卒業 [DVD]

監督 : マイク・ニコルズ 
出演 : ダスティン・ホフマン(高岡健二)  キャサリン・ロス(林寛子)  アン・バンクロフト(奈良岡朋子)  マーレイ・ハミルトン(宮川洋一)  ウィリアム・ダニエルズ(宮田光) 
  • KADOKAWA / 角川書店
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988111294500

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「Oricon」データベースより)
    優秀な成績で大学を卒業したベンジャミンは、両親の友人、ロビンソン夫人の誘惑に乗り、肉体関係を重ねるが、虚無感をつのらせるばかり。心配した両親は、何も知らずに夫人の娘エレーンとデートするよう彼に勧める…。





    有名な作品なのですが初めて観ました。
    ラストシーンが有名でその部分だけは知っていましたが まさかの内容だな...という感想です。
    感動モノだとばかり思っていたので驚きの方が大きかったです。
    ベンジャミンの虚無感はわかるんですが ロビンソン夫人の意図がよくわからない。

  •  本当に若い頃に見ただけだったので,話の内容は最後の場面以外すっかり忘れていた。ただし,サイモン&ガーファンクルの素敵な歌は,ずっと聞いていたのでよく覚えている。
     卒業というのは,大学を卒業だけではない。いいところのお坊ちゃまが自立し,さまざまなできごとも自分事として引き受けて生きていくという決心をすること,それがこれまでの大人に依存していた生き方からの卒業ということなんだなあ。
     それにしても,今ならストーカーだと言われかねないベンジャミンの行動はヤバいんじゃない。それでも最後があれだからいいのか…。バスの中で,彼女がベンの方を向くのにベンの視線は前しか向いていない。それが,彼の決意を表しているんだろうなと思った。
     どうでもいいことだけれども,最初の場面で,熱帯魚が出てきた。グラミーやらエンゼルフィッシュ,ブラックモーリーなんかがいた。これもわたしが大人になってから熱帯魚を育てたからこそ,気になる絵だろう。
     もうひとつ,これも映画の筋とは関係ない。ベンが,転がって缶の飲料水を飲んでいるのだが,その缶には二つ孔が開けてあって,その一方から飲んでいる。昔,こういう缶飲料が売っていたよなあ,と,懐かしくなった。

    《NHKプレミアムシネマ》の解説より
     大学を優秀な成績で卒業したものの、焦燥感と不安にかられる青年ベンジャミン。ベンは、幼い頃から知り合いだったロビンソン夫人との情事に身を委ねるが…。
     ダスティン・ホフマンが一躍スターとなり、マイク・ニコルズ監督が、みずみずしい映像と、コメディータッチの絶妙の演出でアカデミー賞を受賞した青春映画の傑作。「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボロー・フェア」などサイモン&ガーファンクルの名曲も大ヒットした。

     

  • 大学を卒業したが、その先の進路を決めていないベン。パーティで会った既婚者と逢瀬を重ねる。が、彼女の娘に恋してしまい。

    アカデミー監督賞受賞作品。音楽は主にサイモン&ガーファンクルで、サントラはグラミー賞受賞。

    これまた評価が難しい。当時の感覚なら「こんなに愛されて!」だろうが今観るとかなりヤバいね。完全にストーカー(犯罪レベル)だし、いろんな意味で訴えてられるよね。

    名作たるゆえんは、このサントラの効果もあるんだろうが、個人的には音楽が美しい&優しすぎて、ストーリーとリンクしてない感じ。

    ダスティ・ホフマンの演技は迫真ですごいとは思うけど、これは果たして「愛」なのか、と思ってしまう。

  • おさえるべき古典的な作品。これも50年以上前のものだ。ダスティンホフマンの演技は際立っているしサイモンとガーファンクルの歌もいいのだけれど、ストーリー的にはどうなんだろうと思ってしまった。元祖ストーカーだし現代なら通報されるだろうし、何よりもミセスロビンソンが何をしたかったのかがわからないしこの二人が将来幸せになるとも思えない。ラストシーンで、エレーンがベンの顔を見ているのにベンは前だけを見ている、というのが何か象徴的と思った。

  • WOWOWで鑑賞。
    子供の頃に何度かテレビで観たが、大人になってから観るのは今回が初めて。
    有名な映画でもあり今更特に感動はないが色々と発見があった。
    ・お金がかかっていない(ように思えた)。
    ・エレイン(キャサリン・ロス)のキャラが殆ど描写されていない。観客が感情移入できないようにしたのか?
    ・ダスティン・ホフマンの演技は平板な感じで、これが良いのか悪いのか(うまいのか下手なのか)良くわからない。
    ・これらの淡々とした感じが当時は斬新だったのか。
    ・S&Gの音楽はとても印象的。見た後でこの映画の音楽はS&Gとデーブ・グルーシンが担当したと知ったが、どこにデーブ・グルーシンの曲が使われていたのか全く気がつかなかった。

  • あまりに有名なラストシーンだけ知っていたせいかクラシック純愛ものだと思い込んでいたが、ゴリゴリのADHDのボンボン青年が凶行に走る映画でした。明らかに意識がどこかに行っていてまともにコミュニケーションがとれない役を演じるダスティン・ホフマンがすごい。カメラワークや先鋭的な編集もとても60年代の映画とは思えない作品。最後の二人の中途半端な表情は「やってやったぜ」と「やってしまった」と「まあなんとかなるか」の感情が次々に表現されていて最高。

  • 最高の映画。ポップにセンスがあふれている。これぞ映画!これぞ俺が求めていた、大人な雰囲気で逆テイストだが、根本は真面目なやつ。タクシードライバーの赤るいやつ

  • 主要登場人物3人ともに感情移入してしまう映画だけど、私はどうしても年齢的にもキャラ的にもミセス・ロビンソン寄りなので、より切ない映画でした。
    でも、大学時代に友達の友達の話として(←ありがちなフェイク?)家庭教師先の母親に迫られて、全く恋愛感情ないけどヤっちまった・・・とかいう話は飲みの席で聞いたりしたので、意外にあなたの近くにも落ちている話かもしれないですね。

    ---------------
    2017/04/24 鑑賞

    ラストシーンの印象から、勝手にシリアスで文学的な恋愛ドラマかと思っていたら、コメディだったとは!
    ビックリです。
    マンガみたいな展開にくすくす笑いっぱなし。
    音楽の乗せ方とか、小道具の使い方とかもおかしいの。思い付いたおもしろいこと全部入れたでしょ!と言いたくなるようなすごく変な話。

    ・・・なんだけど・・・

    登場人物3人の感情の揺れが、ものすごくリアルで、これまた驚く。
    ギャグ漫画なのにところどころ心の奥にぐさっとくるコミック本ってたまにあるけど、そんな感じ。

    落ち着いたアルトの心地良い声で主人公を手玉に取るミセス・ロビンソン。
    常に大人の貫録を漂わせている人なのに、「夜にどこに行ってるの」と奇妙なくらいしつこく聞いたり、娘のことで急に顔色を変えて声を荒らげる。
    はずみの一夜限りの恋、ではなくて、何度も体を重ねている相手とは、どんなにクールダウンしているつもりでも、やっぱり心も持って行かれてしまうものですよね。
    家族を守りたい気持ちと嫉妬とモラルとプライドとがぜんぶごちゃ混ぜで支離滅裂になってしまっているのが分かる。見ていて切ない。

    体と心が切り離せなくて混乱するのは主人公も同じだけど、彼にとってはミセス・ロビンソンはやっぱりただの通過点。
    このあたりの2人の感情の違いがとにかく切ない。
    なんでここだけ急にリアルなんだ。ずっとマンガみたいな展開だったのに。

    エレインの支離滅裂に見える行動も同じくリアルだなぁと思う。ありえない人を好きになってしまったっていう混乱が、年増のミセス・ロビンソンとは全然違って若い娘らしいエネルギーでまっすぐ放出されて、なんというか、かわいい、としか言いようがない。
    これはもうミセス・ロビンソンが吹っ飛んでしまっても仕方ないなぁ、と見ていて思う。何度も言うけど、切ないですな!

    ラストシーンはあまりにも有名だけど、正直、そこまでの描き方が見事過ぎて、どうでも良くなった。

    変な映画!
    でも、すごくおもしろかったです。

  • 先日、午前十時の映画祭で「ダスティン・ホフマン」主演作品の『卒業(原題:THE GRADUATE)/1967』を観ました。

    -----story-------------
    大学を卒業し前途洋々の「ベンジャミン」。
    彼は、祝賀パーティの席で誘惑をかけてきた中年女性「ロビンソン」夫人と逢瀬を重ねることに。
    だが彼女の娘「エレイン」が現れた事で、その関係は崩れていく。
    親の勧めで不承不承「エレイン」と付き合うことになる「ベンジャミン」は、彼女に惹かれていったのだ。
    一方、そんな若い2人に嫉妬する「ロビンソン夫人」。
    やがて、彼女と「ベンジャミン」の関係が「エレイン」の知るところとなるのだが……。

    ニューシネマ全盛の時代だからか、妙にリアルな肌触りを持った青春映画で、その生々しさはストーリーだけでなく、各キャラクターにも及んでいる。
    「ホフマン」、「ロス」の若い二人も好演だが、中でも、有閑マダムの「ロビンソン」夫人に扮した「A・バンクロフト」の存在感は強烈。
    『サウンド・オブ・サイレンス』、『ミセス・ロビンソン』など「サイモン&ガーファンクル」の唄うメロディもいい雰囲気で、60年代後半に青春を過ごした人間にはバイブルのような作品でもある。
    -----------------------

    思春期特有の苛立ちを抱えた青年「ベンジャミン」役を「ダスティン・ホフマン」が好演していましたね。

    「ベンジャミン」の行動は身勝手… 自己中心的で、不倫、暴走、ストーカー、新婦強奪(&暴力付き)と倫理上、問題のあることばかりなのに、なぜか気持ちがシンクロして行くんですよねぇ。

    いつの間にか感情移入して観ていました。

    人間が持っている正直な気持ち… 通常は理性で抑えてある素直な気持ちを、ストレートに行動に移しているからかもしれませんね。

    第三者から見ると、とんでもない行動ばかりなんですが、最後まで気持ちが離れませんでした。
    認めたくはないですが、自分の中にも、同じような気持ちが潜んでいるのかもしれませんね。


    そして、結婚式場で「エレイン」を奪い、

    黄色いバス(路線バス?)に乗り込み、最後部の座席に座った二人の表情… なんとも言えず、イイ顔をしていましたね。

    このエンディング、大好きです。


    でも、ある意味、反面教師、もしくは喜劇として観るべき作品なのかもしれませんね。


    画的にも興味深いシーンが多かったです。
    オープニングタイトルのシーンも印象深かったですね。
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    あっ、そうそう「サイモン&ガーファンクル」の音楽はとても良いです。
    印象に残りますね。


    --------------------------
    監督: マイク・ニコルズ
    製作: ローレンス・ターマン
    原作: チャールズ・ウェッブ
    脚本: バック・ヘンリー
        カルダー・ウィリンガム
    撮影: ロバート・サーティース
    音楽: ポール・サイモン
        デイヴ・グルーシン
    出演:
     ダスティン・ホフマン ベン・ブラドック
     キャサリン・ロス エレイン・ロビンソン
     アン・バンクロフト ミセス・ロビンソン
     マーレイ・ハミルトン ミスター・ロビンソン
     ウィリアム・ダニエルズ ミスター・ブラドック
     エリザベス・ウィルソン ミセス・ブラドック
     バック・ヘンリー
     エドラ・ゲイル
     ウォルター・ブルック
     ノーマン・フェル
     アリス・ゴーストリー
     ブライアン・エイヴリー
     マリオン・ローン
     リチャード・ドレイファス
     マイク・ファレル
     エリザベス・フレイザー
     ベン・マーフィ
     ケヴィン・タイ
     ハリー・ホルカム
     ドナルド・F・グラット

  • ストッキングを履くシーン、協会からの逃走。有名なシーンの間を埋める話は初めて見た。1967年の名画なのは確かだけれど、今から見ると気持ち悪くて見通すことができなかった。主人公はサイコパスでストーカー。エレーンの気持ちはよく分からない。世間を振り切るのに十字架を使うところは旧世代への挑戦と読めるけれど、それもやはりあの時代なのだなあと思う。

    最後のシーンでエレーンが一転して浮かない顔になるのが印象的だった。続編が作られるなら、虐待夫から逃げ出す妻の話になりそうだ。

  • ラストシーンが有名だが、最後は顔を見合さず、笑いもしない。現実に戻った顔で終わり、単なるハッピーエンドではない。
    細かいコミカルなシーンが多く、意外と笑える。

  • ストーカー?
    S&Gの曲は良い
    この後どうしよう・・・

  • ☆☆☆2020年4月☆☆☆


    これは、主人公のベンジャミンがひどいと思うのは僕だけ?それはさておき、挿入歌の美しさは何とも言えない。
    サイモン&ガーファンクル

  • いつか見るリストに入っていて、観てみた1本。最初は高校からの卒業なのかなと思いきや、いろんな卒業が織り込まれていて予想がつかないストーリーでした。ひとつひとつ、クリアしていかないといけないすね。親の意向や誰かの都合は聞いてもいいとは思うけど、それだけで自分の進む道は決めるべきではない。多少ひとには変に見られたり争うことになったとしても、自分がこうしたいと思うことは伝えてみるといいかもしれないと思いましたね。サイモン&ガーファンクルのミセス・ロビンソンもいい感じでした。

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