てのひらにひとつ (ディアプラス文庫) [Kindle]

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  • 新書館 (2012年8月9日発売)
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  • 経営学部生の和音はが塾講師のバイトをしている塾へ社会人の日下部が医学部受験のために入塾してきた。
    ゲイで本当にすすみたい道を諦めて来た和音はある夜酔って本音を日下部に吐露してしまい…。

    とても切ないけれど最後には心がとても暖かくなるお話でした。
    和音がとにかくしたい事を諦めてしまう生き方をしてきてしまっていて、日下部への気持ちも1度はそうなりかけたけれども「諦めたくない」と告白する事が出来て良かった。相手が日下部だったからこそそうできたんだと思う。
    ノンケの日下部も和音に惹かれ好きになっていて。

    1話目は和音視点で2作目は日下部は視点。
    2作目でより一層絆が深まって一生を共にと決意した2人のこの先の幸せを祈ります。

  • 私にとっては現実味のあるお話だった。
    前半の主人公宮下は性的マイノリティや音楽の事、弟の事、家庭の事情等々で全てにおいて諦めるクセがあり、かつ精神的に潔癖の持ち主。大人しくて地味で絶食系男子。大学生19歳。塾講のバイト。
    そんな宮下の元に塾講の生徒として現れた32歳の日下部。後半の主人公。
    宮下と同じ大学の法学部の教務でありながら医者になりたいという願望を叶える為にもう一度学び始める強者。
    この日下部が、私的にもう理解が出来過ぎて本当に応援したくなる。物事を始める事に遅いなんて無い。なりたいもののために10年使うのと、諦めて10年経つのと、全く違う同じ10年。それ相応の覚悟があるのなら、私は応援する。
    宮下も日下部の確固たる意思に尊敬が生まれて、本音のままに口にしたひと言だったはず。それが日下部には宮下をただの大学生の先生ではなく、宮下くんという個人として意識したのだから、言葉にするっていうのは人間としてとても大事な事だな~と。

    後半は二人が付き合ってからいきなりの遠距離恋愛。マジか~。ラブラブえっちが遠退く~(泣)
    小さなすれ違いが徐々に大きくなって、言ってくれない事に疑心暗鬼になって。遠距離じゃなくともありえるすれ違いが怖いっっ。日下部の怒った態度に宮下の健気さが。でも2人とも別れるという選択肢がまるでない程に愛し合ってるんだよね。素敵。でもまだそれをお互いに信じきってない所が初々しいカップル。
    ずっと終始敬語で会話するカップルもあまり見ないのでこれはこれで穏やかカップルでよい。夕映先生も地味カップルって言ってるしw
    初期作品のせいかえっちも激しくなく普通だった。いやこのカップルにはそれが丁度良いのかな?
    えっちに潔癖なとこある宮下がどんどん開化されてよがり狂う様を見れるのは日下部だけかあ~。残念。

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