未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (講談社現代新書) [Kindle]

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  • 日本を始め、先進国共通の悩みなのでしょう。
    子供を作らないのを選択してしまう夫婦が多い。
    1人しか育てられないという社会環境もあり、2人目、3人目が出来ない社会なので縮小する社会を前提とした仕組み作りを大急ぎで作り直さないといけないと警鐘を鳴らす問題提起な本だった。
    片や、インド、アフリカでは、人口爆発と言われているのにである。

  • 人口動態の予測は実現性が高い。非婚化と出産世代の減少とで、今後数十年、労働人口減少は避けられず、第二次世界大戦前、地球人口の5%(朝鮮台湾、在満州国を含む)を占めた日本人は1%以下になる。さらに深刻な課題は防衛、治安維持、フロンティア分野開拓などのリスキーで報酬が往々にして不遇であるジャンルが人材を得なくなり、長い目で見て一人あたりGDPが(相対的に)下がっていく。葬儀の簡略化が取り上げられているが、「結婚しなくてもよい」「子を持たなくてもよい」風潮とあいまって「日本人たる」アイデンティティーの喪失の懸念

  • 【文章】
    とても読みやすい
    【ハマり】
     ★★★・・
    【気付き】
     ★★★・・

    今後人口が減って行く日本では、必然的に経済が縮小していくことになる。
    無理に今の経済を維持しようとするのではなく、社会のあり方を効率化して戦略的に縮小していくべき。
    不便になるところも出てくるだろうが、それもポジティブに受け入れていく必要がある。

  • 日本は、平均寿命と健康寿命の差が大きい。

    オールドボーイズネットワークが強固すぎて、女性の再就職が難しい。女性は蚊帳の外に置かれている。参考に出来る先輩も少ない。

    晩婚晩産、ダブルケアというリスクを考えておく。

    「変化」があるところにチャンスあり。

  • 個人の生活にフォーカスする形で、人口減の影響を予言した一冊。
    前著より読者をより大袈裟に怖がらせている感があり、前著のマイナス点も引き継いでいた。個人的な所感だが、一冊目だけで十分か。

  • これが2なら先に出たほうが1とすると、1の方が読みごたえがあったかな。
    2番煎じ感を否めなかった。

  • ・空き家は10年後に深刻化購入にはチャンスだが、まだその時ではない
    ・相続問題が発生し、土地の

  • 【気になった場所】

    人口減少によって身の周りに起こり得ること
    ・地方へのアクセスが困難になる
    →公共交通機関の運賃の値上げ、廃線や運行本数の減少
    ・投票率の更なる減少
    →投票所が減り、移動が困難な高齢者が増える
    ・低関与商品の購入頻度減少
    →運送業者の人手不足により、ネット通販の商品が届かなくなる
    ・大企業の経営難
    →中小企業の人手不足により、相次ぎ倒産
    →オフィスの高齢化で若手のロールモデル喪失により、モチベーション低下

    日本が今後取るべき戦略
    →人が余るくらいに総仕事量を減らし、余剰となる人材を新たな成長分野に回す

    人口減少する日本で個人ができること
    ・働けるうちは働く
    ・1人で2つ以上の仕事をこなす

  • 人口動態に伴う未来の予測。

    少子化、高齢化社会が政府・自治体などに及ぼす影響と、それに対する施策を提言していた前作。

    本書では、個人レベルにおいて、少子化、高齢化社会がどのような影響をもたらし、どのような対策をするべきかを述べたもの。

    やはり、人口減少は、社会基盤の衰退。インフラの劣化を招くという重大な問題だと認識させられる。

    しかし、国(政府)、あるいは、個々人が、この現実から目を背けてしまっている状況が怖い。

    この迫り来る未来を切実に考える必要があるのだが…。

  • 全書に対して、少子高齢化によって各業種で起こる未来が描かれている。全書程のインパクトはなかった

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著者プロフィール

1963年、名古屋市生まれの作家・ジャーナリスト。人口減少対策総合研究所理事長、高知大学客員教授、大正大学客員教授、産経新聞社客員論説委員のほか、厚労省や人事院など政府の有識者会議委員も務める。中央大学卒業。2014年の「ファイザー医学記事賞」大賞をはじめ受賞多数。主な著書にはベストセラーの『未来の年表』『未来の年表2』『未来の地図帳』『未来のドリル』(いずれも講談社現代新書)のほか、『日本の少子化 百年の迷走』(新潮選書)などがある。


「2022年 『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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