- 草思社 (2017年7月19日発売)
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感想・レビュー・書評
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日本はなぜ太平洋戦争をやったのか。
納得の行く答えを求めて、20年ほど前からゆるりと調べている。
10年ほど前に読んだ『ザ・コールデスト・ウィンター 朝鮮戦争』で、第二次世界大戦はスターリンの一人勝ちじゃね?という印象を抱いた。日本の外交を12才児と揶揄した熟練の人々はなにしてたのという印象である。
「それをつきつけられることは宣戦布告に等しいッ! ハル・ノートッ!!」についても聞き知ってはいたが、解釈する素養もなく遠巻きにウロウロしていた観がある。
なにを探しているのかということも漠としたままはじめ、手探りのまま歩き続け、本書に至って探しものを理解した。つまるところ、門外漢にもわかりやすい理由を探していたわけである。
本書の著者はハーバート・フーバー、米国の元大統領である。太平洋戦争開戦時の大統領であるルーズベルトは政敵であったようだが、政敵を貶めるために自国の恥を分厚く書き連ねるだろうか。
そう、本書は分厚い。腕が鍛えられるレベルの重厚感を備えたハードカバー、邦訳上巻だけで700頁くらいある。
権威をもって説を信じることの愚かさは、本書を読む動機となったことを思えば言わずもがなである(ガッコの教科書に納得してたら調べようとか思わない)が、とりあえずは本書を持ってひとまずは探求を区切っても良いと思える説得力は感じられた。
『アメリカの鏡・日本』を読んだのは2013年頃で、興味深く読み進めながらも、なんというか確信を得られずにいたように思う。本書を経て、そのへんのなにかが音を立ててハマったような感覚がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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