THE PROMISE 君への誓い DVD 通常版

監督 : テリー・ジョージ 
出演 : オスカー・アイザック  シャルロット・ルボン  クリスチャン・ベイル  アンジェラ・サラフィアン  ジェームズ・クロムウェル  ジャン・レノ 
  • エイベックス・ピクチャーズ
3.33
  • (1)
  • (9)
  • (4)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 27
感想 : 10
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4562475279719

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何だか やり切れない気持ちになる ジェノサイドの事実も隠蔽され 気付かれない 忘れてほしくない気持ちを込めて この監督は こういった作品を描き続けているんだろう。

    ホテル・ルワンダ」のテリー・ジョージ監督が、150万人が犠牲となったオスマン帝国によるアルメニア人大量虐殺事件を題材に、事件に翻弄された3人の男女を描いたヒューマンドラマ。オスマン帝国の小さな村に生まれ育ったアルメニア人青年ミカエル。医学を学ぶためにイスタンブールの大学に入学したミカエルはアルメニア人女性アナと出会い、互いに惹かれ合うが、アナにはアメリカ人ジャーナリストの恋人クリスの存在があった。第1次世界大戦とともにアルメニア人への弾圧がさらに強まる中、故郷の村に向かったミカエルはアルメニア人に対する虐殺を目撃する。一方のクリスはトルコの蛮行を世界に伝えるべく奔走し、アナもクリスと行動をともにする。ミカエル役にオスカー・アイザック、アナ役にシャルロット・ルボン、クリス役にはクリスチャン・ベール
    ミカエルは婚約を条件に 資金調達し、医学の勉強の為にアルメニア人達の村を後にするが 何処に行っても 過酷な現実が待っていたとは 婚約者をおいて 結局 医療の勉強も、ろくに出来ず 何のために?感が この時代背景とともに 沢山あり、しかし、トルコ人の医療の勉強を通して 知り合った友達は 親もすごい権力ある家柄にありながら、ミカエルやクリスと友達なった事で 一番酷い目に遭ってることが ものすごく気の毒で無駄死にした 友にその事も知られず 悲し過ぎる 大量虐殺の史実の中の事実さえ 今日までも認めないなんて 知らないだけで どこの国でも 人種差別はあり虐殺はある ミカエルが生きては帰れないだろうけど、相手(トルコ人)に復讐したい とアナに告げる アナは「生きること生きてることが復讐よ!」と言う とても感動したのに アナを好いている二人の男性達はアナを、助けることが出来なかった 仕方ないけど 悲しすぎる クリスチャン.ベール演じるクリスって寛大な男だなぁと思った その人なりを掘り下げた作品にしても良かったくらい でも、普通の小さな村に平凡に過ごし 人助けを(医療)を夢見る 青年に 突然 世界が狂ったように 襲いかかる そして 大切なものが悉く壊されてゆく この恐ろしい状況を事実として真摯に受け止め それを 観る一人一人に知ってほしいから この作品を作った意義があるんだろう 人は何がきっかけとなって弱い心に悪が侵食してゆくんだろう 最近は本当にそんなことばかり考えてしまう。

  • スターチャンネル無料放送にて。オスマントルコによるアルメニア人の虐殺を描いた映画。20世紀最初の民族虐殺であり、ナチスによるユダヤ人虐殺に比する蛮行。にも関わらずあまり知られていない。かく言う自分も全く知りませんでした。映画を見続けて良かったなと思うのは、このような教科書が教えてくれない歴史を知ることができたことです。

    映画としても、主人公を過度にヒーローに仕立てない、抑制的な作りに交換持てました。

    それにしてもクリスチャン・ベイルは作品をちゃんと選んでいるなぁ。

  • [2016年スペイン・アメリカ合作映画、U-NEXT鑑賞]
     実話ベースの話のようだが虐殺に至る経緯があまり描かれてなく分かりにくい。ムスリムとキリスト教との確執だけでは説明できない民族的経緯がありそうだが・・・アルメニア人監督が撮った方が良い気もする。

  •  20世紀初頭にオスマン帝国がアルメニア人を虐殺した事実を映画化。
     
     Wikiによるとこの映画の製作費の大半は生き延びたアルメニア人の子孫の大富豪が出したらしい。100万人以上あった虐殺を現トルコ政府は今も認めていないのだと言う。強い想いを感じる映画である。
     そういった想いをストーリー映画という形にうまく落とし込めている。ただ、映画としてすごく面白いかと言われるとうーん。。。そこまでではないかなぁ。すごく必要な映画だと思うのだけど。。。

  • 150万人ものアルメニア人に対するトルコのホロコーストという埋もれた歴史的悲劇を淡々と描写する監督の手腕はもっと評価されていい。絶望的な状況でも、前を向いて生き抜こうとするその意志と覚悟こそ明日への命をつなぐ唯一の希望。そしてここでは正義を貫くことが死に直結する不条理な世界でもあります。
    国際問題の解決に貢献しない国連の常任理事国、中国では今もなお少数民族が「民族融合」という名の下での虐殺が現在進行形で行われている。
    100億円近く出資した大富豪のポケットマネーで実現した作品ですが、興行収入は10億円と娯楽性のない記録映画のむつかしさを物語っている。

    『THE PROMISE/君への誓い』(原題:The Promise)は、2016年のアメリカ合衆国の歴史映画。 監督はテリー・ジョージ、出演はオスカー・アイザックとシャルロット・ルボンなど。20世紀初頭に起きたオスマン帝国(現・トルコ)によるアルメニア人虐殺を題材とした映画。
    アルメニア人虐殺はいまなおトルコが国家として正式に事件の存在を認めていないこともあり、トルコで撮影することは出来ず、主にスペインで撮影された。本作の製作費9千万ドルの大半は、虐殺から生き延びた家族を持つアルメニア系アメリカ人の大富豪カーク・カーコリアンが個人的に捻出したものである。カーコリアンはプロデューサーにも名を連ねているが、本作の完成を待たずして、2015年6月に98歳でこの世を去った。(Wikipedia)

  • TVにて
    トルコによるアルメニア人の大虐殺.言葉もない.友人を助けて死んでいったトルコ人が気の毒だった.

  • トルコでアルメリア人の大虐殺があったという事実をぜんぜん知らなくて驚いた。トルコ政府はいまだに認めてないとのこと。Wikipediaを見たけれど、いまでも論争が耐えないそうだ。1915年の出来事のようですでに100年も経ってしまっているから、体験者(生き残った人)もすでにいなくなったんだろうし、歴史的に事実であると国内外で認定されるのは可能なのだろうかと訝しんでしまう。日本でも同じようなことがあるけれども、大事なことは同じ過ちを繰り返さないために、事実を事実と、過ちを過ちと認めることがまず第一歩だと思う。なんてことを思いながら見た。私にとってはそう言う映画で、登場人物たちのキャラに関してはあまり印象に残らなかったのが少し残念だった。(登場人物たちはほぼフィクションだそうでそれも原因の一つだと思う)

全7件中 1 - 7件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×