは定型化してほかの人に任せるか、自動化して、投資的なものを増やそうと先月からしています。

    時間や、自分の労働力も資本とみて、消費から投資に回せると積みあがった資産で左手団扇といった主張が書かれているこの本を見つけたので、上記の投資的な仕事を増やすという方向性は間違っていなかったようです。

    マルクスの『資本論』に書かれている資本主義の基本がわかりやすく解説されているというのもよかったです。あれ、他の本読んでもなにいってんだこいつってなるんですよね。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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