われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF) [Kindle]

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  • 早川書房 (2018年4月15日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • SFオタクのエンジニアがアルコー延命財団よろしく、死後自分の首だけ冷凍保存する契約を交わす。直後に事故死した主人公ボブは、目が覚めた時にはスキャンされた脳から生成されたプログラム、複製人(レプリカント)になっていた。彼は人類の新たな居住地を探すべく宇宙船の頭脳として搭載されることになる。
    主人子がオタクということで、スターウォーズをはじめとする様々なSF・ファンタジーのミームが登場。もともと1人が好きなので孤独な宇宙探査も苦にならないし、オタクだからむしろ宇宙探査を楽しんでしまう。いちオタクとしてとても共感させられる。
    敵の複製人たちとの宇宙戦、未知の惑星での知的生命の観察など、ドラえもんの創世日記を思わせる展開もアツい。ソフトウェアになってしまった主人公の「自分は人間なのか」というお決まりの葛藤、自分をさらに複製させ続けることへの不安があれど、それでも流石に孤独すぎるので自分を量産せざるおえないジレンマも面白い。

    続きものでこれから先も長い。ボブはどこまで増えるのか、増え続けるのかどこかで減るのか、変化していくコピーたちはどんどんボブらしさから遠ざかる傾向にあるようだし、新しい電子種族になるのかも。ボブ同士で独立国家を作ってしまったり、戦争してしまうかもしれない。なんたって宇宙規模で無限に拡散できるのだからなんでもありだ。
    それだけのポテンシャルを秘めている物語の骨格がとても柔軟性に富んでいるし、著者のユーモアセンスやオタクの好きなところをわかっている感じも相待って、これは全て読まずにいられないだろう。

  • ウェブ作家のメジャーデビュー作、ボビヴァース三部作が開幕▲ソフトウェア会社の社長兼プログラマーのボブは、SF大会で死亡した。117年後、恒星間探査機の電子頭脳になっていた…▼なんとも、転生したらソフトウェアだった感。さぁ、これからはゲーム三昧だ‼自分は仮想空間なのに、周りはリアルで、シム~やらアストロ~やらのストラテジーゲーム。それもマルチプレーで楽しそう。自己複製は、育ちが一緒なので会話は弾むのだろうけれど、自分と一緒では喧嘩になりそう。!ボブがどのボブか分からなくなることが難点だが面白い(2016年)

  • 死んだ後、宇宙船のソフトウェアとなって蘇り宇宙へ旅出すとはなんて羨ましい。そして自身のコピーで増殖。宇宙のあらゆる局面に干渉をする物語。楽しいです。

  • ソフトウェア会社を経営するロバート(ボブ)・ジョハンスンは、契約をした。死亡が宣告されたら頭を凍結させて、医学が進歩して蘇らせるまで保存をしてくれるのだ。これを決断したのは、自分のソフトウェア会社がテラソフトに買収されて多額の金を得たからだった。SF大会に行って、フォン・ノイマン探査機の公演を聞いた。他の星系に到達したら自己増殖する無人探査機の話だ。元の同僚とあって乾杯をしたあと一人でホテルに行って少し休むつもりだった。寝過ごさないように目覚ましをかけたお陰で、SF大会に出かける時間を寝過ごさなかった。ホテルの外はラスベガスの熱い外気だ。そして横断歩道を歩きだすと、鳴り響くクラクションとかん高いブレーキの音が聞こえた。そして、僕は死んだ…。

  • 気楽主人公モノのSF。とてもよかった。
    三体のような映画的な緊迫と情景圧力はないのだが、ヘイルメアリーのように程々に緊張感があって程々にのどかで……という感じ。科学事実も悪くない。

  • 戦闘多目だけれど人類の未来を描くSFらしい明るさを感じる

  • プログラマのボブが交通事故で死んだ.
    でも生前の彼は死んだら頭を冷凍保存して
    蘇生可能な技術が出来たら蘇生するという保険?に加入していた.
    で,目が覚めた?ら政変とか色々大人の事情で
    コンピュータ・プログラムのAI的存在になっていた.
    ボブのミッションは人類の生存可能な惑星を発見すること.

    一番乗りをしたい他の組織の妨害や攻撃に対処したり
    自己複製をしてボブが増えていったり
    生存可能な惑星を発見したり調査したり….

    あと人類が核戦争で滅びかけてたので移民船計画とか.

    宇宙船を建造できるような他の宇宙人が居るみたいな
    痕跡を発見したけど
    その情報が伝わるまでまだかかるようですね.

    面白かった.

    登場人物の殆どがボブで
    それはつまり生物学的にはヒトではないけどそこはそれ.
    本人たちも紛らわしいからそれぞれ別の個体名を名乗ってるし….

    三部作だそうなので続きも読むぜ読むぜー.

  • 面白い。人間の意識が組み込まれた宇宙船という事で、「歌う船」のシリーズを思い出したけれど、時代背景はもっと深刻。地球の各地域が宇宙開発を争っていて、一触即発の時代。三部作の最初の作品で、まだまだ解決していない問題がたくさんあって、三部作というより三巻ものなのかも。

  • われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF)

  • レプリカント技術(人格をハードウエアにコピーできるようになった技術)と、新たな恒星間航行に使える技術が可能となった前提での、面白いアイディア・ユーモアを散りばめたSF小説です。

    惑星間で同時進行する物語、主人公のユーモアと基本的に感情に流されない論理的思考で対処される数々の問題、それらは楽しく読むことができます。
    こういった話だと意識の連続性など、哲学的なトピックも絡む話題はいろいろ出ると思いますが、主人公の研究者と技術者の絶妙バランス感覚と相まって、さくさくストーリーが進んでゆくのも良い点ですね。

  • 読了。主人公は交通事故で死んだあと、1世紀以上たった世界でコンピュータプログラムとして蘇り、否応なく宇宙探索のたびに出かけるという話。主人公がポジティブでめちゃくちゃ仕事ができるという設定は「火星の人」を思い出す。世界の設定とキャラ設定がよかった。ちょっと風呂敷を広げすぎている感があるのがやや心配だが、3部作ということで続きも楽しんで読めそう。完結となる3巻目は、なんと昨日発売されたそうだ。

  • これはSFファンの夢だねえ。

  • 脳を冷凍保存して生き延びようと思ったら、フォン・ノイマン探査機のAIになって宇宙探索をするはめに、という話。

    元がオタクで技術者なので順応性が異常に高い。肉体を失ったからとVRで生活し始めるし、ためらいはするけども自らの意志で自分のコピーも次々と作り始める。こういう前向きな主人公は好き。

    やっていることは完全にRTS。暗黒に包まれた宇宙という名のマップを探索し、基地を作っては資源を収集。そしてユニットを生産したらさらに領地の拡大を目指すのである。そして敵対勢力との戦闘。読むとこれのゲームをやりたくなる。

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