犬心 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋 (2016年2月10日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • ハードな人だな、とこの方の本を読むたび思う。
    文章が硬質なんだなって感じがする。
    そして少し強い。
    犬のタケに対しての愛情は溢れんばかりであるものの、命を見つめる目は冷静。そこが強く見えるのかなと思う。

    犬の最後を看取ることの精神的、物理的ともにいかに大変であるかが描かれていて、切ない気持ちになるものの、硬質な文体で俯瞰で描いているので泣けてしまう、という感情とは少し違う思いになる。

    私も愛犬を亡くしてこれを読んだのだが、うちの子は病気を発症したのもまだそんなに衰える前で、さらに発症して数ヶ月で逝ってしまったので重ねて共感する、という感じにはならなかった。
    でも、人生のひとときをともに過ごした愛犬を、色々な形で見送る、その過程での思いを知ることは大きな慰めになった。

    私はウエットな性質で、伊藤比呂美さんのようにはなれないけれど…
    また喪われることを覚悟の上でまた新しい命を迎え、これからの人生のひと時をともに過ごしていくことになった。

    いずれまた来る別れに際したときにこの本を開くんだろうと思う。大事にしたい本なのに絶版?
    手に入れるのが大変だった…

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。詩人、小説家。78年、詩集『草木の空』でデビュー、同年現代詩手帖
賞受賞。80年代の女性詩ブームをリードし、「育児エッセイ」分野も開拓。2018年から21年、早稲田大学教授。06年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞、15年早稲田大学坪内逍遙大賞、19年種田山頭火賞、20年チカダ賞、21年『道行きや』で熊日文学賞を受賞。父の最後の三年半を綴った『父の生きる』ほか、『読み解き「般若心経」』『切腹考』『いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経』『森林通信 鷗外とベルリンに行く』『野犬の仔犬チトー』『対談集 ららら星のかなた』(谷川俊太郎氏との共著)など著書多数。

「2025年 『わたしのおとうさんのりゅう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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