ボートの三人男~もちろん犬も~ (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

  • 光文社 (2018年4月20日発売)
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  • この頃体調の思わしくない"ぼく"は気分転換を兼ねて友人2人と飼い犬のモンモランシーで旅に出る。キングストン・アポン・テムズからオクスフォードまでボートで旅をする計画だ。景色を楽しみながらのゆったりとした旅のはずが、予定外の出来事が彼らにふりかかる。
    19世紀末の英国のユーモア小説。シャーロック・ホームズや、切り裂きジャックの時代の物語。もともとはテムズ河の景観と歴史について綴る本の予定だったらしい。川辺の風景とともに歴史物語が語られ、当時の空気も感じられる。
    教訓
    ・旅行先では不測の事態がおきる
    ・生水を飲んではいけません
    ・犬はちゃんと躾けましょう

  • テムズ川をボートでオクスフォードまで登る3人旅、もちろん犬も一緒。珍道中というものは万国共通で面白い! 旅行は楽しい、それは確かなんだけど、準備や運転、移動の時の荷物の重さ、天気……煩わしいことも実は多かったりする。そこがとても細やかに面白おかしく書かれていて「そうそう」と何度も頷いた。2017年にまだ現存しているパブやレストラン。本を片手に巡りたいなぁ。あとがきを読んで丸山才一先生訳も読みたい。小山太一先生のあとがきはこの作品に対する愛を感じて爽やかな気持ちになった。

  • 休養のため、ボートでテムズ川を遡る気楽な旅に出かける仲良し三人組(と、犬)。とはいえ話の筋などあってないようなもの。ドタバタ珍道中の合間に語り手Jの蘊蓄や脈絡のない回想が入り乱れ、いつまでたっても話の終わらない観光ガイドを「しょうがないな」と苦笑いしつつも楽しんでいるような、そんな気分になる。タイトルに反して犬の出番がそこまで多くなかったのはちょっと意外だった。

  • 2019/1月読了。
    丸谷才一の訳でなじんだ作品だが、新訳も現代的にこなれていて悪くない。いずれにせよ、ポジャーおじさんのくだりは何回読んでも笑う。

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著者プロフィール

Jerome Klapka Jerome。1859年、スタッフォードシャー生まれ。ユーモア小説『ボートの三人男』で知られるイギリスの作家。ロンドンの貧しい地区イースト・エンドで貧困に苦しむ幼少時代を送った後、13歳から15歳のときに両親を相次いで亡くし、学業を諦めて働き始める。18歳のときに移動劇団に加わるが3年で役者の道を諦め無一文でロンドンに戻り、弁護士事務所の事務員などをしながらエッセイや短篇小説を発表するようになる。新婚旅行のあと発表した『ボートの三人男』(1889年)が評判になったのを機に専業作家となり、小説、エッセイ、戯曲を書き、また雑誌の編集にも携わる。しかし『ボートの三人男』を超える評価を得ないまま、1927年、自動車旅行中に脳出血で逝去。

「2021年 『骸骨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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