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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988101201075
感想・レビュー・書評
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血の繋がりを前提にした兄弟への憎悪はどんなにつらいか。
自分は兄弟無しの一人っ子なので想像するほかないのだけれど、多分どのようなことがあって憎しみあっても、切ることのできない血の繋がりのある事がどれほど苦しい事か。
こんな奴なら死んでしまえ!と思うことがあっても不思議ではないと思う。
本作品の律儀でまじめな弟とその生活を脅かす凶暴な兄。
頭はよいが見かけの悪い姉と器量よしの妹。
どちらも幼いときはお互いの良いところを肌で感じて助け合い励ましあったはずの仲の良い兄弟姉妹。
それが大人になって自分の人生を歩いて行かなければならなくなると自分の歩き方に邪魔になるそれぞれの欠点が見えすぎてしまって受け入れられなくなる。肌で感じていた相手の良いところが見えなくなる。
こう考えると人間の成長、社会人になること、独り立ちすることは随分と寂しいところがあるなあ。
少し前に問題を起こした新井浩文さんが主役の一人だった。
彼の起こした問題と本作品の関係は無いのだが、凶暴な兄の下で生きていかなければならない弟の感覚を随分リアルに感じてしまった。
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感想 :

こんにちは!
時効警察へのレビュー、ありがとうございました!
あの感覚を共有できて嬉しい...
こんにちは!
時効警察へのレビュー、ありがとうございました!
あの感覚を共有できて嬉しいです!吉岡里帆は3シーズンの「はじめました」からの登場だった気がしています(・∀・)意外となじんでいましたよね!
「犬猿」ですが、わたしも自粛期間中に観ました。わたしも一人っ子なので、観方としてはきょうだいあるある!という感じではなく、きょうだいって大変だな、血縁てなんだろうな、みたいな視点で観ていましたが。
新井さんの迫力はすごいですよね。新井さんが出ているだけで、いい意味で、作品が狂気じみてきます。いい役者さんなだけに、非常に残念です。
自粛期間中に日本映画結構観たのですが、意図せず出演していらっしゃることも多く、そのたびに苦笑いするしかありませんでした(笑)
フォロー&コメントありがとうございます!!
moboyokohamaかわぞえさんの背景やご...
フォロー&コメントありがとうございます!!
moboyokohamaかわぞえさんの背景やご事情が分からない中での、わたしの発言やレビューに、不快に思われた部分もあったかもしれないですね。もしそのような気持ちを抱いていらしたら、すみません。
立場が同じなら、わたしも同様に、きょうだいに対してすごく複雑な気持ちを抱いていると思います。
作品は、ちょっと血と暴言と狂気に圧倒されていましたが、ある意味で、素直に言葉をぶつけることもできてしまう、生まれた時から自分の全てを知っている存在、そういう存在に対して、プラスマイナスいずれの感情も持ち合わせていて、それが他人であれば「羨ましい」というプラスの方向に、自分であれば、「きっとわたしはきょうだいがいても下に見られて嫌な思いをするに違いない」というマイナスの感情が働きます。
どこかでそれ以上の考えを深めるのを拒んでいたのかもしれません。
moboyokohamaかわぞえさんの、様々な想いがあるからこそ、客観的にきょうだいに対して思いを馳せていらっしゃる姿に感動し、わたしももう少し多角的に捉えていけたらと思いました!!!
ありがとうございました^^