本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988102669782
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
GRAVE
2016年 フランス+ベルギー 98分
監督:ジュリア・デュクルノー
出演:ギャランス・マリリエ/エラ・ルンプフ/ラバ・ナイト・ウフェラ/ローラン・リュカ
http://raw-movie.jp/
「少女のめざめ」というサブタイトルだけ見れば、思春期の少女の性へのめざめ系の話かと思ってしまうけれど、本作の主人公ジュスティーヌがめざめるのは、そんな生易しいものではない。なんと、彼女がめざめてしまったのはRAW=生肉、しかも「人肉への嗜好」だったのです・・・!キャー!
ジュスティーヌの母親は厳格なベジタリアン。家族3人で入ったレストランで娘のお皿にちょっとでもお肉が入っていようものなら猛烈なクレームを入れる。しかしそれは宗教上の理由ではないらしく、なぜならそれ以外の部分で母親はおよそ品行方正とは言い難い。父が運転する車、助手席の母は車の前方に行儀悪く足を投げ出して座っている。しかし父親はそんな妻に逆らえず従順なだけ。
そんな歪な両親の娘だけれどジュスティーヌは「神童」と呼ばれた秀才で優等生、すでに姉アレックスが入学している獣医科大学の寮に彼女も入ることに。しかしこの学生寮、というか獣医学生たちが皆ちょっと異常。新入生を大掛かりで暴力的なサプライズで手荒に歓迎し、動物の血を新入生の頭からぶちまけ、兎の腎臓を生で食べることを強要する。ベジタリアンであるジュスティーヌはもちろん拒否するが、すっかりその校風に染まっている姉アレックスは彼女を庇うどころか無理やり食べさせる。
体中にできた蕁麻疹をかきむしるジュスティーヌ、ルームメイトは何故か男性のアドリアンで、いい奴だけれど部屋に男を連れ込んだりするし、先輩たちは全員エキセントリックで真面目なジュスティーヌのほうが異分子扱い、なんと教授までが彼女が優等生であることを批判する(この教授ほんと胸糞悪かった!)ストレスから自分の髪を食べたり奇行にはしるジュスティーヌは、この段階では単純に痛ましい。思春期の女の子がこんな劣悪な環境に置かれたらそら過食でも拒食でも発症するわっていう。
そんなある日、アレックスの部屋で脱毛していたジュスティーヌはうっかりハサミを持った姉を蹴飛ばしてしまい、アレックスの中指は切断されてしまう。ショックで気絶している姉を後目に、ジュスティーヌはその切断された指を口に含み・・・。
とんだホラーではあるのだけれど、ただの悪趣味ではなく、きちんと(?)それが少女の性的なめざめと連動して思春期の苦悩としても描かれているので変な説得力がある。彼女の食欲を、単純に性欲に置き換えることも可能だし、あるいは逆にそういう部分はばっさり無視して、ゾンビや吸血鬼の仲間だと割り切れば、グロテスクさも少しは薄れるかもしれない。
少なくともジュスティーヌは、自分の嗜好に抵抗しようとするし、本能の赴くまま食べ放題しようとは思っていない。性的なほうの初体験の場面で、彼女は相手の男ではなく自身の腕に噛みつく。このくらいなら(?)そういう性癖は男女問わず皆無とは言えないだろうし、少なくとも好きな男は喰わないという理性が彼女にはちゃんとある。
ゆえに終盤のあるショッキングな場面で大変びっくりするのですが、まあ結果的にはジュスティーヌの理性は証明されたともいえる。最後の最後で、さらにビックリな告白が待ち受けているのだけれど、これは、なるほどそうきたかと思う反面、だったら娘を二人とも獣医の大学に入れなきゃいいのでは?と思ってしまった。とはいえ、単なる奇抜設定のグロ系ホラーだけでは割り切れない繊細さもあり、好き嫌い分かれそうだけどそれなりに私は面白かったです。-
2018/08/08
-
淳水堂さん こんにちは(^^)/
これは胸をはって人様におすすめできないのが辛いところですが、感想内ではネタバレしてないあれやこれやがま...淳水堂さん こんにちは(^^)/
これは胸をはって人様におすすめできないのが辛いところですが、感想内ではネタバレしてないあれやこれやがまだまだあるので、誰かとこの衝撃をわかちあいたい!という気持ちもあって複雑です(笑)
グロいのですけど、そういう場面はわりと潔くホラー的にドヤッ!と来るので、あまり陰湿さがなかったのが救いかな。ギャスパー・ノエとかの、じめっとした生理的不快感よりはマシかも(苦笑)2018/08/09
-
-
音楽が本当に素晴らしい
指のところはとても、なんかFF9でパンデモニウム行った日のこと思い出した 関係ないけど
戻すシーンは、神経移入してしまってるのでわたしも口開けたまんま涙目でした
布団の上からズコバコやられてるシーンは、執拗に少女であることを固執し繭の胎内に籠っているところを、堕胎の器具にもにた暴力でこじ開けられるように見えた
っていうかお姉ちゃんかわいいよね…愛憎と、一言で括れないのが姉妹の関係なのだろうか、それでもお互いの肉を食い合わないところは、まるで獣みたいでとても悲しい -
怪作でした。少女の目覚めとは、性の目覚めと持っていた血の目覚めですか。指を食うシーンや恋人を食い殺したのかと動転する演技は迫真でした。神童という設定はあまり活かされていません。お父さんの様子を見ていると、理性で獣性を封じることもできるようなので、解決策としては、まずは禁欲と節制ですね。
-
アメリカの中北部のような全く山なんてない見渡す限り水平線で何処だろうなって考えてたらフランス語だったので意外だった(笑)
手荒い歓迎会なんだろうけど、男子女子問わず下着姿なのに恥じらう様子が全く感じられないのは自由と個性を重んじるお国柄の所為なのかな?その日初めて会った未成年の男女がいきなりルームメイトで一緒の部屋なんて有り得ないって思うけど男女が同等で分け隔てがないんだね。それは素晴らしいとも思えるし、おいおい…って感じもする。馬鹿やってるのに割と従順に付き合うところや食事中のちょっとした会話が哲学的に思えたりする。米国人とは違うんだな…って(笑)でも他者に対する乱暴さ加減はフランスの方がヒドイ(笑)
立ちションしたり、脱毛したり、なんだか面白い作品だな -
ふとしたきっかけで人肉食に目覚めてしまう少女の物語。
一部のヴァンパイア映画のような耽美的内容を期待したのだが、ただのキワモノだった。
エロみもグロみもあるが、そのどちらも汚らしく、不快きわまりない。 -
姉の指をチキンのようにかぶりつく少女の覚醒シーン!もはや美味しそう!
人の肉食べるシーンはそんなにグロくないけど、大学の新入生の洗礼式が1番きつい
フランスでは普通なの? -
なんか久々な気がするフレンチホラーです。
いや流石「屋敷女」を製作した国ですね。
冒頭から最後まで嫌な雰囲気(超誉め言葉)が見事に継続されていきます。
それでいて最後は(少々投げっぱなしではありますが)中々の着地をみせる。
いや話題になる訳ですねこれは。
というわけでモチロンお薦めなんですが、フレンチホラーに耐えられる人に限ります。
(ハリウッドホラーでぎゃぎゃあ言ってる人にはちょっと敷居が高いと思います)
本棚登録 :
感想 :
