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Amazon.co.jp ・電子書籍 (316ページ)
感想・レビュー・書評
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K先輩からの推薦図書
神との対話により書いたというなかなかパンチの効いた本書
ただ、中身は考えさせられる内容で、100%たしかにとは言えない内容だが、考えさせられる。面白かった。
三部作読んだり、気を開けて読めばまた理解が深まると思う。
そして、何より後書きの爽快さが、ハンパない。
別の人が書いているのだが、作者の全てを信じる必要はない。自分にピンと来たところだけ取り入れれば良いのだ、そして自身はそんなに作者の神は好きじゃない
なんて言うのだ。小気味よく、カッコいい。
そしてコレを乗せる作者も懐が広い。
<琴線にふれたところ>
- 究極的には、愛と不安の2つの感情がある
- 肉体と精神と魂
- あなた(自分)は全能、神である
- 神のメッセージはいたるところに
- 自分の魂に誠実に生きる(じゃないと死んでるのと一緒)
- 微小にも、極大にも無限が広がっている
- 神は判断しない
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対話形式の本です。
私は筆者の心理や考えだけをストレートに知りたいタイプなので、対話形式は無駄な字数だなと感じ、読むのが大変だった。
そして途中で挫折した。
対話形式にするためか、二元論で書かれている。
筆者は一元論者だと勝手に思っていたので、わざとかもしれない。
一元論派の私にはハマらなかった。
途中で読むのをやめてそのままKindleを閉じていたが、ある日落ち込むことがあった時、なんのけなしにKindleを開いたらこの本の続きが自動的に開いた。
そして読みかけのページが目に入り、その数ページの文がわたしの心にストレートに響いた。
多分この、ほんの数ページをこの瞬間のわたしに読ませるためにこの本がこういう形でここにあったのだと思った。
それだけでわたしにとって完璧な形で存在しました。
そこから先は流し読みではあったが最後まで読み切った。
2と3も同じタイミングで買ってあるのでそのうち読むかもしれない。 -
ブームになっていたのは知らなかったけれど、確かにこの本、25年位前に出版された本なのに、予約してから3か月以上待った気がします。
そうか、ブームになっていた本だったのか。
その割に、この本の内容が世を席巻した記憶がないのですが。
私は、神様はいるかいないかわからないので無神論者とは言えませんが、無宗教です。
特に一神教というのが好きではありません。
その理由は、寛容でないから。排他的だから。
全知全能の唯一神って、そんなに器が小さいわけないと思うのです。
それから罰を与える神、というのも胡散臭い。
多神教の、生前人間だった人まで死後神にしちゃうような宗教なら、祟り神があってもいいけれど、唯一神なら、人間の一人が過ちを犯したからといってわざわざ罰を与えるなんてしないと思うのです。
それなら最初から完全な存在として創ればよい。
わざわざ過ちを犯すように作って、成長を促し、間違えれば罰し…って、過保護な親じゃん。
と思っていたので、この本を読んだ最大の収穫は、この本に出てくるおそらくキリスト教の神様は、「寛容が肝要である」と言ったこと。
これは、「ローマ人の物語」を読んでいた時に私も痛感しました。
カエサルが顕著であったけれど、初期のローマ帝国は他国に対して寛容だった。
人種の違いも、宗教や文化の違いもそのまま認めて、ローマ市民の義務を果たせばよしとしていた。(奴隷制度はあったけれど)
キリスト教がローマ帝国に入り込んでから、帝国は弱体化したんだよね。
何よりも宗教を優先し、敵と味方の線引きをする。
非寛容って、結局自分に跳ね返ってくるんじゃないかと、本を読みながら思ってたわけです。
だから、この本に出てくる神様の「寛容が肝要」という考え、もっと広まっていいんじゃない?と思います。
私は無神論者なので、数少ない自分の対人関係や、多くの読書経験から、自分で「寛容が肝要」に至ったと考えています。
この作者は、ある日神様がこのようなことを話しかけてきた、と書いています。
一見私の考え方は傲慢なようですが、自分の考えを「神様が…」というほうが傲慢とも言えます。
だから宗教の話って難しいし、厄介なんだよ。
貧困をなくすこと、地球環境の悪化を防ぐこと等々、人類が抱える諸問題はすぐにでも解決すると神様は言います。
人類全体で「そうしよう」と思って実行すればいいのだ、と。
でも、結局問題が解決できないのは、それぞれが判断し選択した事柄の積み重ねの結果である。
要は人類が選んだ結果だ、と神様は言います。
そしてそれについても、神様は罰するつもりもない、と。
このくらい人間から遠く離れている存在のほうが、いっそすがすがしくて納得できます。(私には)
神様は神様なのだから、人間と同じ土俵に立つ必要はないし、ましてや人間の不始末の尻拭いをして回る必要もない、というのが私の神様論。
宗教は個人の心の安寧に作用するのなら必要なのでしょうが、善悪の判断は神様ではなく自分の責任で行い、それを他者に押し付けることも不要でしょう。 -
人はなぜ生きるのか?を紐解いてくれる。
著者プロフィール
ニール・ドナルド・ウォルシュの作品
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