コクソン哭声 [Blu-ray]

監督 : ナ・ホンジン 
出演 : クァク・ドウォン  ファン・ジョンミン 
  • キングレコード
3.81
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感想 : 11
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988003850944

感想・レビュー・書評

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  • 製作・原案の「女神の継承」が面白かったので、ナ・ホンジン監督作を初めて見てみた。
    156分という尺で退屈させない、二転三転の構成。
    結局なんていうジャンル映画だったのか言い切りづらくなる……藤本タツキが「チェンソーマン」で儀式の場面を参考にしたと言っているらしいが、タツキ作品の数巻ごとにジャンル自体越境していく作風自体も、似ている。
    まずほぼ冒頭で、極楽とんぼの山本だか彦摩呂だかなオッサンが、自宅の庭で(!)妻とカーセックスしているのを娘に見られて怒ってヘコむというシーンの、間抜けなんだか笑っていいんだか貧困の表現なんだか、とにかく強烈な味。
    ときどき妙なギャグも挟まり続けるが、基本はゴア描写きっちりな殺人事件の捜査。
    しかし自分の娘が巻き込まれていると気づくや、怒りでまともな捜査ができなくなり……、日本人の男への当たりの強さ。
    このへんでチャラい祈祷師が出て、どうにもやっぱり白石晃士を連想。
    また中島哲也「来る」も連想。
    ちなみに、@shiraishikoujiのツイート〈「コクソン」最初は良かったけど終盤はなんか煙に巻かれて終わった感じでしたね…〉〈『来る』は私の映画との類似性を言う人がいるけど、映画を見た限り中島監督は俺の映画は見てないし参考にもしてないです。類似性は原作にあるものと思われます。ちなみに『コクソン』は(詳細忘れたけど)某2箇所を見て「絶対『カルト』見てる!あのナ・ホンジンが!」と喜びました。〉
    確かに確かに。
    野村芳太郎「震える舌」とかフリードキン「エクソシスト」とか挙げるのも野暮だが、
    中盤の反転を経てからはもう、誰をどう信用していいのか……数日前に道端で石を投げてきた女が、まさか、とか。
    鑑賞後にネットで考察を漁ってようやく納得するもとがあったが、混乱そのものがまずはいい体験だった。
    しかも考察を呼び込む作りなので、幾重にも面白い。

  • 前に新・感染(韓国産ゾンビ)を見た時も思ったんだけど、道路や生えてる植物があまりに日本ににていて、びっくりしたんだよな。今回は田舎のお家だったので、お家の構造はどちらかというと中国の田舎の家に似ていたけど・・

    余計な情報を何も入れないでみたので、一体どっち方面に話が向かうのだろうとずーっと考えてた。リアル寄りか?それともオカルト?ゾンビ繋がりで見始めた映画だけど、え、これゾンビじゃなくね?あれ?ゾンビ?ええ、どういうこと?の連続だった。

    それに「よそ者」が日本人である設定もびっくり。え、これ國村さん?日本人てこと?それどういう意図?って思ってしまった。みている私は日本人、日本と韓国の関係、悪い方の「呪」に効力を持たせようとして、余所者を日本人に設定したなら、やっぱり韓国の田舎では日本(人)はあまりよくないイメージなのだなと・・

    観終わってからあちこち解説や考察をネットで読み漁ったら、どうもそういうたくさんの要素を含ませることこそが監督の意図するところだったみたいだね。聖書のエピソード(韓国はクリスチャンも多い)、韓国式呪術的なもの、日本式呪術的なもの、かと思えばちょいちょい科学的なニュースを挟んでくる。情報が多すぎてどれを信じたらよいかわからない。
    ただ、どうも、ラストでカットされたシーンというのがあったらしく・・それを観たら少なくとも制作者が考えていた物語の「正解」がなんだったかはわかりました。

    娘が金切り声で絶叫するシーンがちょっとキツイ。
    あと、豹変した娘が床をぐちゃぐちゃにして手づかみで食べ物をくちに頬張る場面も生理的に無理だった・・・

  • オープニングの犯行現場の映像からすでに韓国ホラーらしい凄惨な描写が続きますね。それに何故國村隼なのか興味津々ですよ笑笑
    韓国のホラーはゴア表現とか恐怖に対する描写が容赦なくて切れ味の鋭さがあるんですよね。これは米国とも日本とも違いかなり際立ってます。だからホラー好きからの評価が高いです。
    ゾンビとして周知されていない状況で事件現場に近隣住民と居合す…面白い!今まで見たことない感じの設定だな。しかし國村隼、褌一丁の半裸で顔面真っ赤…なんて役やってんだよ(笑)いいよ!
    意気地なしっぽい主人公のコミカルさがいい塩梅で物語に不穏な空気を吹き込んでますね。
    こういった山深い韓国の景色を見るのは珍しいですね。縁側があって窓の無い部屋に珪藻土っぽい土壁…古い韓国様式の古民家ですね。
    國村さん、何も言わないのに凄みのある演技ですね。素晴らしいです。
    韓国のエクソシストかぁ〜こんなの見たことないなぁ〜めちゃ面白いんだけど

  • 久しぶりに星5付けたくなる映画
    見たいものによって見えるものが変わる。

    ルカによる福音書24章38節
    「なぜ、うろたえているのか。どうして心に疑いを起こすのか。
    私の手や足を見なさい。まさしく私だ。
    触ってよく見なさい。
    亡霊には肉も骨もないが、あなたがたに見える通り、わたしにはそれがある。」

    と冒頭にあり何を信じるか観客として本当に混乱する。最後の女と祈祷師との駆け引き?では自分だったらどちらを選ぶか、考えながら見ていた

  • めちゃくちゃ面白かった。
    キリスト教を下敷きにしているが、そんなこと関係なしに展開が上手いし、誰を信じていいか分からない呪術師バトルの中、主人公が選択を迫られるシーンは見応えがある。
    よく考えたら、人間が死後復活するってホラー要素しかないし、着想が見事だと思った。

  • 予想に反して全然怖くなかった國村隼が最後の最後で超怖く。さすがです。出演者が全員終始叫びまくってて撮影大変そう。

  • おそらく吹き替えで見たのが失敗。大袈裟な演技とうるせぇ祈祷にゲンナリ。もっと硬派なサスペンスかと思ったら、とんでもオカルトだったので、そもそも見るタイミングを間違えちゃった感。

  • 2016年に公開されたNa Hong-jin監督、Kwak Do-won、Hwang Jung-min、Chun Woo-hee、國村隼出演の韓国産ホラー映画。田舎の村で、住人が家族を惨殺する事件が連続して発生する。いつしか、村人たちの中で山中で暮らす謎の日本人が関わっているのではないかとささやかれはじめるが…。最後まで緊張感が続く作品なので観ていて疲れますが、非常に良く出来た作品で面白いです。徐々に極限状態に追い詰められていくジョング役の役者さんを始め、ヒョジン役の子役、祈祷師の演技が凄いです。「よそ者」としての國村隼の凄みも良かった。

  • コロナウイルスによる騒ぎが起きている今の時世にぴったりな映画。

  • ★★★★★it was amazing
    『哭声/コクソン』 ナ・ホンジン監督
    The Wailing

    ミステリー&オカルト・ホラー
    國村隼さん、いいですね
    日本の俳優さんが、演技で評価されるのうれしい
    ファン・ジョンミンが主役でないのも凄い
    いい映画を作りたいって気持ち、こだわりを感じます

    よく練られたストーリーですね~
    外枠にミステリーを走らせキリスト&ユダヤ絡めた
    オカルト・ホラーを入れ込んだ感じ

    つじつま合わない”謎”をぶち込んでくるから
    すっきりしないとこあるけど、面白かったわ

    監督が白い女は宗教上の神ではなく、
    ”原初的な神”って言ってるらしいんだな

    祈祷師が”よそ者”のとこにあった写真持ってるの?
    白い女がグルって言ってたけど、?だな

    ナ・ホンジンinterview
    “よそ者”は、ずっと観客に質問を投げかける立場にあります。
    映画そのものが観客に質問を投げかけるという設定なんです
    「この状況で“よそ者”をどう思いますか?」
    またその状況が変わったときに、どう思いますか?
    ということをずっと投げかけ続ける映画です。
    登場人物たちの“よそ者”に対する考えがどんどん変わっていくんですね。
    よそ者に対するイメージがまとまらなかったのが、どんどんまとまっていくんですが、
    一人ひとりの解釈が全部違うんですね。
    たったひとつの解釈で定義する映画ではないというのが特徴です。
    自分自身もキャラクターをひと言で定義することはできないんですけど、
    観客の皆さんがどんな解釈をしようが、すべての解釈が合っていると思ってます。
    この映画は観客が自分で整理して完成させる、そういう映画であることを期待してます。

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