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Amazon.co.jp ・雑誌 / ISBN・EAN: 4910077070782
作品紹介・あらすじ
【創作】
村上春樹 最新短編3作同時掲載
「三つの短い話」
<石のまくらに>
<クリーム>
<チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ>
石原慎太郎「―ある奇妙な小説―老惨」
多和田葉子「胡蝶、カリフォルニアに舞う」
松浦寿輝/椎名誠/町屋良平ほか
【対談】
暦本純一×上田岳弘「AI(人工知能)とAR(拡張現実)時代の文学」
感想・レビュー・書評
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村上春樹の短編だけ読む。どれもそれぞれに面白く、彼らしい作品。
「きみの頭はな、むずかしいことを考えるためにある。わからんことをわかるようにするためにある。それがそのまま人生のクリームになるんや。それ以外はな、みんなしょうもないつまらんことばっかりや。白髪の老人はそう言った。」その通りだよなと妙に納得させられる。
これってプラトンの二元論か? でもドゥルーズなら逆で、しょうもないことのほうに意味があるってことになるのかな。村上春樹もそっちな気がしないでもないけれども。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あなたと/わたしって遠いの/でしたっけ?/木星乗り継ぎ/でよかったかしら?
村上春樹の小説より
文芸誌「文学界」7月号に、村上春樹の新作短編小説が3編も掲載されている。それだけで注目の的だが、かつ、巻頭の短編に短歌が8首引用されており、興味深く読み進めた。
「石のまくらに」というタイトルの小説で、語り手は男性の「僕」。数十年前の学生時代を回想した内容であり、アルバイト先で知り合った、やや年上の女性と一夜を明かしたことが語られている。
その女性は、歌集「石のまくらに」を自費出版していた。後日、律義にもそれが郵送されてきて、僕は驚く。何せ2人には再会の約束もなく、互いに他の想い人がいながら身体を寄せ合っただけなのだから。
少し時間を置き、僕はページをめくる。
午後をとおし/この降りしきる/雨にまぎれ/名もなき斧が/たそがれを斬首
数十首の歌から、僕は、女性が抱えている死のイメージを感じ取る。そして、理由はわからないながら、「生き延びていてほしい」と願う。「斬首」され、その首を「石のまくら」に載せてでも生きていてほしい―そう願った過去を回想するのだった。
これらの短歌は、おそらく村上春樹自身の創作なのだろう。現代短歌としてはぎこちなく、掲出歌も極端な字余りで定型からは逸脱している。けれども、宇宙の果てで乗り継ぎをしなければ会えないほどの、恋しい人との距離感が切ないほどに伝わる。静かな、不思議な余情の残る短編と思う。(2018年7月15日掲載) -
村上春樹が雑誌「文學界」に1年がかりで発表した5作の短編のうちの最初の3作を読んでみた。1作目を読み始めてすぐに「村上ワールド」へ誘い込むのはさすがだけれど、どれも佳作と言うほどではなかった。むしろこの号では芥川賞作家多和田葉子の短編の方が面白かった。
(Ⅽ) -
村上春樹さんの短編3編。
雨の日によんだ。
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村上春樹の短編を読むため購入。
わたしはベタに、石のまくらに がいちばん好きだった。村上春樹っぽい怠惰なかんじの男女関係。確かに小金井に帰るのはめんどくさいだろうな。 -
たまたま手に取り、村上春樹の短編に惹かれて。
心に残ること。
意味はなくとも、人生に積もり、自分を形づくるものとなる、とても個人的なこと。 -
村上春樹の短編目当て。ふうむ。
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村上春樹氏の短編のみ読了。「クリーム」が好き。
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村上春樹の3編、チャーリーパーカーが良かったな。
犬山紙子のコラムやほかにもパラパラと。
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