- 講談社 (2018年4月17日発売)
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感想・レビュー・書評
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シリーズ8冊目▲石のはまった右腕から電撃を放ち、町に棲まう怪異達を恐怖に陥れている奇怪な人形。多恵にはその人形に心当たりがあった▼『電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを』多恵さんと化け猫が妙にマッチして心温まるんですよね。TVドラマ「ブリかま刑事」ですか?インスマスですか?猩々の旦那はアニメのほうがカッコよかった。蟹はなかなか。多恵さんと九郎のジャージー姿には何故か吹いてしまった…『ダミアン君を知っているか』琴子の踵落としは切れ味抜群!決して言ってはならぬ言葉を吐いた豆腐小僧に未来はあるの?(2018年)
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虚構推理の続きが気にならないといえば嘘になるわけで。常識外の塊のようなおひいさまこと岩永琴子の推理は今回も冴えわたる。8巻は電撃ピノッキオ。不幸が重なり失意のどん底にはまった一人の男が作り上げたのは宇宙を巻き込んだ怪異だった。暴こうと思えば、人の持つエゴや醜い一面を暴けるのに、好意的な解釈で解決にむかう一つ目一本足のおひいさんはだからこそ、物の怪たちの知恵袋として重宝されるのだろう。残念なのは彼氏への思いが一方通行すぎることだ。にしても九郎先輩はよくあしらってるとは思う。
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