甲骨文字の読み方 (講談社現代新書) [Kindle]

  • 講談社 (2007年8月18日発売)
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みんなの感想まとめ

甲骨文字の魅力を楽しく学べる一冊で、古代から現代の漢字への変遷が興味深く描かれています。クイズ形式で解説されているため、気軽に楽しみながら甲骨文字を理解でき、簡単な文字が読めるようになる喜びも味わえま...

感想・レビュー・書評

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  • 21世紀に暮らすサラリーマンの自分にとって甲骨文字を読む必要性は皆無だけど、kindleセールで思わず購入。甲骨文字の概要、文字の読み方や基本的な文章の解読まで、クイズ形式で解説されており、気軽に楽しく読める。甲骨文字から漢字への変遷や、「右」「左」の書き順の違いも甲骨文字に由来するなど、三千年前の文字と現在私達が使用している漢字がしっかり繋がっている事が実感できるロマン溢れる本である。読む前には思いもしなかったが、簡単な甲骨文字が読めるようになるとはビックリ。また、金八先生が言っていた「人」の漢字の由来も全くの間違いであった。(本当の由来は人を横から見た象形文字)
    高校の漢文の授業で「なぜ、わざわざ漢文を古語に訳すのだろうか」と思っていたが、「昔の日本は、様々な面で中国を手本にしていたため、必然的に言語も漢文を反映しやすい構造になっていたのである。一方、近現代の日本は中国よりも欧米に習うことが多いため、漢文の内容を反映するのには適さない言語構造になった。そのため、漢文を読む際には古文調が望ましいのである」という理由であった事も目から鱗であった。あとかぎで述べられる、現代の議会の採決も、議席数によって可否が既に決まっている「儀式」という捉え方も面白い。

  • ふむ

  • 甲骨文字のハウツー本。
    甲骨文字から現代漢字に至る過程は、生物の分子進化さながら。分岐あり、絶滅あり、収斂進化あり。

    クイズがたくさん載っていて正解すると嬉しい。
    巻末に甲骨文字辞典もあって、各字の由来を読むだけでも楽しい。

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著者プロフィール

落合 淳思(おちあい・あつし):1974年愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員。主な著書に『殷代史研究』『甲骨文字辞典』(以上、朋友書店)、『漢字字形史字典【教育漢字対応版】』『漢字の音――中国から日本、古代から現代へ』(以上、東方書店)、『殷――中国史最古の王朝』『漢字の字形――甲骨文字から篆書、楷書へ』(以上、中公新書)、『漢字の構造――古代中国の社会と文化』(中公選書)、『甲骨文字の読み方』『古代中国の虚像と実像』(以上、講談社現代新書)、『甲骨文字に歴史をよむ』(ちくま新書)、『甲骨文字小字典』『漢字の成り立ち――『説文解字』から最先端の研究まで』(以上、筑摩選書)などがある。ほか論文多数。


「2023年 『古代中国 説話と真相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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