スイート・ホーム [Kindle]

  • ポプラ社
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感想・レビュー・書評

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  • 家は「ハウス」から人が住んで、初めて「ホーム」になる。
    「マイホーム」は、家族で色々な事を乗り越え、初めて「スイート ホーム」になる。

    阪急不動産の宝塚山手台とタイアップした原田マハさんの小説。

    アート系とはちょっと外れた、家族物語。
    阪急宝塚線山本駅の高台にある分譲地が舞台。

    結婚当初に住んでいた庭にあったキンモクセイ。
    引っ越すときにも植え替えて、甘い香りを漂わせる。

    「スイートホーム」という名のケーキ屋さん一家。
    毎年花が咲く10月に、家族の記念写真を撮るのがお決まり。
    そして、年を重ねるごとに家族の人数が増えて・・・
    本当にスイートな暖かい物語。

  • 2023#10
    文庫で。

  • 阪急電鉄、宝塚、ケーキ屋さん、金木犀、家族という言葉を使って、まさにタイトル通りのスイートな物語がたくさん詰まった、ケーキ箱のような一冊。
    読み始めると、あたたかなストーリーが胸に沁み入り、集中して物語を楽しむことができた。読後もすごく良くて、この本に出会えてよかった!と心から思えた。スイートホームに出てくる、家族のアットホームな感じ、すごい憧れる。

  • 阪急電鉄沿線の街宣伝本。マンションポエムと一緒。
    お気に入りのハーブティーとスイーツのお供に読書。読後はみーんな幸せな気分になっちゃう!幸せな物語をケーキ箱に詰め込んで、、って気分の時は読むのもいいかもしれない。

  • 原田さんの小説を読むのは二冊目。彼女のストーリー展開は秀逸。全体の構成がよく練られている。人物の性格表現が柔らかくて心地よい。この作品は宝塚を舞台にしているが、宝塚の美しい環境が的確に表現され、人間の美しい部分をうまくストーリー展開に生かしていると思った。大阪弁も的確。ちょうど宝塚の母のところへいった帰りの新幹線の中で読んだので、宝塚の美しい環境やストーリーの中に描かれている人間性の良いところが心身に染み渡った。

  • この小説を読んだら宝塚の丘の上の住宅街に絶対住みたくなる

    この小説は、実は阪急不動産のホームページ「阪急宝塚山手台」に連載されてたもの

    小説の最後の出典でタネ明かしをされたような気分ですけど、こんな幸せいっぱいの家族満載の物語、タネ明かしされても読後の幸せな気持ちは変わらない

  • マハさんの絵が描く人間模様が、どこかしら懐かしく、親近感のあるものばかり。短編集だけど一辺倒じゃない。すごくあたたかい気分で読み進められて幸せな時間だった。

  • 街の小さな洋菓子店が舞台のハートフルストーリー。ショーケースに並ぶケーキが、皆の笑顔が、街の緑が、目に眩しい。かつてよく利用した阪急宝塚線や今津線沿線の風景を思い出しながら心温かく読了。第1章の娘の婚約者を深く見送るパティシエの姿には思わず涙。

  • ほっと暖かい物語。
    どこからか甘い香りが漂ってきそう

  • ほのぼのとウルウル来ました。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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