さよならクリームソーダ (文春文庫) [Kindle]

  • 文藝春秋 (2018年6月8日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 言葉選びがとにかく綺麗だった。出会えて良かった作品の一つです。

  • 美大生の友親と良く似た境遇の若菜先輩とその2人を取り巻く女性達との結構どろどろした物語でした。

    友親がしつこい。自分の言動に『なんでこんなことしか言えないんだ』とか『若菜さんならもっと気の利いたこと言えるのに』とか読んでて、はいはいまたですか。。の繰り返し。10代だもの気の利いたこと言えなくて当たり前だしそんな暗くならなくても。。と思ったら大きな闇を抱えてた。
    その闇が気持ち悪くて吐きたくなった。この作者さん。。好きじゃない。

    自殺未遂の場面も『俺のせいでまた死へと向かってしまった』とかあなた、人が死のうとしてるのにまた自分責めですか?反省は後からしてとにかく止めようよ。。。

    読後も爽快感などなく(主人公は勝手に明るくなってたけど)タイトルのクリームソーダも最後に出てきてちゃんちゃんって感じでほんとに。。ごめんなさい。つまらなかった。

  • 美大入学を機に上京した友親に同じ寮に住む先輩若菜は親身に優しく接する
    二人にはそれぞれ心に負った傷があり秘密を抱えていた
    家族との軋轢、才能に対する渇望・嫉妬が入り混じる

    ダブル主人公で現在と過去を行きつ戻りつしながら話は進んで行く
    大分前に読み終わっていてもうすでに内容が朧げ…
    さほど、強烈な印象が残ったわけではない
    読みやすかったのでさらさら読み進めることはできたけど

  • 大学生特有のモラトリアムを味わえる小説でした。夏に読みたい一冊。

  • 額賀さんの言葉選びがすごく好みでした。
    私はまだ語彙力が乏しいので、難しい言葉がある度に調べて、意味を咀嚼しながら読み進めました。
    読み間違えも無くなり、今まで何となく理解したつもりだった熟語等も、本当の意味を知りながら読むことが出来ました。
    そうすることで、この話の面白みが深まったような気がします。

  • 芸大という共通点があるので、読んでいて面白かった。
    私も本気で絵を描こうと思えた
    まさかの結末に涙が出そうになった

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著者プロフィール

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2015年、「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』と改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞する。著書に、『ラベンダーとソプラノ』『モノクロの夏に帰る』『弊社は買収されました!』『世界の美しさを思い知れ』『風は山から吹いている』『沖晴くんの涙を殺して』、「タスキメシ」シリーズなど。

「2023年 『転職の魔王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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