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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4907953270558
感想・レビュー・書評
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サイコスリラー?かなり 難解な?でも、目が離せない
始まりから この麻酔科医と少年?はどういう関係なのか?と思わせながら ストーリーは展開してゆくが…
謎が多い どう理解したらいいのか?悩む作品だと思ったら
「ロブスター」のギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督作品だったのね…なんて妙に納得してしまった。だからといって理解出来たかと言うと そうではなく(自分の考えの範囲で 理解するのみ)「ロブスター」も かなり変わってたが、あの時も、コリン.ファレルが主役だったよね、発想展開が変わってたが 結構面白かった記憶があります。今回は幸せな家庭が1人の少年を迎え入れたことで崩壊していく様子を描き、第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。郊外の豪邸で暮らす心臓外科医スティーブンは、美しい妻や可愛い子どもたちに囲まれ順風満帆な人生を歩んでいるように見えた。しかし謎の少年マーティンを自宅に招き入れたことをきっかけに、子どもたちが突然歩けなくなったり目から血を流したりと、奇妙な出来事が続発する。やがてスティーブンは、容赦ない選択を迫られ……。ある理由から少年に追い詰められていく主人公スティーブンをコリン・ファレル、スティーブンの妻をニコール・キッドマン、謎の少年マーティンを「ダンケルク」のバリー・コーガンがそれぞれ演じる。適役過ぎて 人間そのものに怖さを感じる。結局 父親を殺されたという少年マーティンの復讐が呪いなのか?家族のうち誰を殺すか?と脅迫的な言葉を謎の少年に投げかけられ 翻弄するが、自分が標的になるとは判断しなかったのが、不思議だが…ニコールが扮する妻が スティーブン(コリン.ファレル)に対して 体温も感じない人間「よく 子どもが死にそうな時に能天気な事ばかり言ってられるわね」といったセリフで その人柄 考え方を知る事が出来る(結局 皆、自己中)宗教的というより、その罪は神が見てて 仕返しがくるって予言するような その予言によって 存続を危ぶまれるような精神に陥ってしまう人間本来の弱さを露呈しているのかな …?最初 真っ暗な画面から始まり 壊れたのかな?と思うほどの長いブラック画面…そして 何だか ゾワッとする音響や画の撮り方 本当に変わってるけど、面白いランティモス監督ならでわの作品だと思った。 -
脈動する心臓の映像が衝撃的。でも心臓って筋肉の塊の筈なんだが、全体を覆うように黄色がかった脂肪が取り囲んでいるのが怖い…
ファレル君とキッドマンじゃぁえらく年の差があると思うんだけど白人はあのやたら濃い髭生やしちゃうとホント年齢が分からなくなっちゃう(笑)しかしキッドマンは50台になってもホントキレイな人だな〜
それも日常なんだろうけど何故あの糸楊枝の場面が要ったんだろうなぁ〜(笑)面白いというか、この作品の監督さんに凄く興味が湧いた。嗚呼「ロブスター」の監督なんだな、コリン君と仲良いんだな。
あら、もしかしてアリシアシルバーストーンじゃん!オバちゃんになっちゃたなぁ〜
夫婦共に医師で自宅も交友関係も勤め先である病院もやたら上流ですね。台詞も無駄な説明がほとんどないほど簡潔だし、何処にも派手さはない。狙った様に淡々と物語は進んでいく。だから彼の言動や行動がやたら気になってくる。一人殺したってお母さんの事かな?その復讐?彼って何者なんだろう?
ニコールと二人の場面は、噛み合ってない受け答えに凄みがあってドキドキした。父親の死が原因であるのは分かるけど、何をどうしたらこんな事が出来る?超常的な何かの仕業なのかな?中盤まで来ているのに結末を全く悟らせないのはとても良いね。
ギブアンドテイクなのは分からないではないけれど露骨な表現で驚く。職場や仕事内での関係性が悪い様には描かれていなかったけど、弱みに付け込むような上っ面だけの関係性が人付き合いというか世の闇を感じさせる。
三人のうちの一人…
迷うだけ迷って一番泥臭い方法
それでもやり遂げた…
ラストシーン、父親には闇、母親は諦観、娘には憤怒、そして彼は必然の結果…
なんだかすごい物語だった。
これって宗教的な寓話か何かのメタファーなのかな?題名からして意味ありげだし…彼も途中でそんなこと言ってたな。キリスト教文化圏だと思い当たるところがありそうな話なんじゃないかな。少し前に見た「マザー」って作品がそうだった。あれも全く意味不明で宗教的な話だった。あれと空気感が似ているような気がする。門外漢には理解できんな…なんだろうそういう物語のトレンドでも来てるのかな? -
THE KILLING OF A SACRED DEER
2017年 アイルランド+イギリス 121分
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:コリン・ファレル/ニコール・キッドマン/バリー・コーガン/ラフィー・キャシディ/サニー・スリッチ/アリシア・シルヴァーストーン
http://www.finefilms.co.jp/deer/
心臓外科医スティーブン(コリン・ファレル)は、眼科医の妻アナ(ニコール・キッドマン)と、聖歌隊に入っている長女キム(ラフィー・キャシディ)、小学生だけどヘビメタに憧れて長髪にしてる息子ボブ(サニー・スリッチ)と裕福な生活を送っている。しかしスティーブンは家族に秘密で時々会っているマーティン(バリー・コーガン)という少年がいる。父親のいないマーティンに高価な腕時計をプレゼントする等、不自然なまでに彼に気を遣っているスティーブンは、ついにある日彼を自宅に招待し家族に紹介するが、やがて次々と子供たちが歩けなくなり・・・。
ヨルゴス・ランティモスだからキテレツ設定は承知していたけれど、まだしもコミカルな要素のあった『ロブスター』に比べて、本作はひたすら不気味で不穏。しかも理不尽で難解。映画の中で起こっていることに現実的な説明をつけるのはおそらく不可能なので、主人公が医者であるにも関わらず現代医学では解明できない一種「呪い」ともいうべきものが当たり前に起こる。しかもその呪いをかけるのはなんてことない普通の少年で、なぜ彼がそのような力(神のような)を持ち得たのかの説明はないし、理由もきっとない。
にも関わらず変な説得力があるのは、これはマーティンを演じたバリー・コーガンの存在感に負うところが大きいと思う。『ダンケルク』でも救援にむかう父子の友人役で妙に印象深かったけれど、今回も、好青年なのか頭おかしいのか神がかり的な狂気の少年を怪演。スティーブンにつきまとい、職場におしかけ、しつこく電話し、自宅に呼び出し、自分の母親とくっつけようとしたり、もはやちょっとしたストーカー。それだけでも十分きもいのだけど、彼にはスティーブンに復讐する正当な理由がある。ゆえにスティーブンは彼を拒むことができない。
悪いのはスティーブンなのだから彼に直接復讐すればよさそうなものだけど、マーティンは彼の家族に呪いをかけることで間接的にスティーブンを苦しめ、その呪いの4段階を宣告する。まず歩けなくなる、そして食べられなくなる、目から血がでる、その数時間後には死ぬ。家族を助けたければ、その中の誰か一人を選んでスティーブン自ら殺すこと。そうすれば他の二人は助かる。彼の言葉どおり、まず一番小さいボブが歩けなくなり、次にキムが歩けなくなり、二人は食べ物も受け付けず、入院してどんなに検査しても原因不明。ついにスティーブンはある決断を下すが・・・。
作中でもキムの論文としてちょっと出てくるエウリピデスの『アウリスのイピゲネイア』が物語のベースになっているらしい。トロイア戦争の原因になったのは、スパルタ王メネラオスの妻ヘレネをパリスが攫ったことだが、そのメネラオスの兄アガメムノンがかつて狩りの女神アルテミスを侮辱したことから女神の恨みを買い、トロイアへ出航したいのに風が吹かない。アルテミスの怒りを鎮めるために女神が要求したのは、アガメムノンの娘イピゲネイアを生贄として差し出すこと。イピゲネイアは潔く生贄になることを受けるが(犠牲の祭壇でイピゲネイアは鹿に変わる)、アガメムノンの妻でイピゲネイアの母であるクリュタイムネストラは半狂乱。後日、娘を生贄にした夫を殺害し、さらに息子のオレステスは父を殺した母を殺害するといういかにもギリシャ悲劇的な展開が待ち受けている。
後日譚はさておき、映画の登場人物をこのギリシャ悲劇になぞらえるなら、スティーブン=アガメムノン、アナ=クリュタイムネストラ、キム=イピゲネイア、ボブ=オレステス、だけれど、スティーブン=アガメムノンの過失で家族が犠牲になるという大枠以外の展開は異なっているし『聖なる鹿殺し』の鹿がイピゲネイアのことを指しているにしても、ラストで犠牲になる人物は・・・。強いていうなら、キムがマーティンの前で下着姿になる場面を、無意識にキムが自らを生贄に差し出したと解釈することもできるかもしれない。しかしギリシャ神話を踏まえるならマーティン=怒れる神は処女の守護神アルテミス。マーティンはキムには触れずに帰ってしまう。
奇妙な呪いの件がなければ、マーティンがスティーブンに求めている償いの形は、現在の家族を捨てて自分の父親になれということのような気がするし、そのために邪魔になるのは子供たちではなく妻のアナなのだけどね、ニコール・キッドマンはタフすぎて呪いにかからない(笑)ところで余談ながらニコールってこんなにサービスよく脱いでくれる女優さんだったけ?とビックリした。コリン・ファレルはヒゲもじゃすぎてコリンと気づかないくらい。ボブ役の男の子がとても可愛かった。
映画自体は、どう解釈するか、意味がわかるかといわれれば難しいけれど、好きか嫌いかでいうと、なぜかわりと好きな映画だった。 -
父親を失った息子の復讐劇。最初に下半身不随、次に食欲不振、目からの出血、最後に死が訪れるという彼の言葉に振り回される、ある一家。医学的に検査しても異常は見つからず、彼はどうやってそのような不幸を他人にふりまけるのか、その言及はまったくない。「家族に襲い掛かる不幸、それを避けるためには家族の中で一人自らの手で殺さなければならない。」それを淡々と無機質的に描いた作品。プラスに見れば多様な解釈ができると言えるが、私個人としては何だかスッキリしない、後味の悪い作品だった。
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解説サイトみないとよくわかりませんです
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現代を舞台にして人が人を呪い殺すなんて映画が成立するとは思えないのだが、成立させる力がすごい。
父親を心臓手術で亡くした少年が、飲酒して執刀した心臓外科医を「脅す」っていうなら話はわかる。
少年が理想の父(知的で高収入、彼の亡くなった父は多分反対のタイプ)を外科医に見て、母とくっつけて本当の父親になってもらおうと画策するっていうのはわかるし、外科医の家に行ってみたら想像以上の豪邸で、妻も医者で(知的で高収入で上品な美人、彼の母とは真逆のタイプ)妬ましくなって娘を誘惑するってのもわかる。
がしかし、そういうありきたりのサスペンス映画じゃないんだよな。
呪う少年も異常だが、一見理想的な家族に見えた医師一家のメンバーもよくよく見ると異常。
ニコール・キッドマン演じる妻も、まともかと思ったけどやっぱりおかしい。
でも、それが絵空事に感じられないのが、この監督の凄さってことか。
音楽は、リゲティなどの不穏な弦楽曲が流れるが、最後にバッハのヨハネ受難曲。この音楽センスが大好き。 -
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別途
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心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)は、美しい妻(ニコール・キッドマン)と二人の子供と一緒に郊外の豪邸に住んでいた。しかしある少年(バリー・コーガン)を家に招いたことをきっかけに、子供たちが突然歩けなくなり目から赤い血を流すなど、異変が起こり始める。スティーブンは、究極の選択を強いられることになり……。
スティーブン一家が精神的に追いつめられていくさまと、マーティンの不気味さが印象的で引き込まれますが、異変に関しての説明は全くないまま終わるのでモヤモヤが残ります。ギリシャ神話のメタファーの要素が含まれるので、観る者を選ぶ作品かと思います。 -
不気味で嫌な気持ちしか残らない。
みなさんの感想読むと、
作品に深さと卑しさを感じ‥
わたしの薄っぺらい感想が恥ずかしい。
あと3年くらい経たないと観直せないくらい、
なんかショックな作品。
嫌いとも好きとも、大変言いにくい。 -
ギリシャ神話ってわりと残酷で容赦ない話が多いわけですが、それを現代を舞台に翻案すると、ここまで鬼畜な話になるとは・・・。
この映画は神の力を持つ少年が人間に天罰を下す話だと私は理解しました。過去にある過ちを犯したコリン・ファレルが彼によって追い込まれていくわけですが、一番恐ろしいのが自分は助かろうと、彼の妻や子どもたちが、あの手この手ですり寄ってくるところですね。極限状態に陥った人間が、発狂するならまだマシで、人間の醜い部分をモロ出ししてしまうものだから、げんなりしてしまいます。映画の作り手の底知れぬ悪意を感じるという意味では「ファニーゲーム」並みにしんどい映画でした。 -
はじめから衝撃的で、
この少年何なの? と引き込まれ、
オカルト? ホラー? な展開に驚きつつも、
選択を迫られるドキドキ感があって、
大げさなBGMも効果的で、
面白かった。
でも、いやそれ弾足りないだろ、と思ったら、
たった三発で命中して、
!?ってなった。
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