今夜、ロマンス劇場で DVD通常版

出演 : 綾瀬はるか  坂口健太郎 
  • ポニーキャニオン
3.46
  • (25)
  • (80)
  • (77)
  • (21)
  • (6)
本棚登録 : 401
感想 : 89
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988632504447

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2018年公開作品。期待しないで観ました。良い意味で裏切られました。きっとアイデアは、ウッディアレンの「カイロの紫のバラ」かなあ。「ローマの休日」も入ってるかなあ。北村一輝さんの演じた役は「蒲田行進曲」の銀ちゃんかなあ。昭和30年代の景色が懐かしい。特に電話ボックス、クルマ。映画館の風景、子供の頃に通った地元の映画館を思い出します。綾瀬はるかさんファンなら、垂涎の作品でしょうね。それから、この作品が加藤剛さんの最後の作品というのは感慨深いです。「砂の器」での天才作曲家 和賀英良を思い出します。個人的には鶴田忍さんが、チラッと出ていたのが嬉しかったです。マニアックが過ぎますかね。なんだかんだと語りましたが、面白かった。

  • 社会的距離的恋愛。

    とにかく綾瀬はるかが美しくて可憐で魅力的。
    ローマの休日やらニューシネマパラダイスやらタイタニックやら、映画愛にあふれてる感もよき。
    衣装も風景も、ハンサムガイもよき。
    願いを叶えて、最期に触れて消えたのではなく、世界が色づく脚本の結末がすてきだった。

  • 綾瀬はるかちゃんのための映画と言っていいのでは。とにかく美しい。かわいらしい。このお姫様に限らず、少し浮世離れした役でも彼女ならなぜか違和感なく見られてしまう。かと思えば海街diaryみたいな役もできてしまうし。普段のとぼけた感じも大好きです!
    ストーリーはベタといえばベタなのかもしれないけれど、そのなかでも「そうだったのか!」と心沸き立つ伏線があったり、切ない葛藤にうるっとさせられたり、ピュアでキュートなロマンス映画でした。二人の長かったであろう道のりを思うと切ないけれど、最後はよかったね…と思わずにいられません。加藤剛さんの清廉潔白なイメージがまた、互いに触れることなく貫き通した愛を間違いなく信じさせてくれました。素敵でした。

  • 映画館で見たかったけど忙しくてどうしても行けず…レンタル新作が出ていたので迷わず借りた。


    映画助監督の健司は近くの映画館を貸し切りにして、毎日同じ映画を鑑賞していた。ある日その映画に出演しているお姫様がこちらの世界に飛び出して来て…


    話の展開とか大体読めるんだけど、素直に楽しんで泣けた。やはり綾瀬はるかが魅力的。キャラクターももちろん、着ているレトロな衣装まで可愛くて。
    坂口くんも珍しく好青年な役。
    2人が出した結論がものすごい覚悟だなと感動したし、だからこそ最後のシーンもとてもよかった。

    北村さんのキザな役がとても好き。
    柄本館長も同じ経験をしていたという描写がちらほら出てくるのも、ちょっと胸が締め付けられた。

    あしかがフラワーパークの藤の花のシーンがとても美しかった。

    見てよかった。

  • ・映画の中の、もう亡くなった女性役者に焦がれる映画好きの純粋な青年
    ・少年が映画館に通い詰めて観ていたそのフィルムは売却が決まった
    ・そのタイミングで青年が名残惜しさを噛みしめるようにフィルムを観ていた晩に突然の雷と停電
    ・映画の中から人が飛び出てくる

    …と、映画好きならどこかで観たような?的要素の組み合わせなので、物凄くオリジナリティを感じる、という話ではないものの丁寧な造り込みによる映像美が好感度高し。

    冷静に考えると色々細かな点が気になるけど雰囲気重視でスルーするが吉…
    綾瀬はるかの衣装がやたら多い+レトロなデザインのものが多いのは監督さんの好み?

  • WOWOWで録画していたのを、観ました。映画の世界から飛び出して来たヒロイン。綾瀬はるかちゃんがとってもキレイだったな。愛する人に触れられないって辛すぎる。温もりを感じながら最後の二人はしあわせだったかな。

  •  白黒映画の中から飛び出てきた,主人公の男性憧れのヒロイン。
     彼女は,こちらの現実世界でもやっぱり白黒で,しかも映画の役通りのお姫様口調。主人公は,映画作りに関係するお仕事をしているのだが,なかなか芽が出ない…。
     銀幕の中のヒロインと現実の男性とのドタバタロマンスとも言えそうだが,見ているうちに,単なる笑いとはちがう,とても温かい気持ちが心の中に広がってくる。
     体に触れると二度と会えなくなる(ことになっているらしい)二人が,どのような恋愛を形作っていくのか。それは,普通の恋愛とどうちがうのか。
     そして,二人の結末は…。
     高齢になり,死期を間近に迎えた主人公の男性の語りは自分が若い頃に作った映画用の台本で,それがこの映画の台本でもあるのだが,その台本の続きを書き出すことで,この映画内映画は結末を迎えていく。
     銀幕の中の世界は,往生した世界と同じなんだろうか…そんな気分にもなる,不思議な映画だった。

    《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
     綾瀬はるか、坂口健太郎共演。スクリーンから飛び出したモノクロ映画のヒロインと、映画監督を夢みる青年の次元を超えた恋を描くロマンチック・ラブストーリー。映画会社で助監督として働く健司は、通い慣れた映画館の映写室で古いモノクロ映画をみつけ、映画に登場するお姫様・美雪に思いを寄せていた。そんな健司の前に、ある日突然、美雪が現れる。その日から2人の不思議な同居生活が始まるが、美雪にはある秘密があった…。

  • 優しいせつないファンタジー。綾瀬はるかがこんなにクラシカルな装い似合うと思わなかった。最後はハッピーエンド無理だろうなあと思ったけど、これはこれでハッピーエンド。ダブルで。一緒に年を取れる。触れ合える。それは幸せなことなんだよね。コロナ渦で観ると余計にそう思う。誰も意地悪じゃなくて、映画の幸せな時代だなあ。忘れられた淋しさを知ってる姫が、愛しい人と結ばれて良かった(´;ω;`)北村一輝がここでもいい味出してた!大スターの貫禄だわ。セクシーガイシリーズ観たかった〜(;´Д`)これが加藤剛遺作って、とてもふさわしい。すごく好きな映画だわ。

  • 色んな映画のオマージュ詰込み映画。
    多分、この映画、無駄に長いけど20分くらいでまとめられると思う。PVみたいにダイジェストで。
    ニューシネマパラダイスもラストの映画のつなぎキスシーンだけでお腹一杯になれるし。

    ラスト、ローマの休日風な感じだけど、綾瀬が出てるとカラーになった瞬間とかテレビのCMかと錯覚してしまう。

    しかし、モノクロに赤はいいね。シンドラーの赤い少女を思い出す…

    取り留めないけどまずまずの映画でした。

  • ラストシーンがいいな。
    と思えた作品。
     
    白黒映画から飛び出してきた時の合成映像はいいですね。
     
    基本、『いい人』しかいない映画。
    北村一輝のスターも、むっちゃいい人だしね。
     
    コロナ禍のいま、ソーシャルディスタンスが叫ばれる中、ほのぼとしたい時におすすめの映画です。

  • ローマの休日ぽく、ただおとぎ話のようなのかなと思ったら、全然違って、たくさん泣きました。
    予想外なエンディングも好み。

    モノクロの世界から飛び出たお姫様が、色とりどりなこの世界を見て感動するシーン。色を味わえるってしあわせなんだ気づけたし、映画のようにいつも全く同じことの繰り返しはつまらないけど、何1つ同じことのない私の生活はしあわせなんだと、愛を発見。
    綾瀬さん可愛いし、守人のバルサを思わせるシーンにも笑った!
    坂口さんはとと姉ちゃんの役みたいでかわいい。
    北村さん演じるスタアは、北村さんにしかできないのではないかしら。イケメンな中身がかっこいい。

  • 映画のヒロインに恋をして、彼女と一生を添い遂げた青年のお話。
    現実世界の目の前に現れた彼女は、だけど触れると消えてしまうという設定。
    このもどかしさを青年がいかに消化(昇華?)するかがお話のテーマだったかな。

    綾瀬はるかお目当てで観た。
    真面目でしっかりものの綾瀬はるかだった。
    コメディアンヌ綾瀬はるかを期待していたのだけどね。

    本多翼が一番役得だったかな。可愛くて可憐に映っていた。

    純粋な愛を描いた良いお話だったけど、感動しきれなかったのは何故か考えた。
    ヒロインはお姫様なので青年を「しもべ」と呼ぶけど、終盤でようやく「ねぇ、健司」と呼んだ。
    血が通った瞬間だった。でも もう少し早くて良かったかな。
    どっぷり感情移入した状態で、貸し切りのロマンス劇場での二人~健司の病室での二人~大広間での求婚と続く
    あのラストシーンの展開を迎えてたら感動ひとしおだったかも。

  • 昭和を感じられる。

  • 前半は少し入り込めない感があったが、後半からはグッと引き込まれ、涙を誘われた。
    ガラス越しのキスが、綾瀬はるかの世界の中心で愛を叫ぶを思い出した。

  • BSシネマにて鑑賞

  • 気軽に観られそうな映画ないかなぁと思って選んだ作品です。

    劇中ではさりげなく「ニューシネマ・パラダイス」「ローマの休日」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「また逢う日まで」などなど、過去の名画へのオマージュがちりばめられています。
    なんとなくどこかで観たことのあるシーンが全く同じというわけではなく、心地よく溶け込んでいて、とても懐かしい感じがしました。
    また、この映画の時代設定は1960年で、カラーテレビが始まったのが1958年。そのため映画の観客数が急激に減り始めるまさに変換期でした。時代の変化と共に忘れられていった映画たちへの想いが込められているそうです。
    私は、もうずいぶん前になりますが、一時期白黒映画を手当たり次第に観ていた頃がありました。この映画を観ていたら、その頃観ていた映画のことを思い出しました。
    また、白黒からカラーになっていくところは『カラー・オブ・ハート』を思い出したり、そんな小さな発見をしていくような面白さもありました。

    タイトルにもなっている「ロマンス劇場」の舞台となった映画館は、約20年前に閉館となった栃木県にある劇場をレトロでカラフルな映画館に変貌させたそうです。このロマンス劇場がとてもかわいらしくて行ってみたくなりました。
    そのほかにも、映画全体を通して、色についての仕掛けがされているそうです。
    この作品の中で「色」はとても重要な意味を持っているのですが、綾瀬はるかさんが演じる美雪の衣装は、白黒のドレスも合わせると全部で25着にもなるそうです。もちろん色の表現にも徹底してこだわったということです。
    色のセンスのよさはもちろんですが、デザインもレトロでかわいらしく、綾瀬さんにとても似合っていました。

    美雪を演じる綾瀬はるかさんは、ローマの休日のヘップバーンのように、とてもキュートでした。
    健司を演じる坂口健太郎さんのピュアな青年と晩年を演じる加藤剛さんが本当に同一人物のように感じられる素晴らしさがありました。それがあってこその素敵なラストシーンに繋がります。

    ストーリーそのものはベタでもありますが、予備知識もなくなんとなく観た映画だったにもかかわらず、観て良かったなと思えた作品でした。こころがあらわれるというか、ふわっと軽くなるような映画です。

  • 2回目の視聴。
    最初は、しょうもない内容だと思ってたけど、後半から面白くなってきてお気に入りの映画となりました。
    何といっても綾瀬はるかさんが、綺麗でかわいい❤️

    「ローマの休日」
    「オズの魔法使」
    「カイロの紫のバラ」
    「キネマの神様」
    マキノ監督の目玉の松ちゃんの映画とか

    のテイストが少しづつあるなぁ。

  • 綾瀬はるかは美しいのだが、「ローマの休日」のオマージュをやってばっちりはまる人なんていませんよ。

    ストーリーはディズニーよりも単純。
    誰でも思い付くラストが2種類用意してあって、どちらでもお好きな方をどうぞ、という仕組みになっているのはよかった。

    モノクロからカラーに変わる演出も良い。

    当て馬の女の子可愛かった。

    野暮なことをつっこむけれども、
    直接触れる…×
    ガラス越しに触れる…○
    片方手袋+ハンカチの端と端とを掴む…○
    ということであれば、お互いに手袋していれば触れあい放題なのではないか?そりゃあそこに賭けて試すわけにはいかないのはよく分かりますがね

  • 綾瀬はるかが美しすぎる。

  • 録画予約していた番組が終わってもそのままにしていて、違うものが録画されているというあるあるで見てしまう。
    …が?
    それだけでは興味なかったら消してしまうところだが、宝塚でも舞台化したとあって、見ちゃったね。
    だって、宝塚で舞台化ってことは、結構いい感じのファンタジーラブストーリーってことでしょう?、…である。(^^;)
    (なるほど、サブタイトルにそれを入れる意味はそういうことか、と自分の行動を見て思っちゃう。(笑))

    綾瀬はるか、好きな女優さんのひとり。決して演技がうまいとは思わないんだけど、魅力ある子だよねぇ~。
    彼女の魅力が存分に発揮されてる映画だと思う。

    加藤剛さんが出てて、あれ?亡くなりはったのいつだっけ?と思わずググってしまった。これが遺作になってはったんやねぇ…。(-人-)

全75件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1985年広島生まれ。2004年にドラマ『世界の中心で愛を叫ぶ』でヒロインに抜擢され、以後、ドラマ、映画と数々の作品に出演。

「2020年 『ハルカノイセカイ 02』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×