このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • キャリアについて迷ったときに繰り返し読んでいる本。今の会社にいた方がいいのか、転職した方がいいのかは答えのない問題なので一人で考えるとぐるぐる答えが出ないし、かといって家族や友人に相談するのも違う気がする…そんなとき、この本が考え方の道筋を示してくれた。

  • これまで何冊も転職の本を読んできたが、目先のテクニックや年収を上げる方法ばかりにフォーカスされていて自分にはしっくりこなかった。しかしこの本は本質的に中長期視点でキャリアを設計するためのフレームワークがたくさん掲載されており、とても参考になった。

  • 転職を具体的に考えてなくても、自分のマーケットバリューとは?自分にとって仕事とは?この会社でこの仕事をすることでどういうバリューを得られる?その先は?と考えるきっかけになる。

    普通の人こそポジショニングが大事。専門知識より経験!あと普通の人にやりたいこと(to do)なんてないのが当たり前。大事なのは心から楽しめる状態(being)だって知って、スッと心が軽くなった。やりたいことが見つからないどうしよう。じゃなく、どうありたいか、の目標でいいのだ。これを知れたことは本当によかった。

    迷ったら、自分を嫌いにならない選択肢を取る事。未来のマーケットバリューを高めることを選ぶ事。意味のある意思決定は必ず何かを捨てることを伴う。100%失敗するのは腹を括るべきタイミングで覚悟を決めれなかった時!
    選ぶ勇気じゃなくて捨てる覚悟だね、結局。

  • 私は転職を複数回経験していますが、本書のメッセージである、すべての働く人が「いつでも転職できる」ようになること、そのためのキャリアアップや転職には非常に共感しました。
    ストーリー仕立てで読みやすく、30歳前後で転職するひとの悩みのポイントごとで、考えるヒントがよく分かります。
    パターンとして多いであろう大手からベンチャーへの転職の際に気をつけるポイントや、転職エージェントの選び方、伸びる業界の見分け方などの具体的に役立つTipsから、「転職がより当たり前な社会をつくる」という大きなビジョンまで語られており、読み物としても面白かったです。
    これから転職する予定の人だけではなく、すべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊です。

  • ■マーケットバリューを知ること。
    「人的資産」「技術資産」「業界の生産性」
    二つ以上持っているのがバリューが高い

    ■技術資産 人的資産 業界の生産性
    ○「専門性」と「経験(職種に紐づかない技術)」で構成される
    ○20代は専門性 30代は経験 40代は人脈 をとれ。
    ○伸びている業界で働け
    ○仕事にはライフサイクルがある

    ■伸びるマーケットを見分ける方法
    ○ベンチャーが参入している業界
    ○既存業界の非効率をつくロジックに注目
     いずれ100万人が参加するゲームに最初に参加する

    ■会社選び
    「マーケットバリュー」「働きやすさ」「活躍の可能性」
    論点を明確にする
    効果的な質問
    「どのような人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか」
    「今一番社内で活躍し評価されている人はどんな人物か。なぜ活躍しているのか」
    「中途で入った人で活躍している人はどんな部署を経てどんな業務を担当しているのか」
    いつでも転職できる人間がいつまでも転職しない会社が最高

    ■ベンチャーの選び方
    ○競合はどこか、競合も伸びているか。
    ○経営陣以外の社員は優秀か
    ○同業他社からの評判は
    ○面接時の好評価点、懸念点を効く

    ■いいエージェントとは
    ○面接のFBをくれる
    ○案件ベースではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるか
     という視点でアドバイスをくれる
    ○企業に回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
    ○ほかにいい求人案件はないですかという質問に粘り強く付き合ってくれる
    ○社長や役員などと強いパイプがある

    ■会社選びに注意すべき点
    ○いい会社といい転職先は必ずしも一致しない
    ○エージェントが強く勧めるのには理由がある
    ○どんな人材でも回るビジネスモデルの会社ではマーケットバリューは上がりづらい
    ○中途を活かす文化があるか。役員が新卒で固められていないか
    ○自分の職種が会社の強みと一致しているか
    ○経営陣のバックグラウンドを調べる

    「消去法で残っている社員にいい仕事はできない」

    ■転職に迷ったら
    ○マーケットバリューと給料は長期的には一致する。
     今の給料は低くてもマーケットバリューが高まる会社に就け

    ■パートナーへの説得
     ①ロジック②共感③信頼

    ■仕事で楽しむ人は二種類
    ○to doに重きを置く人
    ○to beに重きを置く人 こちらがほとんど

    仕事を楽しむためには「マーケットバリューがあること」「仕事内容とマーケットバリューが釣り合っていること」
    ①マーケットバリューを高めること
    ②小さな嘘を最小化すること
    が重要

    to be型はストレスなくできている仕事に重きをおいて、職を探す
    ラベルを作る

  • 少し前に話題になった本。キャリア系の話をするために読んだ。物語形式になっていて読みやすい。
    ポイントポイントもまとめノートになっているので、あとから見ても見直しやすいかも。

    目次
    はじめに:転職には、情報ではなく「思考法」が必要だ

    1章:このままでいいわけがない。だが……
    -「漠然とした不安」の正体を解明する
    大企業から消える元エリートサラリーマンの末路
    転職は人生で始めての「捨てる意思決定」

    2章:すべての仕事はいつか消える。伸びる市場に身を置き続けろ
    -「一生食える」を実現する4つのステップ
    【STEP1:自分の「マーケットバリュー」を測る】
    マーケットバリュー=技術資産×人的資産×生産性
    【STEP2:今の仕事の「寿命」を知る】
    すべての仕事に存在するライフサイクルの構造
    【STEP3:「強み」が死ぬ前に伸びる市場にピボットする】
    才能は不平等だが、ポジショニングは平等だ
    【STEP4:市場の中から、ベストな会社を見極める】
    「中途で入るべき会社」と「新卒で入るべき会社」は違う

    3章:「転職は裏切り」は、努力を放棄した者の言い訳にすぎない
    -成長が止まった企業で起きる内紛
    消去法で会社にいる者に絶対にいい仕事はできない

    4章:あなたがいなくなっても、確実に会社は回る
    -残される社員、ついてくるパートナーとどう向き合うか
    転職後期の「今の会社に残ってもいいかも」という迷い
    パートナーへの相談はロジックではなく「共感」で攻めよ

    5章:いつから「仕事は楽しくないもの」に成り下がったのだろうか?
    -生きる「手段」としての仕事、「目的」としての仕事
    ほとんどの人に、「心からやりたいこと」なんていらない
    緊張と緩和のバランスを整えよ

  • あまり期待していなかったから、という訳ではなく本当に面白かった。ストーリー仕立てになっていたため、とても読みやすかった。現在57歳の自分でさえ、転職について前向きに考えられるようになる。
    ■マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性
    ■仕事のライフサイクル=代替可能性とイス(雇用の数)
     で決まる
    ■複数のベンチャーが参入し、各社伸びている

    少しの間、参考書として手元に置いておきたい。

  • 転職する時の心構え。
    彼女が転職するので、手助けになるかなと思い読んだ。

    転職する時、どの会社がいいのか?全員が悩む事だろう。
    その時、目先の福利厚生、人事の人柄などに釣られない。誤った選択をしないための思考法をストーリー形式で紹介している。

    ストーリー形式なので、読みやすい。

    もっと市場価値をあげたいと思う人にオススメ。ほどほどでいいやと言う人にはくどく感じる所もあるかも。(そういう人はそもそも読まないと思うが)


    結局彼女に伝える前に別れてしまったので、本来の目的は果たせなかったが、自分自身の役には立ったからいいかなあぁぁぁぁあTAT

  • 2023/3/16 読了

    本格的に転職を考え始めたので読書。
    とても良書で印象に残った点は3つ。

    ①世の中の人は何かをやりたいto do型よりも、どうありたいかというbeing型が99%
     やりたいことがないは異常なことではなく、当たり前に起こる現象なのだと、肩の荷が降りた。
    ただ、「小さなやりたいこと」は持っている人が多いので、その芽を育てようと思えた。

    ②技術資産は経験と専門性から成り立つ
     特に30代は経験を取れという言葉も刺さる。また専門性は他の会社でも役に立つこと(本書では法人営業など)とのことから、自身の専門性を棚卸、なければ今からでも付けていこうと思えた。

    ③本当の失敗とは
     腹を括るべき時に括れないでいること、起こした行動に対する良し悪しはどんな形であれ経験になる。悪い意味での先延ばしに対する危機感が生まれた。

    本書最後の「伸びている市場に身を置け」が心に刺さった。

  • 転職を検討した時に読んだ本。

    ストーリー形式で自分の仕事からの棚卸、使えるカードを選ぶ方法を
    すんなり習得できます。

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著者プロフィール

株式会社ワンキャリア取締役最高戦略責任者。作家。
1987年兵庫県生まれ。神戸大学卒。2010年博報堂入社。経営企画局・経理財務局で全社戦略に関わる業務を担当。13年退職後、米国・台湾留学。15年ボストン・コンサルティング・グループに就職。情報通信・公共セクター・総合商社等のコンサルティング業務を担当。16年ワンキャリアに参画。

「2023年 『マンガ 天才を殺す凡人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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