ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ DVD-BOX

監督 : デイヴィッド・リンチ 
出演 : カイル・マクラクラン  ハリー・ゴアス  キミー・ロバートソン  マイケル・ホース  ミゲル・フェラー 
  • パラマウント (2018年7月4日発売)
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102671969

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに楽しい時間を過ごせた。
    終わるのが惜しいくらいに。

  • 全編を通じて、傑作だと思いつつも、退屈に感じる部分もあって、なかなか複雑だけど、それでもデビット・リンチが自分の世界観を突き詰めた強烈な魅力を持つ作品だと思う。そしてその中で生まれた第8話の「火は あるか?」は最高の傑作。

  • 90年代に一世を風靡したツインピークス続編として26年後の2017年公開されたシリーズ。

    現在ではデヴィッド・リンチも巨匠扱いなのか30年前には通らなかっただろう企画も、すんなり通ってしまったんじゃないかと思える破茶滅茶なストーリー展開で因果関係や理由などはあまり説明されない。一応物語仕立てにはなっているが、一介のアウトサイダーアーティストがツインピークスというフレームを使ってオムニバス作品を撮った、という印象。

    因みに、ヒッチコックの「白い恐怖」は演出にサルバドール・ダリが協力しており、かなりシュールなのだが、現在のデヴィッド・リンチ作品の超現実感はそれをも遥かに凌駕していた。

    リンチ映画のアイコンとも思える特徴的なシーンも全編に渡って散見されるので、往年のファンは欣喜雀躍必至。

    それは例えば、
    ベルベットカーテン、カーテンルーム、小人症の役者の起用、スモーク、役者のベルベット素材の服地、二重露光的な映像、無機物に命が宿るスピリチュアル感、そしてリンチ映画に顔馴染みであるキャストのローラ・ダーンにカイル・マクラクランの登場。それから、現実と超現実の交錯。人物描写は旧態と言われそうなセクシャリティの描き方だが、女性は男性の視点から性的な魅力の存在として描かれる。

    本作ではこれまでのリンチ的要素に加え、何でも有りといった感じで様々の要素が盛り込まれており、おじいさんになったデヴィッドリンチのアイデア総結集となっている。

    監督のドローイングや、立体物のインスタレーション的なアニメーションなんかもかなり頻繁に登場する。更に60代に入りシンガーソングライターの転向をツイッターで宣言するほどの音楽好きである監督は、各回終わりにおすすめ若手ミュージシャンを舞台上の街のライブハウスという設定で登場させ、彼らが一曲まるまる歌い切ってドラマは幕となるあたり、若手シンガーソングライターを応援してあげたい監督の私的な思いを垣間見る事が出来る。

    そんな中、最も注目したいシーンは、主人公クーパー捜査官と元秘書ダイアンのキスシーンである。50代男女の熱いキスシーンがなかなか見ものなのだ。

    その理由はリンチ監督がツインピークスを撮るよりも以前の80年代に撮った映画、「ブルーベルベット」の撮影をきっかけに交際した俳優カイル・マクラクランとローラ・ダーン、元恋人同士の2人を敢えて30年振りに熱いキスシーンを3度、おまけにベッドシーンまで撮らせたとこにある。シーンの必要性は大してなく、この画が撮りたかっただけなんじゃないかという考えがちらと頭をよぎる。

    尚、デヴィッド・リンチ監督本人もツインピークスには役者として登場しているのだが、2人の熱いキスシーンの間に割カットでリンチ監督がそれを見てにやりとする何とも言えないシーンが挿入されている。センチメンタルなシーンなのか、トラウマチックなシーンなのかは本人達にしか分からないが、20代当時付き合っていた人たちを50代後半になって再度キスさせたりまじまじと裸を見させるという発想にデヴィッド・リンチの最もホラーなサイコを確認した。

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