バース・オブ・ネイション 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

監督 : ネイト・パーカー 
出演 : ネイト・パーカー  アーミー・ハマー  ジャッキー・アール・ヘイリー 
  • Happinet
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988142376817

感想・レビュー・書評

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  • 史実に基づくある部分の風刺作品だと思うが…このような作品を観ると いつも報われない気分になる
    差別の残酷さ 白人と黒人 同じ人間なのに…何故、差別が起こるのか?付和雷同みたいに、白人達の間に当たり前のような差別が浸透してゆくのは何故なんだろう?実際にあった歴史を変える事は出来ないが 風刺となって その後差別はなくなったのか?本当に神がいるのか?
    現在においても形を変えて 差別はあるし、テロや戦いは終わらない…。理解出来る人がいて理解しない人もいる。
    「剣を持つ者は剣によって滅ぶ」その言葉が心に残る。

    アメリカ史上最大の黒人奴隷反乱を率いた伝説的人物ナット・ターナーを描き、サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した伝記ドラマ。新進俳優ネイト・パーカーが製作・監督・脚本・主演を務め、7年の歳月をかけて完成させた。1800年代初頭のバージニア州。ターナー家の農場で奴隷として暮らすナットは若い頃に文字の読み書きを習得し、成長すると聖書に精通するように。他の奴隷たちのために説教をするナットの姿を見たターナー家の主人は、彼の能力を生かそうと考え、奴隷の暴動を恐れる他の農場主のもとでも説教をさせはじめる。説教を続ける中で奴隷たちの悲惨すぎる境遇を目の当たりにしたナットは、彼らを率いて立ち上がることを決意する。共演にアーミー・ハマー、ジャッキー・アール・ヘイリー。
    これは 観ている人への問いかけの作品だと思う。
    いずれにしても、人が人の命を奪っていい理由はなく 平等な世界になる事を願っているが、何によって裁かれるのか?分からなくなる。ただ、寛容であれと思う…

  • テーマとかストーリーはとっても重要なものがあるけど、全体的に無難な作品だった印象がある。演出に中途半端なところがあって気がしていて、その感覚が「無難」というところに繋がっていくのかもなぁ・・・。しかし随分前に見たので、あやふやだー!

  • すごく迫力のある映画だった。
    見応えがあった!

    D・Wグリフィス監督の『國民の創世』は現代映画の基礎を築いた1915年の作品だが、KKKを英雄として描いてある歴史観の歪められた作品、らしい。町山智弘氏の『最も危険なアメリカ映画』で読んだ。
    それから百年、同じタイトルで今度は真逆の、黒人奴隷がいかに迫害され非人道的な屈辱的な虫けらのような悲しく辛く苦しく、ともかく酷い、酷すぎる扱いを受けたかを描いた作品としてリメイクされた。リメイクと言っていいなら。
    ここではナット・ターナーというひとりの実在の黒人奴隷の物語が描かれる。
    聖書を読み、奴隷たちの宣教師として、主人に従順たれという説教をしてまわる。が、やがて反乱を起こす。
    それまでにいかに黒人奴隷が酷い目に遭ったか描かれているので、反乱は当然のように共感できる。
    この反乱がなんらかの形で成功すれば物語としてカタルシスを得られると思うが、歴史上それはないことがわかっているので、ひたすら虚しい。

    黒人奴隷の歴史ではいろんな作品があるとは思うけど、私にとっては一番印象的なのは、むかし一世を風靡したテレビドラマ『ルーツ』だ。
    アフリカから拉致され、荷物のように船で運ばれ、奴隷として苦しめられながらも人間の尊厳を失わないクンタキンテとその子孫の生き方に、とても感動したものだった。
    今作も黒人奴隷に与えられた苦難の歴史としてとても印象的だった。

  • こころが震える

    剣を鞘におさめよ

    神に仕え 加護をもとめて生きることの美徳

    上下の貴賤が解かれる日に向けて

    彼等は立ち上がったのだった・・・

  • 知られざる(ただ勉強不足なだけ)米国南部奴隷の実情を、残酷なまでに描き出した問題作。伝説的な名曲”Strange Fruits”は何度も聴いたことあったけど、ここまでの映像化で突きつけられると、説得力ハンパない。奴隷を制御するのに黒人牧師をあてがうというルサンチマン的構図には考えさせられるし、聖書の悪用とその解釈をテーマにしているのも深い。ただ終盤、結局暴力には暴力で抗い、勧善懲悪的な演出に落ち着いてしまったのには眉を顰めざるを得ない。さらに監督とその友人の学生時代のスキャンダルを知ると、さらに眉を顰めてしまう。☆3

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