読書の価値 (NHK出版新書) [Kindle]

  • NHK出版 (2018年4月10日発売)
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みんなの感想まとめ

読書の本質や価値について深く考察した内容が展開されており、特に知的好奇心の重要性が強調されています。著者は、自分の好奇心を刺激する本を選ぶことが、豊かな人生を築くための鍵であると説きます。多くの人が受...

感想・レビュー・書評

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    〈当館所蔵は電子ブックではありません〉

  • 森博嗣は人生で交わりたくないやつだな、と思った。

  • 自分が読めるモノを読むと、バカになる。
    著者の小学校時の読書体験が、
    独特の世界観を作ったベースになっているなと感じました。
    「わからない」言葉があったら、調べる。
    そして、「だんだんわかってくる」、その楽しさを知る。
    小学生ぐらいに、こういう体験をした人は、後の人生が変わってくるだろうなと思います。

    大人になると、「わかるモノ」や、「わかりやすいモノ」に、読書の効用を求める傾向が出てきますが、
    それは、本質的にはネットニュースを見ているのと変わらないかもしれない。
    少し抽象的な言葉や難しい漢字を使うだけで、
    書籍の「売り上げ」にダイレクトに響くわけですから、出版社も、もっとわかりやすい本、
    できれば、ドラッグのように中毒を引き起こすような刺激的で、即効性のある本を作るのは、
    当たり前と言えば、当たり前です。

    知的好奇心は、運動と似ていて、鍛え続けないといけない。
    その最も良い方法は、挑戦という名にふさわしい本を選ぶことなんだと。
    著者のこの本を読むと、何冊読むとか、広いジャンルを読むとか、古典の大切さを説くとか、
    一切説いていません。

    やはり、自分の知的好奇心を維持したり、広げるために、読書が存在すると言っています。
    今は、アマゾンで書籍を購入したり、キンドルで電子書籍を購入するのが、
    当たり前になっていますが、自分の購買記録から導きだされたアルゴリズムに従って、読まされているようで、
    知的好奇心を育む上では、かなり縛られた状況に陥っているかもしれません。
    気づいたら、似たような本を大量に読んでいたことも、少なくない人があるんじゃないでしょう?
    それは、自分が読んでいるのはなく、読まされているだけかもしれません。

    自分の好奇心を刺激する本は、誰もが読んでいる本には、おそらくないだろうなと思います。
    やはり、自分で、見つけ出さないといけません。
    今は、受動的な読書が主流で、能動的な読書を行うのが非常に難しい。

    強い問題意識と、広範な知的好奇心を培うと、人生が豊かになる。
    暇つぶしのための、楽な、わかりやすい本を読むだけの読書は、もう卒業しようと思いました。

  • 20180419読了
    森博嗣の読書論。そもそも本とは何かに始まり、どうやって本を選ぶべきかについての考え方は筆者独自の発想だろう。
    やっぱり面白いなと思った。本の読み方、知識の習得法みたいなものを知りたい人は、別の本を読むことをお勧めします。笑

  • 文体内容共に読みやすい。ただ偏屈な内容ではあるとは思うのであくまで著者はこう思う的な内容だなと。

  • 読書について森氏の考えていることを綴ったエッセイ。
    「読書の自由さ、楽しさを書いてもらいたい」と依頼を受けて書いたらしい。
    氏がどういう風に本を読んできたか、書いていてどうか、読書ビジネスの裏側や未来予想などが書いてあり、へぇといった感じ。
    氏の他のエッセイ的な本と違って皮肉のようなものが少ないように思えた。

    本選びは人選びと同じだという話が面白かった。

  • この人の書く他の作品が気になった。他の方の感想の中にすべてはFになるとか書いてあり、読みたくなった?

  • とても面白い。ハッとなる部分がいくつもあった。

    本を読めば人類の知識が得られる。周りの誰も知らないことでも、世の中の誰かは知っていて、それを本に書いているのだ、と思い知った。人間はそういう仕組みを作ったのだ、なんと素晴らしいことか。
    本と人は同じような存在であり、未来において本は限りなく人に近づく。まさに未来の友人と言えるだろう。

    どんなに有名な人でも、すでに亡くなった偉人でも、その人が書いたものが読めるという奇跡が本。
    様々なジャンルのものを読むことで得られる自由。

    私ももっと違う分野の本を読みたくなった。

  • 人に本を進めるのは意味がない。それは人それぞれ考え方が違うし、必要としている情報も違う。本を読むのは新しい人と出会うことに等しい。つまらない本など存在しない。

    文章の価値を考えながら本を読もうと思った。
    #読書の価値

  • 読書の価値





    本とは人のようなものだ。
    人と会って対話をする。もちろん相手が返答をしてくれるわけではないが、自分のなかにない考え方や、知識を教えてくれる。






    先ほど本とは人のようなものだ、と述べた。
    人にオススメの本を聞いたりするのは、オススメの友人を紹介してくれ。と言っているようなものだ。
    オススメの本を選ぶのではなく、自分で雑多に見つける過程からが大切なのだ。






    最後に、本はゆっくり読め。
    新幹線で外の風景を眺めていて一瞬で通りすぎる景色を覚えているだろうか?それより、ゆっくり歩きながらの景色のほうが記憶に残り、感情も動かされる。
    本も同じだ。瞬読なぞ、読んでないのに等しい。







  • 帯に「誰も言わない『読み方』を教えよう。」とある。だが、いつまでたっても読み方の指南は始まらない。

    ハウツウものを期待すると、完全に肩透かしを食らう。独自のスタンスを持つ著者の事例が書かれているだけだ。100%エッセイ。

    そういう意味では、"売り方がうまい"というか、"不誠実"というか。自分的には共感できるところもあったので、不満はないのだが。

  • 完全な引用ではないけれど、以下のような内容が心に残りました。

    ・本を選ぶ過程が大事
    ・作文も何をどう書くか、それとも何を書かないでおくかなどをあれこれ悩む時間が大事
    ・あれこれ悩むことが「思いつき」「ひらめき」を生む
    ・みんなが読んでいるようなベストセラーを読んでも仕方がない。自分が読みたい本は自分で探すべき
    ・アウトプットは、読んだ人の頭の中でインプットされることで初めて完成する

    読書は「どの本を読むか悩む過程」や「読んでみて有益でなかった本があったとしたら、なぜ自分にとっては有益でなかったかがわかることも含めて有益」のようだ。
    つまり、「これが売れてる!」「評価が高い!」「一読の価値あり!」なんて本ばかり読んでるのは、却って危険かも知れない。

    ……ブクログの存在意義を揺るがすような本かも知れない。

    森博嗣氏の新書は手元に置いて何度も読み返したいものが多い。
    売れていて評価も高いから、ご本人としては「その読書は違う」と言われてしまうかも知れないが。

    ただ、アドバイスに従って、誰も読んでいないような書店の隅にある本を、宝探しのように買うことを習慣にしてみようかなと思えてきました。

  • 小説家の森さんが読書に対しての考え方を述べている内容
    正直、内容が飛び飛びで分かりづらい印象があります
    自分の半生を語った後、読書の話したり、
    読書の話の途中で、文章の書き方の話になったりする。
    (本人としては一貫性を通していると思っているのか?)
    おそらくこの一貫性のある飛び飛びしている印象が中学入試に良く出てるということでしょうか?
    最後によかったのはちゃんと出版業界の未来を心配しているのはよかったです。
    わたしはその話をしているのは森さん含めて2しか聞いたことありません。

  • 本を探す時間も有意義だ、というのは新鮮な感覚やった。Amazonのお勧めや、同じジャンルの本を探すことが多いから、これからは知らないジャンルの本も読んでみよう。
    いつでも検索できる時代になっても、頭の中に入れておくことで思考や発想の種になるので、知識のインプットは無駄では無い。遅く読むのはいいこと。本を読みながら、あれこれ思いついて上の空になるのがいい。
    これは得意やわ。

  • 娯楽で読む本と、何かを得ようと思って読む本ではブクログのレビューや感想も変えた方が良いな。
    娯楽で読む本は自分が感じたことを言葉に当てはめることで、感想が言葉に縛られて痩せるので、あまりグダグダ書かん方が良い。
    何かを得ようと思って読む本はインプットしたのちにアウトプットすることによってより内容を理解できるので積極的にグダグダ書くと良い。特に言葉で思考する癖のある私にとっては、文字に起こしておくことは良いと思われる。

    小説は作者の頭の中にあったものを、文章を介して読者の頭で再現するものであって、読者の頭は全員違っているので、同じ小説を読んだとしても、一人一人の頭の中で違う世界が展開されているそのため、小説の感想なんぞ共有しなくてもいいというのは何とも面白い考え方だ。

  • 1
    この方の本は初めてでしたが、タイトルをみて衝動買いしました。読書って何の意味があるのって言われたときのために。
    最初は自身のことをずっと書いていてなんとなくうわっと思いながら読んでいたんですが、不思議と読みやすかったです。作者さんのことをイメージできたからなのか、作者さんのことが好きになったのかはわかりませんが。

    それで、読書のメリットの一つは会えない人に会いに行くことだそうです。この本の中の例ではアインシュタインでした。なるほどなって思いました。

    私の中での読書は”イイ感じのもの”を見つけることだと思っています。例えば飲み終わったウィスキーの瓶とか、浜辺で拾った木の棒とか。それだけだけでも”イイ感じ”なんですけど、それがある時、花を挿すための花瓶になったり、日曜大工で机を作った時の材料の一つになったりする・・・ここまで書いたけどよく分からなくなったのでやめます。

    ここまで長々と書いたのは、この本の中でネットに本の感想を書くのは自分が読んだ本を忘れないためだとか、ただ本の内容を引用しているだけだとか書かれていたので、なんとなく逆らってやろうと思ったからです。
    見事に空回りしました。

  • 2018/12/11 Amazon Cyber Monday Kindle本セールにて390円でDL購入。
    2020/7/13〜7/15

    森博嗣氏の読書に関するエッセイ。相変わらずぶれないユニークな視点。森さんのエッセイはモノの見方の角度を拡げてくれるので読んでいて面白い。

  • 他のエッセイを読んで入れば知っている内容が多い。でも電子書籍についての考えは面白かった。大体は想像どおりの未来予測で、本の未来について語っている。
    最近は私も電子書籍を多用してきているのでもっと詳しい話も聞きたいが、そこまで書くほどの情報もないかとも思う。この本に書いてあることだけで、あとはどうなるかは分からない。
    著者は引退を発表してからはエッセイが増えている。大体はサラッと読めるものが多いので、重い思想なども読んでみたい。

  • 自分が応用出来るかはともかく、作者の実践を知る事が出来た。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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