このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 [Kindle]
- ダイヤモンド社 (2018年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (233ページ)
感想・レビュー・書評
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キャリアについて迷ったときに繰り返し読んでいる本。今の会社にいた方がいいのか、転職した方がいいのかは答えのない問題なので一人で考えるとぐるぐる答えが出ないし、かといって家族や友人に相談するのも違う気がする…そんなとき、この本が考え方の道筋を示してくれた。
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これまで何冊も転職の本を読んできたが、目先のテクニックや年収を上げる方法ばかりにフォーカスされていて自分にはしっくりこなかった。しかしこの本は本質的に中長期視点でキャリアを設計するためのフレームワークがたくさん掲載されており、とても参考になった。
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私は転職を複数回経験していますが、本書のメッセージである、すべての働く人が「いつでも転職できる」ようになること、そのためのキャリアアップや転職には非常に共感しました。
ストーリー仕立てで読みやすく、30歳前後で転職するひとの悩みのポイントごとで、考えるヒントがよく分かります。
パターンとして多いであろう大手からベンチャーへの転職の際に気をつけるポイントや、転職エージェントの選び方、伸びる業界の見分け方などの具体的に役立つTipsから、「転職がより当たり前な社会をつくる」という大きなビジョンまで語られており、読み物としても面白かったです。
これから転職する予定の人だけではなく、すべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊です。 -
■マーケットバリューを知ること。
「人的資産」「技術資産」「業界の生産性」
二つ以上持っているのがバリューが高い
■技術資産 人的資産 業界の生産性
○「専門性」と「経験(職種に紐づかない技術)」で構成される
○20代は専門性 30代は経験 40代は人脈 をとれ。
○伸びている業界で働け
○仕事にはライフサイクルがある
■伸びるマーケットを見分ける方法
○ベンチャーが参入している業界
○既存業界の非効率をつくロジックに注目
いずれ100万人が参加するゲームに最初に参加する
■会社選び
「マーケットバリュー」「働きやすさ」「活躍の可能性」
論点を明確にする
効果的な質問
「どのような人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか」
「今一番社内で活躍し評価されている人はどんな人物か。なぜ活躍しているのか」
「中途で入った人で活躍している人はどんな部署を経てどんな業務を担当しているのか」
いつでも転職できる人間がいつまでも転職しない会社が最高
■ベンチャーの選び方
○競合はどこか、競合も伸びているか。
○経営陣以外の社員は優秀か
○同業他社からの評判は
○面接時の好評価点、懸念点を効く
■いいエージェントとは
○面接のFBをくれる
○案件ベースではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるか
という視点でアドバイスをくれる
○企業に回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
○ほかにいい求人案件はないですかという質問に粘り強く付き合ってくれる
○社長や役員などと強いパイプがある
■会社選びに注意すべき点
○いい会社といい転職先は必ずしも一致しない
○エージェントが強く勧めるのには理由がある
○どんな人材でも回るビジネスモデルの会社ではマーケットバリューは上がりづらい
○中途を活かす文化があるか。役員が新卒で固められていないか
○自分の職種が会社の強みと一致しているか
○経営陣のバックグラウンドを調べる
「消去法で残っている社員にいい仕事はできない」
■転職に迷ったら
○マーケットバリューと給料は長期的には一致する。
今の給料は低くてもマーケットバリューが高まる会社に就け
■パートナーへの説得
①ロジック②共感③信頼
■仕事で楽しむ人は二種類
○to doに重きを置く人
○to beに重きを置く人 こちらがほとんど
仕事を楽しむためには「マーケットバリューがあること」「仕事内容とマーケットバリューが釣り合っていること」
①マーケットバリューを高めること
②小さな嘘を最小化すること
が重要
to be型はストレスなくできている仕事に重きをおいて、職を探す
ラベルを作る -
あまり期待していなかったから、という訳ではなく本当に面白かった。ストーリー仕立てになっていたため、とても読みやすかった。現在57歳の自分でさえ、転職について前向きに考えられるようになる。
■マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性
■仕事のライフサイクル=代替可能性とイス(雇用の数)
で決まる
■複数のベンチャーが参入し、各社伸びている
少しの間、参考書として手元に置いておきたい。 -
転職する時の心構え。
彼女が転職するので、手助けになるかなと思い読んだ。
転職する時、どの会社がいいのか?全員が悩む事だろう。
その時、目先の福利厚生、人事の人柄などに釣られない。誤った選択をしないための思考法をストーリー形式で紹介している。
ストーリー形式なので、読みやすい。
もっと市場価値をあげたいと思う人にオススメ。ほどほどでいいやと言う人にはくどく感じる所もあるかも。(そういう人はそもそも読まないと思うが)
結局彼女に伝える前に別れてしまったので、本来の目的は果たせなかったが、自分自身の役には立ったからいいかなあぁぁぁぁあTAT -
転職を検討した時に読んだ本。
ストーリー形式で自分の仕事からの棚卸、使えるカードを選ぶ方法を
すんなり習得できます。