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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4562227884710
感想・レビュー・書評
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ヴァレリオ、母、ラリッサの各シーンでの心情が痛々しく突き刺さる。
マチューのような人生のメンターに出逢えることは、この映画を離れた現実でも確かなことは私が約束する。
この点に関してだけは世の中捨てたものじゃない。
各俳優の演技はどれも素晴らしいが、ラリッサとヴァレリオの会話、ラリッサの表情がたまらない。ラリッサはヴァレリオのなかに、弟を見ている。彼女のヴァレリオに向けられる言葉はすべて弟に向いてヴァレリオに語られている。
こうやって大人になっていく。私もそうだった。
あの時のあの出来事が、今の自分の一部になっている。
エンディングの曲が映画と合わない感じもするが、詩がいい。ヴァレリオが見渡す未来の世界、それに共感する観客が描く世界観への賛歌のようだ。
ヴァレリーの行動を見て今迄振り返ることをしなかった自分の思春期を探していたが、“思春期”の心を掬いとることはできない。
何故だろう。思春期の自分が幼すぎだからだろうか。あの頃の思い出と心情は蘇ってくるけれど、複雑で、屈折した燃えるような反抗心はひとかけらも邂逅の手応えとしては残らなかった。
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暴力旦那から逃げて遠い街で新しい人生をはじめる母息子の話。
とてもシンプルで、たわいもなくて、でも雰囲気があって、人生って悪くないよねって思える映画。
今の自分の境遇が異常な状態だから、さらにこういうシンプルさがしっとりと染み込んで来て心地よかった。
息子もいわゆるそこらへんの男の子だし、母ちゃんも息子を愛して頑張ってる普通の母ちゃんだし、起きることも、いかにも人生にありそうなことばかりだし、この普通さが安心したな
最後の人生賛歌のような歌、今の自分への励ましにもなった。
こういうたわいもない映画って、波乱万丈やってる私にとってすごくありがたい存在 -
父が母アンナを殴るところを目の当たりにしてしまった息子ヴァレリオ、アンナと新しい場所で生きようともがくけれども中々うまくはいかない。友達は出来ず、憧れのお姉さんは娼婦で、信じていた大人マチューがまた悪い奴なのかと絶望しかけた。だけど乗り越えた。近所の子に悪い噂を吹き込まれても自分と向き合ってくれるマチューを信じれたヴァレリオは強い。だけどアンナとけんかした時に突発的に食事をぶちまけたりする所は父の暴力性の遺伝子も感じられて少しひやっとした。そこからは特に深掘りされることはなかったから問題はなかったみたい。ところでカルラよ、芝居の稽古相手をヴァレリオに頼むのはいいけど内容がさ。女を傷つけるダメ男って、それトラウマだから。!
ご近所のマチューがいいかんじにアンナ親子を守ってくれるのが嬉しい。こういう存在がここで生きていこうって糧になっていくんだよね。もちろん住処を分け合ってくれたカルラも。
人生は続いていく、ゆっくりゆっくりと良い方向に舵を切っていけるだろう、そんな希望のみえる終わりで、よかった。
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