林檎の樹の下で -アップルコンピュータジャパン物語- ×スティーブズ外伝 [Kindle]
- ナンバーナイン (2018年5月11日発売)
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みんなの感想まとめ
アップルジャパンの設立過程を描いたこの作品は、ジョブズの伝記とは異なる視点から、アップル製品が日本市場でどのように浸透していったのかを詳述しています。特に、Apple IIからPlusに至るまでの歴史...
感想・レビュー・書評
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アップルコンピュータジャパン物語
サンフランシスコに訪れた株式会社ESDラボラトリーの水島敏雄は、ウエストコーストコンピューター展示会に参加した。そこで、アップルⅡとスティーブ・ジョブスに会う。パーソナルコンピュータと紹介される。ジョブスは「シンプルであることが究極の美」という。
水島は、アップルのラボに訪問する。そこでは、ジョブスは外出していて、現在試作機しかないので、8月にきてくれと言われる。値段は1300ドルという。水島は東レの社員だったが、1974年に独立して事業を始めた。東レの同僚の曽田に、一緒にアメリカに行こうと誘う。曽田は英語が堪能なのだ。
8月に販売店契約をして、1台を日本に持ち込んだ。水島は早速動かして「ユーザーの手で完成する未完成品」であるが、8つの拡張スロットがあることに関心をする。そして10月に二人はまた渡米する。
マイコンショップに行ったら、自作プログラミングされているのをみて、すごいことだと感心する。最初に手に入れたアップルⅡは、東工大の教授に売りつけた。1978年下旬にESDのショールームは、順調に売り上げていった。
2年後、曽田は東レリサーチセンターに移転。デジタル技術の分野の仕事になった。大井町の展示会で
アップルのカーターと曽田は出会う。カーターは日本における総代理店を探していた。曽田は、東レでやらせてくれとお願いする。1979年6月 アップル国際マーケティング担当マネージャーのスティーブシャンクが東レリサーチセンターで打ち合わせ。安価なアップルⅡの海賊版が出回った。
ジョブスは、「パイナップルだ、オレンジだ」と海賊版に怒りをぶちまける。
東レは交渉に入ったが、商習慣の違いが浮き彫りになり、アップル日本法人を設立した際には、東レとの独占契約を解除するという項目も入っていた。東レ本社から、羽根田が派遣され、アップルとの交渉を行うことになった。そして、東レとアップルが提携することが決まり、1980年7月3日に帝国ホテルで発表した。アップルⅡは日本語ができない、マニュアルも不十分で、不良が多い、サポートがない。そのため、売上は低迷していた。1982年6月東レは撤退。アップルは、水島に日本進出の手伝いを依頼する。そして、ESDには、東レをやめた羽根田が担当者となった。アップルジャパンの初代社長は、福島正也。
1983年には、ジョンスカリーを社長に迎えた。1983年6月にアップルジャパンは、赤坂のツインタワーに移転した。そのころは、アップルLISAになっていた。問題は日本語ソフトだった。
そこで、日本の総販売元をキャノン販売とした。これは、ESDにも連絡が遅れた。水島は当然怒った。アップルジャパンとの食事会で水島は「私はアップルの製品を愛しているが、アップルの人間は嫌いだ」とぶちまける。
1984年1月22日マッキントッシュが世界同時発売される。でも、そんなに売れない。福島は、日本語ができるマッキントッシュがいるというが、ジョブスは話に応じない、結局、福島は辞めることになる。NEC PC-9800、日本IBM5550などが売られ始め、猛烈な戦いが始まった。やっと、日本語化が可能となったが、ジョブスがアップルをクビになった。1985年6月取締役会でジョブスが解任、ジョンスカリーが最高責任者となった。
そして、日本語化が進み、キャノンは日本語搭載のダイナブックを発売した。ふーむ。ダイナブックは、東芝なんだけどねぇ。キャノンではない。
そして、漢字Talkが掲載されたマッキントッシュプラスが販売されたのだった。第1巻はここまで。
アップルが、日本で使えるようになるには、紆余曲折があり、たくさんの人の挫折もあった。
#ジョブス #アップル詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジョブズの人生って、色んな伝記に描かれていて余りにも有名。
一方で、この作品はアップルジャパン設立のいきさつについて書かれた非常に珍しい作品だ。
僕はキヤノン販売(現・キヤノンマーケティングジャパン)がMacを売っていたことは知っていたけど、その前の前から色んな人間が絡んでMacを、アップル製品を売るために尽力していたかを知らなかった。
色んな人が仕事に汗をかいていることを垣間見ることができる良作だったね。
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