蔦重の教え [Kindle]

紙の本

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 飛鳥新社 (2013年2月1日発売)
3.83
  • (2)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (321ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 蔦重の人間らしくまっすぐな所がいい。
    タイムスリップの話にする必要はあったのか??

  • ちょっとした不運が重なり失脚し、部下からも尊敬されていなかったことが明らかになった定年間近のサラリーマン。やけ酒の末に目覚めると、そこは江戸時代だった。目の前にいたのは、あの有名な歌麿を世に出した立役者・蔦屋重三郎。彼に拾われ、蔦重から生き方を学びながら、自らの人生を見つめ直していく成長物語。


    面白かった。設定はよくある異世界転生ものをベースにしながらも、蔦屋重三郎の半生をたどることで、彼が成功を収めた理由を蔦重と主人公のやり取りを通じて楽しく学べる。

    蔦重のさっぱりとした一本筋の通った性格が心地よく、主人公がこれまでの自分を反省し、周囲の出来事から積極的に学ぼうとする素直な姿勢にも好感が持てる。最後、退路を断ち、主人公が新たな人生のステージに立つ展開は、彼と同じくワクワクした。彼なら今後何があっても大丈夫だろうと思える、素晴らしいハッピーエンドだった。

    巻末には、ストーリー内に登場した生き方のヒントがまとめられており、何度も読み返しやすい点も良かった。

  • サラリーマンがタイムスリップして蔦重のもとで学びを得るというお話し
    人生や仕事の指南書をストーリ仕立てにし、歴史も学べる、お得な本でした
    指南内容はありきたりな感じのものもありますが、江戸っぽい?神仏への感謝とか、人を悪人と思えとかは、私には新鮮でした

  • タイムスリップで若返るのは、新しいパターンですね。

  • 平成のサラリーマンが江戸時代にタイムスリップしてしまった。そこで出会ったのが「蔦重」こと、蔦屋重三郎。江戸時代に出版界の風雲児として、歌麿や写楽を世に送り出した人物だった。
    彼のもとで働く中で、人生で大切にすべきこと、人付き合いで大切にすべきことを、さまざま経験を通して教えられる。
    作品を通じて、江戸の文化にも触れられるのも魅力。(個人的にはここが面白く、もっと深く知りたかった)

    ちなみに、「蔦屋書店」は、この蔦屋から拝借したらしい。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

時代小説家/江戸料理文化研究所 代表。1964年大阪生まれ。江戸文化、特に浮世絵と江戸料理に造詣が深い。大阪芸術大学デザイン学科卒業。映画監督・新藤兼人氏に師事し、シナリオを学ぶ。現在は作家の柘いつか氏に師事。ベストセラーに『蔦重の教え』(飛鳥新社/双葉文庫)、『蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人』(PHP文庫)他、『居酒屋蔦重』(オレンジページ)、『気散じ北斎』(実業之日本社)、『春画入門』(文春アート新書)など、著書は30冊を超える。江戸風レンタルキッチンスタジオ「うきよの台所」を運営。
http://kurumaukiyo.com

「2024年 『Art of 蔦重』 で使われていた紹介文から引用しています。」

車浮代の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×