「不能犯」DVD通常版

監督 : 白石晃士 
出演 : 松坂桃李  沢尻エリカ  新田真剣佑  間宮祥太朗  テット・ワダ  菅谷哲也  岡崎紗絵  真野恵里菜  忍成修吾水上剣星  水上京香  今野浩喜  堀田茜  芦名星  矢田亜希子  安田顕  小林稔侍 
  • エイベックス・ピクチャーズ
2.68
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4562475290035

感想・レビュー・書評

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  • 邦画の悪いところばかりが目立つ超駄作。リアリティもなければ演出も酷い。芦名星を除けば学芸会レベルの演技(特に沢尻はヒドイ)で、そもそも脚本が面白くないんだろうと思うがストーリも本当にヒドイし何を描きたかったのかも不明。全く観る価値のないD級映画。

  • 2018年 日本 106分
    監督:白石晃士
    原作:神崎裕也『不能犯』
    出演:松坂桃李/沢尻エリカ/新田真剣佑/間宮祥太朗/忍成修吾/真野恵里菜/芦名星/安田顕

    奇妙な変死事件が相次ぎ、刑事の多田(沢尻エリカ)は、新人の百々瀬(新田真剣佑)と調査に赴く。現場ではいつも黒いスーツの男が目撃されており、多田は彼を催眠暗示で被害者を死に至らしめる「不能犯」ではないかと睨む。ある現場でみつけた彼を任意同行させるが、宇相吹正(うそぶき・ただし)という明らかな偽名を名乗るその男(松坂桃李)は、多田の上司である夜目(矢田亜希子)に奇妙な暗示をかけて自分を釈放させ、後日、夜目は自殺を図り…。

    原作コミックは未読。不能犯という設定自体はとても面白い。直接手を下さず、相手を催眠暗示にかけることで、たとえばただの水を毒だと思い込ませることで飲んだ人間は本当に死に至り、しかし現実に毒物はどこにもないから刑事事件としては立証できない、ゆえに逮捕不可能=不能犯というわけ。この他人に暗示をかける能力を持つ宇相吹は都市伝説的に、ある公衆電話ボックスに依頼メモを残せば憎い相手を殺してくれる必殺仕事人的なことをしており、しかしけしてそれは親切心からではなく、他人を殺したいほど憎む人間のエゴをあざ笑うためにやっているらしい。

    序盤はこの宇相吹が何をしたいのか理解しがたく、というのも彼がかかわる殺人のエピソードがことごとく陳腐なので、愉快犯的な彼の意向が掴みにくいのだ。どうやら一見殺害された人間が悪のようでいて、実は殺人依頼者のほうがクズで、そっちも結果的に不幸になる、というパターン。このエピソードのひとつひとつに説得力があればもうちょっと面白かったかもしれないけど、ここがまず今ひとつ。最終的にキーになる理沙(芦名星)と優(真野恵里菜)姉妹のエピソードも、いや妹がクズだっただけですよね?となり、のちの理沙の行動に心底感動することができない。

    なにより一番この映画をつまらなくしていたのは、ヒロインの沢尻エリカ。エリカ様の演技力は信頼していたけど、これは単純に彼女の持ち味とハマっていなくてダダすべり。男勝りで正義感の強い姐御肌のキャラなのだけど、全然そう見えない。原作知らなかったけどこれもともと男性だったのを映画は女性に変えてあったみたいですね。実写化でよくやる手法(リングのように稀に成功)だけど、単純にこの映画ではミスキャストだったと思う。杏ちゃんみたいに女性から見てもかっこいい女性をキャスティングするならまだしも、フェミニンで影のあるエリカ様に、正義や希望を語らせても説得力ゼロですよ…。

    これはもう真剣で目の保養をするしかないかと諦めていたら、まさかの中盤で怪我退場。エリカ様が少年院から出てきたあと更生させたというタケル(間宮祥太朗)という胡散臭いイケメンがいるにはいるけれど、まあとってつけたように怪しい。おりしも、不能犯の犯行とは別口で、都内各所で無差別爆破事件が起こっており(こっちちゃんと調査しろよ)まあ案の定、このタケルが犯人。不能犯だけでもお腹いっぱいなのに、なぜか爆破魔まで登場して、なんとエリカ様を挟んで不能犯と対決することになっちゃうという爆笑展開。ぶっちゃけ焦点がぼやけるのでこの爆弾エピソード不要だったと思う。まあこれがクライマックスでしたけどね。

    書き遅れましたがエリカ様はなんと不能犯の催眠暗示にかからない特殊体質であることが判明しており、不能犯はエリカ様に「俺を殺せるのはお前だけ、俺を止めたければ殺せ」と挑発しているのですが、ぶっちゃけ、暗示かけられる前に背後から刺したら誰でも殺せます。現に、爆弾魔には普通に切りつけられてたし。そしてエリカ様は正義の味方であるため、不能犯を陥れたり殺したりすることに躊躇・葛藤していたのに、終盤ある場面でさっくり刺します。え?じゃあなんで今まで葛藤してたの?

    本来敵対する関係である刑事と不能犯が共闘する、さらに男女にすることで、クラリスとハンニバルのような淫靡な恋愛感情を表現したかったのかもしれなかったけれど、全然二人の関係を描ききれていないので、不能犯がただの挙動不審な人になってしまっていて勿体ない。松坂桃李の演技自体はとても良く、彼は不能犯という不気味な存在をうまく演じきっていました。シリーズ化されそうな終わり方だったけど、絶対ないでしょう。

    最近はもっぱらアマプラ活用で、お金出して映画館にまでは見に行かないような邦画を見ることが多いせいか、とにかくハズレ映画が多いですね。こういう映画ばっかり見ちゃうと、邦画の未来を嘆きたくなるひとたちの気持ちがちょっとわかる。

  • 羨み、恨み、妬み、嫉み
    性悪説なのか。
    松坂桃李の赤い眼で心の奥底が乱される。
    悲しい。

  • 制作年:2018年
    監 督:白石晃士
    主 演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星、水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍
    時 間:109分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ


    検死をしても何一つ証拠が出てこない不可解な変死事件が連続して発生。
    これらの事件のただ一つの共通点は、事件現場で必ず黒スーツに身を包んだ宇相吹正が目撃されていることだった。
    彼こそは、ある電話ボックスに殺人の依頼を残しておくとどこからともなく現れ標的を確実に死に至らしめるとSNSで噂されている、電話ボックスの男だった。
    死因は病死や自殺に事故と、いずれも立件できないようなものばかり。
    そんな不能犯・宇相吹のもとに、愛憎や嫉妬、欲望にまみれた人々が今日もやってくる。
    警察は宇相吹の身柄を確保し任意で取り調べを開始。
    多田と部下の百々瀬が見守る中、上司の夜目が彼の取り調べにあたるが、次第に夜目の様子がおかしくなり…。

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著者プロフィール

白石 晃士:映画監督。1973年生まれ、福岡県出身。石井聰亙『水の中の八月』(1995年)に制作進行として参加した後、自主制作作品『暴力人間』(1997年/共同監督:笠井暁大)を完成させ、ひろしま映像展’98で企画脚本賞・撮影賞を受賞。翌年、『風は吹くだろう』(1998年/共同監督:近藤太)がぴあフィルムフェスティバル’99準グランプリを受賞する。2000年に矢口史靖に抜擢され『ウォーターボーイズ』のメイキング監督をつとめ、2005年『ノロイ』で劇場作品デビュー。以降、フェイクドキュメンタリーの手法を使った作風が評価され、2012年からリリースを開始したオリジナルビデオシリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』では、ホラー映画ファンを中心に大きく話題を集めた。ほか劇場公開監督作として、『オカルト』(2008年)、『タカダワタル的ゼロ』(2009年)、『シロメ』(2010年)、『超・悪人』(2011年)、『カルト』(2013年)、『殺人ワークショップ』(2014年)、韓国との合作『ある優しき殺人者の記録』(2014年)などがある。

「2016年 『フェイクドキュメンタリーの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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