不機嫌は罪である (角川新書) [Kindle]

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  • KADOKAWA (2018年5月10日発売)
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AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間関係やコミュニケーションにおいて「不機嫌」の影響を深く考察した一冊で、特にその原因と結果の関係性に焦点を当てています。著者の個人的なエピソードや身体的な分析を交えながら、不機嫌が他者に与える影響や...

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代から愛読していた斎藤孝先生の本。
    文章を書いたり、しゃべったりするのが苦手なぼくにとって、コツを教えてくれる斎藤先生の本はどれも参考になった。

    社会人になってある程度、コミュニケーションの苦労が減ってきた中、読む機会が減っていた。最近は、産業医という仕事をはじめ、人の陰性感情と触れ合う機会が増えてきて、なんとなく感じていたことを、一言でズバッと表したタイトルだったので、ついつい購入してしまった。

    読まずとも、このタイトルに尽きるのだが、中身もいつも通り濃く勉強になった。

    中でも、印象的だったことばが
    「不機嫌と言うものは、結果であると同程度に原因である」
    だ。

    まさにその通りだと思った。

    何か他のことが原因で不機嫌になっても、その不機嫌が他の人に伝播してしまう。最初にあった原因よりもその人が不機嫌になっているそのものの方が悪影響が大きいと感じることがある。

    できるだけ不機嫌にならず、むしろそれ自体を楽しく捉えられる人が増えてくれると嬉しいなと思った。

  • チームの生産性を高めるには「心理的安全性」が重要と言われている中、慢性的に不機嫌な人がいることが生産性低下につながることは明らかだと思います。不自然にポジティブな空気をつくる必要はないけど、「不機嫌は罪である」という社会的なコンセンサスをつくっていくことで、みんなが生きやすい世の中になるだろうと感じました。

    以下、抜粋
    -------------
    現代では行き場のない「慢性的な不機嫌」を抱えている人が多い。不快であることを伝えても事態は何も解決しないのに、無意味な不機嫌を世の中にまき散らしている人があまりにも多い。
    機嫌というのは、理性や知性とは相反する分野のように思われがちだが、気分をコントロールすることは立派な知的能力の一つ。

  •  私は、これまでずっと不機嫌な顔をしていた。顔に不機嫌が表れている。それは、仕方がないことだと思っていたが、齋藤孝は「不機嫌は罪である」という。ありゃまぁ。私の人格形成の軸が、罪にされてしまった。どれどれ、齋藤孝は、なぜ不機嫌は罪だと言っているのか?
     日本人は、慢性的不機嫌に陥っている。とりわけ、おじさんが不機嫌だ。思い当たることがある。ちょっとしたことで、すぐクレームを言いたがる性質は変わっていない。それも、不機嫌のなせる技だったのか。少し、反省をしなければならないようだ。不機嫌は「相手をバカにした方が偉い」ということだ。さらに、ネットが不機嫌伝達ツールであり、不機嫌拡散ツールでもある。つまり、ネットは不機嫌の温床なのだ。自分だけの正義があり、魔女狩り的な行為もしてしまう。なるほど、経験があるなぁ。最近は大人になったので、随分とあたり構わず論破するというような行為はしなくなった。時折、人格が変わったように、瞬間湯沸かし的な不機嫌変質症になってしまう時がある。
     SNSというツールは、言葉が文脈から切り取られることで、誤解を生み出す。その誤解が炎上のタネとなる。日本では、農水大臣が「汚染水」と本音を言ってしまうので、驚いてしまう。その上、中国では「核汚染水」という言葉を政府から言い出すので、政治カードになって、それしか聞いていない人は、不機嫌な行動に出てしまう。それを日本のマスメディアは煽る。ふーむ。ボーダレスの不機嫌社会が生まれている。日本の文豪たちは、不機嫌な青年が生み出された。太宰治の人間失格では、「そもそも私は死にたい」「周りの人にたいしてこのような不快な感情を持っています」という。その不機嫌の理由は、近代自我を持つことは、生きることの悩みを一身に」背負うことだったからだ。自我と不機嫌がつながっていた。また、徒弟制度、家父長制は、不機嫌が構造的に成り立つ仕組みでもあった。
     現代においていかにして、不機嫌を脱するのか。まずは、不機嫌を罪だと思うことだ。そして「上機嫌な私」を作り出すことだ。そんなことが、できるのかと心配であるが、やはり上機嫌の方が気持ちがよさそうだ。
     「不機嫌は性格ではなくあくまでも状態である」だから、不機嫌の芽を摘み、体を上機嫌モードにする。人間は恒温動物である。つまり温かみを保って生きている。いつも、「温かみ」を求める動物だ。それが温度が下がることで、不機嫌になってしまう。温かいスープや温泉は不機嫌を解消する。
     不機嫌をなおす7つの習慣。①自分の普通は不機嫌に見えると自覚する。②情報を遮断して自分の時間をもつ。③血流を意識して、こまめに体をほぐす。温まる。④一定の状態を保つのがプロだと意識する。⑤まずいなと思ったら、一呼吸入れる。深い呼吸をする。⑥ネガティブな感情は、表現物に乗せて洗い流す。⑦人の不機嫌を見て、自分の不機嫌を直せ。この7つの習慣に基づいて、自分メソッドを確立する。
    周りもハッピーになる。オープンマインドになり、切り替えスイッチを常に持つ。音楽を聴き、踊る。
    結局、一人で上機嫌にはなれない。誰かのためになることをすることで、上機嫌になるのだ。
     ふむ。長年染み付いた不機嫌顔は、変えれないのが問題でもある。顔から作り直す必要がある。いい気づきを与えてくれた。

  • 子どもの頃から短気で自己主張の強い私にとっては
    グサっと刺さることばかり書かれていた。
    過去にアンガーマネジメントに関する本を読んだ際
    内容は理解できたのにいざ実践、とならず
    結果的に何の効果ももたらさなかったのだが
    この本を通して自分の機嫌は自分でとることの重要性がよくわかった。
    現代社会で生きていく上で「不機嫌をワザでコントロールする」ことは必要不可欠なスキルであると言える。
    私のように怒りん坊な性格の人にはぜひ読んでもらいたい。

  • この本の感想をブログで書いています。
    https://ameblo.jp/mirai-do/entry-12500721296.html

  • 斉藤氏の若い頃は不機嫌の塊だったそうだ。

    自分が不機嫌なのは自由だが,その不機嫌を他者に向けるのは嫌がらせでしかない。職業人であれば仕事の際に不機嫌を治める術を身につけておくべき。Emotional Intelligenceだ。

    実際のトレーニング?方法も例示。呼吸と弛緩。長く息を吐くというのは結構難しい。

  • 社会人必読。
    チーム全体の生産性を高めるためにも
    上機嫌を維持することは重要。

    そういう意味でも長時間労働は避けねば
    ならない。

  • 分かってはいるけど、機嫌よく仕事させて貰えないのよ~と思いながら刺さるタイトルに手を取りました。これは一人でナルホドと自己完結せず回し読みしたいです。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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