THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ [DVD]

監督 : 二宮健 
出演 : 桜井ユキ  高橋一生  古畑新之  佐々木一平  阿部純子  成田凌  山谷初男  満島真之介 
  • キングレコード
2.67
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988003850685

感想・レビュー・書評

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  • レンタル店で「桜井ユキさんと高橋一生くん主演、こんな映画あるんだ」と思ってた『リミットオブスリーピングビューティ』。GYAOで視聴。意味はそのまま『眠れる美女の限界』。

    私は桜井ユキさんがけっこう好きで、ただ何に出ているかよくわからん。知ったのは2019年の『だから私は推しました』で、ブレイク前の下積み時代?に隠れキャラ的にちょいちょい出ているのを見つけると面白い(『捨てがたき人々』『ピースオブケイク』など)。先日観た『過激派オペラ』の桜井ユキさんはとても良かった。

    映像はMV的で、こういう「センスいいでしょ?カッコいいでしょ?」みたいな映像ほどダサいものはないよね。内容もありきたりでパクりくさい。漂うダークナイト臭……。追記で『IT』。
    精神科病院の描き方もステレオタイプで嫌だった。松尾スズキの『クワイエットルームにようこそ』を連想。しかし精神科病院の描き方は、誇張などではなくて最近でもニュースで取り上げられているし、調べると制度的な闇が深い……。

    カラフルな粉の演出、見た記憶が……たぶんインドのホーリー祭かな笑。

    この映画は桜井ユキさんの初主演作、30歳の頃。桜井ユキさんの貧乳がとてつもなくエロくてそこだけ良い。桜井ユキさんのアイドル映画として、脱いでなければ☆2だった。

    考えたら、結局こういう映画って昔でいうとロマンポルノで、主演ふたりだけ立ててエロシーンいれてあとは自由!という作り方に非常に近い。昔は東映や日活ほか各社がプログラムピクチャーを作っていたけど、今は当然それがない時代。

    映画評論家の山根貞男さんが、1989年頃に「映画の底が抜けた」「映画は線ではなく点になった」と書かれているのが非常にわかりやすい。
    この、山根さんが2019年に書かれた『平成日本映画ベストテン』の記事はとても面白いのでぜひ読んで欲しい。『鉄男』『その男、凶暴につき』『どついたるねん』……。

    話を戻して、MV的映画でも先日観た『アズミ・ハルコは行方不明』はとても好きでした。作り方の方向性と、こういうポップアート的なものの眺め方の方向性が違うなと感じます。
    この映画はダメでダサいけど、「ロマンポルノ的なるもの」と考えると納得できる。ロマンポルノリブートよりも、よりロマンポルノ的作品だと思います。

  • 2017年 日本 90分
    監督:二宮健
    出演:桜井ユキ/高橋一生/古畑新之/阿部純子/満島真之介/成田凌

    女優を目指して10代で上京した家出少女アキ(桜井ユキ)は、偶然入った店で知り合ったカメラマンのカイト(高橋一生)の伝手で、彼がオーナーをしている小さなサーカス劇場オーロラで働くことになる。彼女の仕事は主にマジシャンの助手。いつしかカイトと愛しあうようになったアキ、しばらく幸福な日々が続くが、ある日突然カイトが自殺してしまう。失意の中サーカスの仕事をつづけ、いつしか女優になるという夢すら見失ったまま29歳=カイトが死んだ年齢になってしまったアキは…。

    フライヤーの幻想的な感じや、サーカスという題材に魅かれて見てみたけれど、うーん、微妙。上記あらすじは時系列を直して整理するとこうなるのですが、実際はアキの回想、妄想、夢などが入り乱れた断片的な映像がめまぐるしく入れ替わり、かなり複雑な構成と実験的な映像。どこから夢(妄想)で、どこから現実か、基本的にそういうのは好みなのだけど、何かが惜しくて、からまわりしている感。タイトルを見ただけで、つまり壮大な夢オチであることはわかっているのだし。

    監督のインタビューを読むと(https://tsutaya.tsite.jp/news/movie/40282587/)もともとインディーズで作られた自作映画『眠れる美女の限界』のリメイクとのこと。尺はオリジナルの2倍になったそうですが、もしかして無駄に引き延ばさず、半分の時間でギュッと凝縮したほうが魅力的な映画だったのかも。

    桜井ユキは相変わらず無駄に脱ぎっぷりよく、高橋一生とのベッドシーンもとても美しかった。屋上に瀟洒なベッドや家具、黄昏ていく街の灯りなど、映像もところどころMVのように美しかったし、MVだったらとても素敵な作品なのだけど、いかんせんこれは映画なので。

    題材は好みなのに全体的にひとつひとつがチープ。60年代アメリカのインタビュー番組っぽい演出(MCが満島真之介)も、見ていて恥ずかしくなるくらい滑っていたし。アキがいつのまにか精神病院で電気ショックを受けさせられている場面なども妄想としてベタすぎて、なぜか見ているこっちが自分の中2を晒されたようでいたたまれない気持ちに。サーカスも全然サーカスじゃなくて、小さな芝居小屋でマジック見せてるだけ。

    成田凌がどこに出ているのか全然わからなかったのだけど、どうやら冒頭に登場する仮面のバーテンダーが彼だったようです。同じく素顔がまったくわからないながら、アキのイマジナリーフレンドと思しきピエロのブッチを演じた古畑新之はとても良かったです。

  • 短い映画なのに綺麗な地獄をずっと見せられるのでズッシリと重い

    幻想的なシーンと酷いシーンの落差があるけど音楽や照明がお洒落だから何度でも観たくなる中毒性があるな

    この世界観狂ってて好き

    妄想しすぎたって台詞が自分にも刺さるようでイタイ

    高橋一生はmemory of a lover

  • 今回もすごいタイミングで観てしまった

    この映画は私の状態でもある
    とてもリアル

    ある種の脳の状態の人が観たらたぶんもってかれる

    過去も未来も今も全部がイマ
    全てが思い込みで成り立っている
    今の自分の課題でもあることがいろいろで考えさせられた
    今の時代は思い込みを解除していく流れのように感じる
    私も今は壮絶な経験を通して、思い込みの誤謬をどんどん解除していって素直な自分に戻っていってる

    最後の高橋一生のセリフ、今の私の背中を押してくれてるようで、頑張ろうと思えた
    狂気は次の時点へたどり着くひとつの過程

    いつも映画と現実がリンクするのも、私が私の世界を作ってるからなのかも


    主役の子が少し安っぽくてお水の女っぽいのとか、店の店員の水っぽい感じとか、なんか生々しい

    そうえば「17歳のカルテ」と主人公の女の症状が似てた

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