メッセージ [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

監督 : ドゥニ・ヴィルヌーヴ 
出演 : エイミー・アダムス  ジェレミー・レナー  フォレスト・ウィテカー 
  • Happinet
3.63
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感想 : 19
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4547462116895

感想・レビュー・書評

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  • 原作はテッド・チャンの「あなたの人生の物語」
    ”あの話をどうやって映画にするんだろう?”と思っていましたが、オリジナルストーリーを追加して原作よりもすっきりとしたエンドを設けていました。

    主人公は言語学者ルイーズ。宇宙から謎の円盤とともに地球外生命体が、地球上へやってくる。八本足を持つ”ヘプタポッド”は人類とコミュニケーションを求める。ルイーズと物理学者イアンはヘプタポッドとのコミュニケーションをとり、「何のために地球に来たのか?」を聞き出すタスクを与えられる。
    音の分析に見切りをつけ、文字を使ってのコミュニケーションを図るシーンがとても興味深い。
    そして徐々にヘプタポッドの文字を認識し、言葉を理解し始めていく。彼らの文字は大きな一つの文字が細かい記号部分の組み合わせで、一つの文字で文章を構成する。時制がなく、文章の最初から最後までが明らかな文章となる。
    ある日世界各地で同時多発的にヘプタポッドの目的が明かされる。「人類に武器を与えに来た」
    このメッセージを解読した世界各国ではヘプタポッドを人類の分裂を図る敵対勢力である、と認識し、一気に世界は敵対姿勢に傾き、一部の暴走した将校らのヘプタポッドへの攻撃をしかけてしまう。

    ルイーズは一人ヘプタポッドとのさらなく接触をし、そこで彼らの本当の目的と彼らのいう”武器”=”彼らの世界認識”を理解する。ヘプタポッドの認識の世界は時系列でも因果論でもない世界認識で成り立つ。ヘプタポッドの言語を理解したルイーズは”未来”の世界を見ることが可能になり、大戦を始めようとする中国の抑止に成功する。そして、時系列でなく未来の不幸を見ることができるまま、人生の大いなる決断を受け入れ、未来の不幸を受け入れ、ヘプタポッドの言語を世界に広めていく。

    音楽と映像美はSFらしくて好きです。
    話はいまいち腑に落ちきれず。ルイーズは円盤に1人で乗り込んだシーンでなぜヘプタポッドと完全な会話ができたのだろう?ヘプタポッドはより多次元に生きる生命体なんだろうか?1人未来を見ることになり、不幸を受け入れ、その世界認識を世界に広めようとするルイーズは、どんな気持ちだろう?人類を進化させる場面だと理解したのだろうか?うーん。難しいけれど、こういう話がないと人類は時間軸を克服しないかもしれない。
    原作を読んでいても十分楽しめます。面白かった。

  • 宇宙人

  • 時間の概念が変わるとして、もしも未来に起こることを分かって現時点が未来と繋がって見えるとしたら、混乱するだろうか。
    ルイーズが娘を亡くすところから映画は始まり、最後はイアンと結婚して子供をつくると決める未来をみながら全てを知りながらイアンをうけいれるところで終わる。
    ルイーズはその力で地球を救うことになったけれど、何もかもわかるのに選択肢がないのはしんどそう。
    右か左かだけだもの。
    3000年後にヘプタポッドたちを救うために、ルイーズを探しに来たってこと。
    うーむ、めちゃくちゃおもしろかった!!
    テッド・チャン『あなたの人生の物語』をいまから読みます。
    あと、『ストーカー』をみよう。『サザーン・リーチ』も読もう。
    いま、めちゃくちゃSFを求めてる。

  • 娘とのシーンは過去の描写かと思っていたけど、未来のものだったのか。最後でようやく確信できたけど、それまで混乱。エイリアンの正体が実は娘の霊的な何かなのではないか、まで推測がいってしまった。笑

    言語が性格を表すみたいな表現が印象的ではあった。
    しかしまさかそれが、彼女が未来を知ることに繋がったとは思いもよらなかった。

    不幸が起こることを知った上で、それに乗っかるってどんな心情なのだろう。

    クロロがネオンのラブリーゴーストライターを使った時に、クロロは言ってた。
    回避できることが最大の利点だって。

    俺なら不幸が起こることが分かっていたら回避しそう。でも、今の感情を諦めきれない気もする。

    鑑賞直後は正直訳わかんない映画だったと思ったけど、これ書いてたらそうでもなく思えてきた。

    まあ現実は未来のことなんて分からないのだから、今を頑張るしかないな。それを再認識できた。

  • 2021年10月20日鑑賞。突然地球上の12箇所に飛来したエイリアンの船、彼らと意思疎通するため呼ばれた言語学者ルイーズの苦闘と、その脳裏によぎる娘との記憶はやがて…。重厚でテーマ性のあるSF、原作小説はもっと複雑で感動的なものらしいが、こちらもあっと驚く要素もあり、国と国が疑心暗鬼となり一触即発となるサスペンスもあり、SFエンタメとしてよくできた映画と感じた…。「人類と異なる感覚を持つ別の存在とのコンタクト」は多くのSFにおける普遍的なテーマだと思うが、「全く理解できない存在」を読者に理解できるように届ける、というのは矛盾した作業で、なかなかできることではないよな…と思う。「選択」の意味、とは。映画から受け取る情報だけでなく、見終わってから考えれば考えるだけ余韻が深くなり心に響くお話、だと感じた。

  • 地球外生命体の言語の習得によって、なんと時間の認識の仕方が変わってしまうという途方もないロマンを感じるお話。現在、過去、未来に同時に存在できるとは一体どのような感覚なのだろうか?そして、未来を知れることは一見良いこともありそうに思うが、逆に知ってしまうことによる悲しみが、愛するものの死という形で浮き彫りになる。人類は未来を見通せないからこそ、希望を抱き生きていくことができるのかもしれないと思った。それだけにルイーズの決断は観るものの胸を打つ。原作もいつか読んでみたい。

  • 宇宙人の言語を解読する話。なんかすっきりせず終わる印象。
    でもループ構造や時間感覚の表現はとても良かった。原作も読みたい。

  • アライバルで良いじゃない。
    アバウトタイムね

  • 血気盛んな中国軍を筆頭に、果てしない宇宙旅行が可能な先端技術を持つ宇宙人と戦って勝てると思い込む浅はかさと、攻撃的な行動をしていない相手に一方的に宣戦布告だとか人類の愚かさを揶揄する作品。それにしても、3千年後に人類の助けが必要な状況って何だろう?

    『メッセージ』(Arrival)は、テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にエリック・ハイセラーが脚本を執筆し、ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めた2016年のアメリカ合衆国のSFドラマ映画である。出演はエイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーらである。
    あらすじ:
    世界各地に謎の宇宙船が現れ、言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)、物理学者のイアン・ドネリー(ジェレミー・レナー)、アメリカ軍大佐のウェバー(フォレスト・ウィテカー)たちが調査を始める。
    ルイーズとイアンはウェバーらが指揮する宿営地に加わる。そこでの任務は宇宙船の中にいる2体の地球外生命体「ヘプタポッド」の飛来の目的を探ることだった。試行錯誤の末、墨を吹き付けたようにして描かれるヘプタポッドの文字言語の解読がはじまる。並行して、ルイーズは病で死ぬ娘とその母としての自分が登場する光景のフラッシュバックに悩まされる。過去の記憶のように感じられるが、彼女は娘を持ったことがない。
    結論を急ぐ政府の要請にルイーズはヘプタポッドの目的を彼らの文字で尋ねると、 『人類に「武器=道具」を与えるために地球に来た』と解釈の出来る返答があった。これを脅威と見なした中国軍は通信回線を閉じ、ヘプタポッドとの戦争の準備を始めてしまう。
    ルイーズとイアンは慌ててヘプタポッドと再度対面に向かうが、異星人を脅威と見なした一部将校が、宇宙船に爆弾を仕込み、対面の間で爆発しヘプタポッド対人類の戦端を開いてしまう。異星人の重力コントロールで助かったルイーズとイアンは、ヘプタポッドが最後に残した複雑で巨大なメッセージから、『世界中が協力し、各宇宙船から与えられるメッセージを一つに組み合わせる事で、人類にヘプタポッドの何かがもたらせる』と解読するが、もはや世界の研究者との通信回線は途切れてしまい、ヘプタポッドとの戦争が始まる寸前になっていた。
    ルイーズは上空から落とされたカプセル状のものに乗り、一人円盤に乗り込んだ。そこでヘプタポッドが地球に来た本当の理由を知る。彼らは3000年後に人類から助けられるため、贈り物をするのだという。ルイーズはヘプタポッドが時間を超越していること、そしてフラッシュバックしていた光景は自身の未来であることも知る。ヘプタポッドが人類に与えようとした「道具」とはヘプタポッドの文字言語そのものであった。ヘプタポッドの文字言語は時制が存在しない非線形の表意文字であり、扱うには高度な計算能力と非直線的な時間観念が必要となる。ルイーズはヘプタポッドの言語を学ぶにつれて、ヘプタポッドのように未来を認識することができるようになっていた。
    開戦が迫る中、ルイーズは中国軍のシャン上将に電話して説得を試みる。誰も知らないはずの妻の死ぬ間際のメッセージを伝えられたシャン上将は説得に応じ、戦争は食い止められ、再び世界の研究者との通信回線がつながった。世界が一つになったことを察したヘプタポッドの宇宙船は煙のように次々と空に消えていった。ルイーズはヘプタポッドが去った後、パーティー会場でシャン上将と初対面し、彼の説得に必要な携帯電話の番号と妻のメッセージを得るのであった。
    撤退する宿営地の脇でイアンがルイーズに結婚を申し込む。その後イアンとの破局や、生まれる娘が早逝する運命を避けられないと知りながらルイーズはプロポーズを受け入れる。(ウィキペディア)

  • 未来を知ることは幸せなのか

  • 地球外生命と接触する映画と言ったら全く話が通じず侵略してくるか、何故か意志疎通がなんとなくとれて拗れて戦闘になるか、が大半だと思うが
    コミュニケーションをとることに注目して言語学の視点から解析するというのが面白かった。

    「言語が思考を造る」と言うことから言語体系が変われば時間の捉え方も変わってまさかのタイム・リープ物に…

    序盤からちょいちょい出てきた娘は実は回想でなく未来の映像だったのかぁ。と素直に騙された。

    未来が分かると自由意思はあるのか?
    原因→結果ではなく結果→過程という捉え方もできるのか?といったSF的命題にはもうちょっと突っ込んで欲しかったかも。

    映画だけだと細かいところが解らなかったので、原作も読んでみたいと思います。

  • なんというか、わかりにくい

  • 原作の「あなたの人生の物語」を読んだことがあるのだけど、難解で特にビジュアルがうまく脳内で立ち上がらなかった。でも良いものを読んだと思ったが、よく理解できていなかった。
    だからそれを補完するという意味で期待してみたのだけど、これってこういう話だったっけ?

    原作とは関係なしに映画としてだけ見ると、小難しいだけで端折り過ぎでわけわかんないと思う。東京12チャンネルが昼間にやっている、カットしすぎて中身がわからなくなった映画みたい。

  • 映像が美しかったです

  • まさにSF映画。しかも大げさなところのない知的な!

    言語が概念を形作るというテーマはそこまで珍しくないけど、未来視や未来視を利用しての未来から過去への干渉はすごく新鮮。と思ったら、原作の小説は90年代発表で、今まで未読だったのが悔しい! 最近発表されたクリストファー・ノーランのテネットも似たテーマだけど、それより出来がいい上に娘の人生の話に至っては、人生哲学の要素まで含んでいる。

    宇宙人からのメッセージは表意文字のため、中国が先んじて解読したのに納得。漢字もへんやつくりで大体のイメージがわかるもんね。それなら日本もすぐに読めるようになって良さそうだけど…まあ、千羽鶴でも折ってたのかもね。

  • 観る人の考え方によって駄作にも名作にもなる作品。
    難解というか不親切というか、結局モヤモヤしたものがいくつか残る映画で、その解釈を観る人に委ねてしまう点が、賛否両論わかれる要因になるはず。
    ただやっぱり、解き明かされない事象が多くて、個人的には消化不良。
    前半は予想した通りのストーリー展開。だけど後半はどんどん予想からズレていく。それは悪くなかった。

  • SF好きは歓喜する本格SFだし、演出とか気になる映画マニアは冒頭のファーストコンタクトの演出の焦らされ感やら映像美にやられるに違いなく、そのどちらでもない人も未知の映画の凄みに圧倒されるに違いない傑作です。ただ、この宇宙人の使う言語が、時間的広がりをも持つ私達三次元民より高次な4次元言語であって...っていうのは解説を補足したほうが何倍も楽しめるし、そういう楽しみ方しないほうが損なくらいの面白さなので、元ネタ小説か、解説本か当たったほうが絶対いい。個人的には岡田斗司夫ゼミのメッセージ解説を動画で見るのが超オススメ。

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