文學界2018年6月号

  • 文藝春秋 (2018年5月7日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 / ISBN・EAN: 4910077070683

感想・レビュー・書評

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  • 平野さんの新作目当て。「万引き家族」を観た後だったので、役者さんたちを拝借して読むことに…しっくりしすぎて謎の相乗効果。ううう。

  • 平野啓一郎の「ある男」を目当てで買う.
    肝心の「ある男」は本当に読んでよかったと思える小説だった.本屋をかけずり回って探して買った甲斐があったと思う.
    宮崎にて事故で死んだ「ある男」の謎をめぐるストーリーだが,その謎を追いかける弁護士:城戸という「ある男」を描くストーリーでもある.平野啓一郎の描く人物は,イヤな人物も含めてとてもリアリティーがあり,だからこそイヤな人物は徹底的にイヤで,また,逆に主人公は心の動き,行動に非常に共感が持てるように感じるのだが,これは全ての読者に共通する感想なのだろうか?
    数ページずつの行きつ戻りつを何度も繰り返しながら,じっくり味わって読んだ.

  • ●平野啓一郎『ある男』
    読みやすい。ただ書かれていることは現実感は無い。他人と戸籍を取り替えて生きる人の話。主人公は在日3世の弁護士城戸さん。以前担当したクライアントが自分の結婚してた人が、死んでから本人じゃないとわかって相談されそのことの謎を追っていく。愛に過去は必要なのか。

    ●石川九楊「河東 碧梧桐ー表現の永続革命」
    かわひがし へきごとうと読む。新連載。
    作者が人物に興味を抱くのは、まず書に惹かれるところからだという。書に魅力がなければ、その人物の業績にも作品にも関心が湧くことはほとんどないという。近代化は中国化だったという独自の展開。漢字語とひらがな語からなる日本語は漢詩、和歌、俳諧という3つの詩を持っていた。そこから近代詩へと歩みを進める流れも書いてある。俳句とはいかなる表現かを突き詰める。

  • 平野啓一郎 ある男 読み終わった。
    さすが、面白かったし、またもや考えさせられる要素があった。自分が何者なのか、わからなくなった。

  • 「文学界 2018年6月号」内P9~P184
    「ある男」

  • 平野啓一郎「ある男」を読むために図書館より拝借。かなり時間かかっちゃったけど、読み応えありました。

  • 平野啓一郎さんの「ある男」。出版が待ちきれず読破。戸籍を入れ替えて生きる男たちの人生と、それを調査する在日3世の弁護士。過去や出生に少なからず迷いや不満を持っている人間は多いと思うけれど、他人の人生を生きることは幸せなのか?どちらの生き方も暮らしも内面も真実ならば、どう生きるのが正しいのか?家族にとっての救いはどこにあるのか?季節ごとの景色や山の情景など、平野さんらしい美しい表現がたまらない作品。

  • 平野啓一郎「ある男」を読みたく、購入。

    この作家の文章を読む際だけは、一字一句読み飛ばさせられない気がするのだが、なぜだろう。
    「決壊」を読んでいる最中、登場人物の沢野崇にこれ以上ないくらい感情移入したのだが、今回の城戸弁護士にも同じくらい移入させられた。なぜだろう。

    小説の物凄い力を湛えている作品だと思う。
    twitterでの投稿で表明している筆者の政治的なスタンスを毎日チェックしているが、平野啓一郎はこの日本で高村薫と並んで本当に信用できる「作家」であると思っている。

  • 平野啓一郎さんの小説は、いつも楽しむだけでは終わらない。思考を要求する小説なのだ。今回は、自分も自分という人生を生きているのか、本当の自分はなんなのか、もしかして、人から見た私という名の虚像を生きているのか、その虚像を含めてリアルな自分なのか、ということを堂々めぐりして考えながら読んだ。あと3回ぐらい繰り返して読むと、もっとえぐられそう。そして、もっと城戸さんに近づけそう。

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