食堂かたつむり (ポプラ文庫 日本文学) [Kindle]

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  • ポプラ社 (2010年1月12日発売)
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みんなの感想まとめ

命の重みや食の大切さを深く考えさせられる物語が展開されます。主人公の倫子は、恋人との別れや多くの喪失を経て故郷に戻り、「食堂かたつむり」を始めます。彼女が料理を通じて向き合うのは、野菜や魚、動植物の命...

感想・レビュー・書評

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  • 恋人と別れ、たくさんの物を失う中、声まで出せなくなってしまう倫子。故郷に戻り、「食堂かたつむり」を始めます。

    野菜や魚、動植物などの命をいただくとはどういうことか考えさせられました。かわいそう、怖いという感想をもたれる方もいると思うけれど、倫子も母もしっかり命と向き合って決意したことだと思いました。

    倫子の祖母の描写が出てくるたびに、自分の祖母を思い出しました。祖母の作るいなり寿司やおはぎ、黒豆、なます、かぼちゃ団子、じゃかいものみそ汁…。優しく懐かしい味。

    • yhyby940さん
      Ayaさん、私の本棚に「いいね」をいただき、ありがとうございます。この作品は映像作品を観てから読みました。映画では柴咲コウさんが主演でした。...
      Ayaさん、私の本棚に「いいね」をいただき、ありがとうございます。この作品は映像作品を観てから読みました。映画では柴咲コウさんが主演でした。機会があれば、ご覧になってみてください。
      2024/02/29
  • 美味しそうな料理が食堂かたつむりのテーブルにならぶ。心を込めた、願いを込めた、一期一会の料理。
    命の重みを考える。おかんの命、豚のエルメスの命、生きるもの全ての命。「(命を)いただきます」の言葉、大事にしよう。命に感謝して料理をし、食したら、ひと味違うものになるような気がする。

  • 番外編も含めて、素晴らしかったです。陳腐な言い方になってしまいますが、あらゆる命に感謝です。後半は涙が止まらなかったです。

  • 食堂かたつむり

    王様のブランチで優香さんが褒めたのがきっかけでベストセラーとなった小説です。いままで竹蔵の未読本に積んであったのを、映画化されるということで引っ張り出して読みました。
    主人公のゆんごちゃんは、インド人の恋人に全財産をもっていかれてしまって、失意のうちに実家のおかんのところに帰ります。そのために声さえも失ってしまいます。
    実家では反目しているおかんの代わりに昔馴染みのくまさんに助けられなんとか”食堂かたつむり”を開店するに至ります。食堂かたつむりは一日にひと組のお客様だけを迎えるというお店。りんごちゃんの全身全霊をこめたお料理をふるまうことによって、お客様の抱える問題を解決する糸口を与えます。
    そんな中、おかんとりんごちゃん、そして飼い豚のエルメスに重大な転機が訪れます。。。
    お料理を心をこめて作るということ、食材の大切さ。そして何より、食べるということを通じて命の循環を改めて気づかせてくれます。
    設定的にちょっと無理がありますが、そんなことは無視してよいほど、食べるということの大切さがとてもよく表現されていると思います。お料理好きな方は是非ご一読を。

    竹蔵

  • 【どうしても無理な1点があった】

    「ライオンのおやつ」から始まる三部作と知り、読んでみることにした。

    登場人物や舞台は前作と何のつながりもないけど、たぶんこの三部作のテーマは 別れと再生 なんだろうなぁ。

    現実世界ならきっともっと生々しい場面や心の内を、柔らかなパステル画のような筆致で描かれてる。

    読書系TV番組で、ご自身が体験した辛い体験を作品に落とし込んだ的に語っていたので、このやわらかさは敢えての選択なのかな、とも思った。

    前作に続きお料理の描写が素晴らしくて、こんな食堂が近くにあったらなぁ!と思い、自分の目の前に出されたお皿まで夢想したけど、ただ一点だけ、どうしても受け入れ難いポイントがあってそこから急速に食堂かたつむりから心が離れてしまったのが残念です。
    (作者の伝えたいこともわかるような気もするけど個人的には無理だった)

    でも、ここまで読んだからには、三部作最後の「小鳥とリムジン」まで読んでみる!

  • 前半はワクワク読み進めて、「この作家さんの他の作品も読んでみたいな」と思ったけれど、読み終えて、「これが代表作ならもういいや」と思った。オカンやふくろうや名前のオチは何となく前半から想像がついたけれど、愛玩動物を家畜に落とすってどうよ。
    それなら最初から家畜として扱って欲しかったと思うよ。主人公の豚に対する祈りの描写も薄っぺらく感じた。後、前半から違和感だったのだけど、お金を借りたとはいえ、色んなものをタダで譲ってもらったとはいえ、1日一組のお店にしては豪気に色んな物揃えたり、贅沢に取り寄せすぎじゃないかい?
    どう考えてもこの食堂は経営が成り立つとは思えなくて、ずっと違和感は感じていた。
    よく知らないオシャレな国からオシャレな生活のエッセイ本を出すのが丁度いい作家さんだと思った。

  • デビュー作?だと思ったが、確かに、ライオン〜とかと比べると、文体のマジックはあまりなく、ストーリーで読ませる作品だった。
    この人の作品は言葉のリズムがものすごく優れていて、ジェットコースターのように読まされてしまう。しかし、実際には出てくる人たちはいろいろな意味でコミュニケーション不全な人が多い気がする。本作もそれは一貫してて、一見ゆったり系の作品だが、読後感は結構重い。

  • 2回目。1回目に読んだのはすごく昔。なんだか美味しいそうなご飯ばかりのお話だなぁと母との関係もどうしてこうなっちゃったのかな。ぐらいだったけど、今回は祖母から母、そして娘がそれぞれ関係がうまくいかなくて愛情は持っているのにお互いに上手く伝わらない悲しい気分になった。ただ、周囲の人や出会う人が一人をのぞいてみんな良い人。食堂かたつむりを続けることを決めた主人公に幸あれと思った。

  • 衝撃的な失恋のあと、倫子は故郷に戻り、実家の離れで食堂かたつむりを始めた。ここの料理を食べると、恋や願い事が叶うというまことしやかな噂とともに、食堂は評判になるが…。

  • 柔らかいことばで優しく話が展開される…と思いきや、後半突拍子もない方向に進んで「???」となったり。
    言い回しに引っかかりを感じたり、色々とツッコミどころが多く、あまりハマりませんでした。
    料理の描写は美しいけど、全体的にざらついた印象。

  • 食すということは、命をいただくことだという強いメッセージを感じた。母と娘の関係がこじれているストーリーはいい気分がしない。

  • 感動して、びっくりして、共感出来て、切なくて、面白くて…すべてが詰まった作品です。人間の複雑な関係を、突然起こる出来事を全て現実みたいに本に映し出されています。このまま、1時間半ほど語ることが出来ますけど…。なぜ、私が1時間半も語れるのか、読んでみてわかるはずです。興味を持った方、ぜひ読んでください。というか、読んでください。

  • 料理っていいなぁ。どの料理も美味しそう。
    倫子の生きていく力強さがかっこよかった。
    熊さんに給料払うべき。。

  • 食によって人の心は動く、ほっこりした作品だった

  • 小川糸さんの八ヶ岳での生活に関するweb記事から興味を惹かれ、読んで見ました。前半はなるほど本屋さん大賞候補と思わせる軽快、あるいは軽薄な出だし。正直あまり好きな展開ではなかった。ところが帰省してからの食堂の準備や調理に関する描写が詳細で引き込まれた。後半になると思ってもない展開で雰囲気が変わり、ハードコアな内容となってびっくり。さらに最後の番外編もそれなりにとっつきにくいテーマで、それなりに攻めている内容。そこまでとっつきやすい内容と思わないけれど、海外で評価されているのにはちょっと驚いた。

  • 状況がどうであれ踏み出すきっかけを作れば人生は良い方向に向かっていく、そんな勇気をもらいました。

    別な視点では、日々の食事を大切にしよう、と改めて感じた1冊
    命を頂いて生きているんだということ、
    その描写は想像するのも辛いなと感じる部分もあるけれども、こういう事実を知るからこそ感謝の気持ちを持てるものだな、と。
    ふと日々の食事が雑になった時(=生活も雑になっている証拠だと思うので、そういう時に)
    繰り返し読み返したいなと思った。

    食堂かたつむりの素敵な噂も、
    きっとお客さんの事を思って作るからこそ、それを受け取った側もなにかの気付きを得る。それが行動を変える決意や、良い方向に向かうきっかけになるのだろうな、と思った。
    ついネットで評判のお店に足を運びたくなってしまうけれども、こういう想いのこもったお店を自分も大切にしたいなと思った。

  • エルメス殺さないでほしかった

    養殖とペットは違うやん、、

    エルメスは姿を変えただけなのだ

    ってことは確かに分かるけど
    それは作り手や食べる人の意見であって。

    エルメスは望んでそうなったわけじゃないのよ、、

    • のたりさん
      本当に身勝手ですよね。全部言い訳がましく感じました。
      本当に身勝手ですよね。全部言い訳がましく感じました。
      2025/01/19
  • 久しぶりの読書にぴったりな、良質で暖まる料理を食べているような気持ちになる作品だった。
    素材やお客さん達と向き合ってひとつずつ料理する主人公は、声を失ってしまってはいるが「他者と生きる」ということを料理を通じて学び実践している。食べる、料理するといった中の小さな幸せを大事にしようと思わせてくれる。
    おかんとの関係の部分が特に胸にきた。エルメス〜!!

  • 衝撃的なことが次々と起こる本。

    最初は衝撃が結構多めで、驚きながら読んでいたけど、途中から故郷に帰ってきてのどかで静かな風景も描かれていた。しかし、終盤にはまた衝撃がやってくる。だから、飽き飽きせずに読めた。


    毎日何気なくいただいている、「命」の大切さについても、この本から学ぶことができた。

  • 4.5

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著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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