老後の資金がありません (中公文庫) [Kindle]

  • 中央公論新社 (2018年3月25日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 作者さんの作品が好きだし、映画にもなっていたので読んでみました。
    主人公と同世代にも近くて人付き合いの距離感や、家族に対する思いに共感しました。
    けど、節約をしていくという話ではなくこの先は何とかなるのかな?という感じで終わってしまいました。
    世の中で起きそうな問題も面白く取り入れていて最後まで楽しく読めました。
    主人公、頑張って!と応援したくなりました。

  • 子供の教育費用が終わっても、結婚だったり、親の事であったりと色々と物入りなんですね…。勉強になる。金銭感覚や価値観が違うと大変だろうなと思った。最後の方の展開が面白くて笑った。スキンダイビングやってみたい。

  • 現代社会の抱える問題を取り扱ったストーリーながら終始、楽しく軽いタッチで読めた。
    一見華やかに見える人でもそれなりにいろいろな問題を抱えているんだと思う。
    見栄を張る必要はなく、自分で考えベストな方法を模索するしかない。
    これからの生き方の参考になった。

  • セレブな老講師のフラワーアレンジメント教室とその後の友人とのカフェ巡りが、月一の贅沢な50代の主婦が主人公。

    うらやましく尊敬していた老講師がある日やつれて元気がない。
    後ですごい事件が・・・。

    そして、節約して貯めた老後の資金が娘のハデ婚・舅の立派な葬儀・姑の仕送りと減っていく中、なんと夫婦でリストラに!
    年金詐欺までも?!

    「それ、あるある」「うん、わかる~」と共感しながら一気読み。

  • 面白かった!
    生きるのはもちろん、死んでも(お葬式)でも、お金がかかるなんて。根っからの心配性と見栄っ張り、ごちゃ混ぜになっているのに、最後は楽天的。
    読後、暗くならずに、でも、気負いもなく老後を待ち受けるぞ!と思える本。

  • 2023年新年一冊目!

    人からおもしろいよと「年始」におすすめされた本だから、
    さすがに、悲壮な話ではないはず、とは、思っていたのだけれど、主人公の一家それぞれに救いのある、
    ほんわか、あったかい話でした。

    でも、実際問題、公的年金だけでは生活していくには苦しだろうし、そこに親の介護、葬儀やお墓の問題なんかも絡んでくると
    「老後の資金がありません」というのは、自分も直面するだろうなと。
    正直、長生きはあんまりしたくないなぁと思うのでした。

    あ、ネガティブな内容で終わってしまった。
    本の内容は、ポジティブとネガティブを線にすると、きれいな右肩上がりです

  • なんか思っていた内容とは違った。この本が伝えたかったことは、最後に室井佑月さんの後書きにあるように、「豊かな老後に不必要なものは、くだらない見栄。」「幸せかどうかって、ようするに自分の考え方ひとつよね。」 そこに集約されている気がする。

  • 『うちの父が運転をやめません』で垣谷美雨さんを知り、この本を読もうと思った。非常に読みやすく
    現実味がある内容で面白い。
    主人公の篤子が終始夫にイライラしている所は、やはりどこの家にも共通しているなぁと感じた。またさやかが暴力を振るわれていたわけではなく安心したが、そこまでの変貌はもはや恐ろしかった。
    一方篤子の節約に関しては、まだ金銭的に余裕がある方だと思った。特に舅の葬式や姑の引き取りを読んでいると、社会人は見栄の張り合いが激しいと感じた。個人的には志々子が最後まで嫌いだった(笑)

  • 最近はもうこういった類の小説が面白くて仕方ない。もっともっと~と思ってしまう。

    都会のサラリーマン家庭の平凡な日常といえる描写が続くが、平凡な日常とは大変に幅が広く底が深く、ヴァリエーションは果てしなき多元宇宙なのであった。

    似ているけれども違う、同じだけれども不公平、そんなことが日常に詰まりすぎている。それでも生きていかなくちゃ、庶民は庶民の幸福を追求するのであった。

    いつものようになんのなんの感想にもなっていないけれど、深刻な内容に反してどこかコミカルなのでなごむ。

    主人公の主婦の姑、小姑への評価の描写が素晴らしい。どうやってハッピーエンドになるのかとはらはらしたが、みんな違ってみんなよし!

    ただ一つ疑問、サツキさんの姑さんが行方不明になったときどうしてすぐに警察に届けなかったのかな。年金詐欺のくだりは、原田ひ香の「ドライ」をちょっと思い出してしまった。「ドライ」のほうがもっと深刻だけどね。

  • 展開が早く、あっという間に読破。老後にどうやってお金を増やせるんだ?!ちゃんと働けるうちに考えないと。いろんな人に相談するのも大切だ。

  • 娘の結婚式、舅の葬式、姑の生活費、蓄えたはずの貯蓄はみるみる減っていき、そんな折に夫婦揃って失職。お金と人間関係に振り回される主人公篤子のストーリー。


    前半は篤子の旦那のゆるさにイライラしたが、それよりも篤子の考えの甘さにイラッとする。自分の人生なんだからしっかりしろよと。言うべきことは言え。旦那甘やかしてばかりでどうすんだよ、とツッコミまくり。姑の生活費に毎月9万も払う人がいるの??自分の母親にも同じくらい払いなよー。そこは旦那と話しておかないとだめでしょうよ。。

    後半は人間関係が大きく展開し、幸せで裕福な人々にも転機が。本当人生は考え方次第。外からは分からない。自分がどう立て直すかにかかっている。



    最後は篤子も人生を真っ当に進めていく様子が分かる。読後感もいいのでオススメ。老後がちらつく世代に、是非とも早めに読むことをおすすめしたい。

  • 老後資金問題は、他人事ではない

  • 朝ドラ見てるみたいで面白い。
    いやホンマそれ!と共感しきり。(笑)

  • 貯金やばい…
    ぎょわわ
    見栄っ張りって見栄っ張りって、私もだ…

    結構きついこと書いてあるはずなのにお話自体は篤子の性格のおかげかめちゃくちゃさっぱり読みやすい!サツキもいい
    年金詐欺の所は急展開すぎるwwww
    姑よすぎるやはり仕事は長く続けておくべきだ

    めちゃくちゃ面白かった
    室井佑月の日記のような後書きもいい

  • タイトル的に耳痛な話なんだろうなあと思ったらまさにその通り。出てくる登場人物で好きになれた人は一人もいなかった。特にサツキのおそらく悪気はないんだろうけど遠回しに皮肉ってるような言い回しにうんざりしてしまった。
    年金詐欺に加担し始めた時にはもうドキドキ。これはバットエンドに進むのかと思いきや、何とかバットエンドは回避。とはいえトゥルーエンドという訳でもなし。

    話の中では何も解決してないような気がするけど、工夫や考え方次第では、老後の資金4000万なんて指標をクリアしなくても穏やかに暮らせるよと言いたかったのかな?

    とはいえ結婚式や葬式など避けては通れない冠婚葬祭に関して、工夫次第ではお金をかけない方法もあると知れたのは勉強になった。

  • 老後を見据えて日々節約の日々を送っていた50代の兼業主婦が、娘の派手婚、舅の葬式代と毎月9万円する姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく中、奮闘していく感じの物語。

    後半の姑と同居するようになってからの物語も抜群に面白かったですが、主人公が地元の幼なじみに「誰よりも見栄っ張りなんよ」と言われたシーンや、自分のお金の使い方が下手であることに気づくシーン、娘を育てる過程で弱者の気持ちを理解したシーンなどなど、エンタメ要素以外でも楽しめました☆

    垣谷美雨さんの作品らしく、後半は現実的な路線で良い感じに収束していきますが、終盤で姑が言っていた「さやかちゃん、やっと人生の主役になれたって感じね。幸せそうで安心したわ」とかも良かったかな~♪

  • 垣谷さん繋がりで手に取った2冊目。老後を考えるにはまだ早いけど、将来のお金が心配になるのはよく分かる。人生山あり谷ありでもどうにかしていくしかない!
    映像化もされていてそちらも面白かった!

  • 50代主婦が主人公
    老後資金の貯蓄への奮闘を描く
    コメディタッチの小説

    とても読みやすく面白いだけでなく
    老後資金に関する知識や
    人間のエゴに関しても描かれており
    老後資金の貯蓄、老後の過ごし方や
    人の心の在り方(エゴの手放し方)など
    作中の人々を通して学ぶことができる良作

  • 50代主婦目線の家庭での資金繰り諸々についてドラマ仕立てに描かれてました。50代になると直面する舅の死、姑の面倒、娘の結婚とそれまで貯めたお金が一気に出てく。しかも夫婦揃って失業、年齢的に転職にも苦労。義理母との同居エピソードが1番ドラマ。映像化にも納得。85過ぎても可愛らしいお婆ちゃんは草笛光子さんイメージ合いました。天海さんの篤子役は綺麗すぎるイメージ。

  • 老後資金が無くなってどうする話

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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